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灯りの記録 〜幼少期から実家を出るまでの記録 番外編〜  作者: なかみね ひまり


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第12話 常識の通じない人


私の通ってた小学校では、少し変わった掃除の仕組みがあった。


運動会で形成される『団』によって、掃除の班も決まり、年に1度、その組み合わせも変わるという制度だった。



ある年、よりによって私は


『あまり関わりたくない相手』


と同じ掃除の班になったことがあった。


その相手は、私が小4の時、6年生だった女。


この人は、同級生からも、他学年からも嫌われていて、問題児と呼ばれるような存在。しつこくて、常識外れなところがあり、関わると振り回されるタイプの子だった。



小1の時に1度だけ、遊んでもらったことがあり、その時はそこまで悪い印象はなかったけど、学年が上がるにつれて、彼女の


『しつこさ』


が目立つようになり、すれ違うだけでも嫌になるほど、苦手になっていった。



だけど、掃除の時間になると、どうしても顔を合わせなければならず、掃除をしに来ているはずなのに、彼女は毎回、私に絡んできては、邪魔をしてきた。


私は次第に避けるようになったが、それが気に入らなかったのか、今度は嫌がらせが始まった。



班の女の子たちを集めて、私の悪口を吹き込んだり、私と仲の良い友達にわざと、私に聞こえるように


「あいつって、ウザいところあるよね」


と、私を悪者扱いするような言い方をしてきた。



それでも、彼女には気まぐれな一面があり、気持ちが落ち着くと、突然、謝ってくることもあった。


私はそのたびに許してたが、しばらくすると、また嫌がらせが始まり、謝っては繰り返す日々。


そのせいで、掃除の時間が、本当に嫌になっていった。


その状況にどうしても耐えきれず、担任の先生に相談したところ、私と同じ団の同級生と、掃除班を変えてもらえることになった。



だけど、本来なら、嫌がらせをしてきたこの女と、この女の同級生が班を変わるべきなのに、


「なぜ、私が変わらなければならないのか?」


その疑問が、ずっと心に残り続けていたのでした。


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