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第17話 変わらなかった環境と、続いていく呼び名
小学校での出来事もあり、他校の生徒も集まる中学校という環境に、私は強い不安を抱いてた。
この頃には、人見知りもさらに激しくなり、毎日のように
「中学校なんて行きたくない!」
と嘆いてた。
私が通ってた中学校は、とにかく校則が厳しいことで有名だった。
先輩後輩の上下関係は絶対で、たとえ苦手な相手でも、すれ違えば挨拶するのが当然とされてた。
『帰宅部』という選択肢はなく、どこかの部活に入るのが必須とされ、持ち物も白黒が基本だった。
それでも母は、
「中学校に行けば、環境も変わるから!」
と何度も言い、私はその言葉を信じようとしていた。
本当は、中学校の入学式なんて行きたくなかった。
それでも、中1の1学期は、なんとか歯を食いしばって、頑張って通ったが、現実は母の言葉とはまったく違っていた。
小学校の頃よりも、私へのいじめは、さらにエスカレートしていった。
面識のない男子まで私を
「お化け」
と呼ぶようになり、その呼び名はまるで、呪いのように私を追いかけてきた。
新しい環境に変わっても、私の世界は何ひとつと変わらなかった。
むしろ、より苦しく、より孤独になっていったのでした。




