008話 王家からの招待状。
この作品を選んで、お読み頂きありがとう御座います。
この物語はフェイクションです。
物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。
レティリアはルズヘルト王国との終戦後5日が経った午後の執務室でBL小説のタイトル『赤と白銀の友愛』の執筆に没頭としていた。
「奥様、旦那様がお帰りになりましたわ」
「えっ、チョッと早くない、ヤバい直ぐに片付けないと・・・」
レティリアは直ぐに書いていた小説の原稿を机の引き出しに仕舞った。
「レティリア、帰ったぞ」
「旦那様お帰りなさい」
レティリアは椅子から立ち上がりティアスに抱き付き出迎える。
ティアスは抱き付いて出迎えたレティリアを抱き抱えると、カティスが先導して夫婦の寝室へ連れて行こうとしてるのをレティリアは慌てる。
「旦那様、いったいどこへ行くのですか、下ろして下さい」
「夫婦の寝室に行くんだよ、早く愛おしい嫁と『婿の務め』がしたくてな早く帰って来たんだ」
「えっ、真昼間からですか、夜まで待てないのですか」
「待てん、行くぞ、カティス寝室のドアを開けてくれ」
「御意、はい、どうぞ」
「カティス、助けてよ、お願い~」
「奥様、頑張ってください」
カティスは奥様に一礼をしてドアを閉めると、後を付いて来たソフィアと目が合う。
「カティス様、これはいったいどう言う事ですか」
ソフィアはあまりに予想外の展開に戸惑い、カティスに事情を問い質す。
「いいや、主は東の砦にいる間ですが、早く嫁と会いたいと仰っておりまして、だいぶ欲求不満が溜まっていた様です」
「それは確かに毎晩のように致してましたから、気持ちは分からないでもないですけど、奥様は魅力的ですものね」
ソフィアは顔を赤らめカティスを見つめると、思わず変な方向で想像を膨らませていた。
カティスはソフィアに見つめられ顔を赤らめているのを見て、思わず可愛いと思ってしまい視線を逸らして執務室の方へ歩いて向かった。
寝室の中ではティアスが嫁を床に下ろすと直ぐに抱きしめて、ワンピースの背中越しに付いているファスナーを下してワンピースを脱がす。
肌着姿になった嫁をベッドに押し倒し、肌着を脱がせると素早くディープキスを交わし、胸を揉みながらブラジャーを外すとパンティーも素早く脱がしで丸裸にされる。
「旦那様~、まだ昼間ですよ~、ちゅっ♡うっんん、うんん・・」
「煩い魅力的な嫁が悪い、チュッ♡うっんん、うっんん・・・」
その後は夕飯の時間になっても終わらず、レティリアは茫然としつつも旦那様が自分に夢中になられていることに幸せな気分になっていた。
漸く解放されて二人でシャワーを浴びて部屋着を着てから遅めの夕飯を摂る為にダイニングルームに行き席に着くと、執事のエバンからティアスに封書とカッターナイフが乗せてあるトレイが渡された。
「旦那様、どこからですか」
「はぁ~、王家からだな・・招待状だな、嫁とカティスを連れて16日に登城するようにとあるな」
「えっ、私もですか、何でですかね」
「あぁ、そりゃ、俺の嫁だからだろう、嫁の為人を見たいだろう、それと言っとくがな公爵家も王家の一族である事には変わりが無いからな忘れてるだろう」
「あっ、そうでしたね、すっかり忘れてましたわ」
「嫁よ少しは自覚を持ってくれよ、しかし面倒だな、しかもカティスもか」
「う~ん、こうなったらソフィア、カティスと結婚なさい。これは命令です。何時までもカティスが独り身では王家から婚約者を当てが割れて独立させられそうだもの」
「あぁ、それが好いな、隙は埋めておいた方が良いな。カティスも好いな」
「そうね、それにソフィアには私の子の乳母になって貰いたいもの、今晩から子作りしなさい」
「御意、分かりました。しかし私で好いのでしょうか」
カティスはソフィアを見て不安そうな表情で意思確認をする。
「はい、奥様の命なのでお受け致します。これから末長く宜しくお願いします」
ソフィアは秘かに違った意味で好いていたので、カティスとの結婚を前向きに受けることにした。
「うふふ、案外お二人ともお似合いの夫婦に成ると思うわ」
レティリアは自分だけ旦那様と子作りさせている事に不満があったので、侍女でもあり幼馴染の友人でもあるソフィアを道連れにした。
レティリアはソフィアとカティスの結婚が纏まり、執事のエバンに命じ婚姻契約書を用意させて、その場で二人に婚姻契約書にサインさせてティアスが当主としてサインをして二人の結婚が成立した。
「まぁ、二人の結婚式の日取りは明日教会に確認して決めましょうか」
レティリアは速やかに二人の結婚式を挙げて、それから王都へ行く腹心算で考えていた。
その晩は客室の一室を宛がいカティスとソフィアに初夜を済ませる様に命じ、明日には敷地内に在る従者のファミリー向けの別邸に引っ越しの手筈を整えた。
ソフィアは公爵家の縁戚の家柄の出であり、銀髪の黄色の瞳のはかなげに美女で胸はEカップと巨乳であり19歳となったばかりなので、カティスの嫁としても申し分なかった。
二人の初夜は滞りなく無事に済み、翌朝二人で早く起きシャワーを浴びた後に身支度を整え、血の付いたシーツを交換し洗濯に出してから何時もの業務をする為に二人で向かった。
カティスとソフィアの結婚式は二日後に身内と職場の友人を招待をして盛大に教会で挙げ、邸内の宴会場で披露宴を行った。
その3日後にレティリアは旦那様とカティスとソフィアの4人で魔導車に乗って王都へ向けて出発し、留守の間は母親のリビアンス夫人に執務を任せた。
レティリアは魔導車を飛ばして街道を走り、途中の街で1泊して翌日の昼には王都に到着して、キリアス商会が経営する宿屋で1泊した。
その翌日に国王ユグリスとの謁見する日時に間に合うように宿屋からは馬車に乗り登城し、レティリアとティアスとカティスは妻のソフィアを連れて国王との謁見に臨んだ。
ティアスは妻のレティアを連れて国王ユグリスに前に立ち止まり二人で礼を行い、その後方でカティスとソフィア夫妻も並んで礼を執る。
「表を上げて、楽にしたくれ、・・・そなたがティアスの妻レティリアか」
「はい、陛下、お初にお目に掛かり光栄で御座います。ティアスの妻レティリアで御座います」
「そうか、それでカティスの隣に居るのは誰なのだ」
「はい、私の妻のソフィアと申します。先日結婚致しましたので、陛下にご報告する為に連れて参りました」
「ほぉ、どう言った家柄の出なのだ」
「それは私の方からご説明しても宜しいですか」
「うん、構わん」
「公爵家の分家筋の出で御座います。私と専属侍女を致しておりまして、いずれは我が子の乳母をして頂こうと考えております」
「そうか、まぁ、良いだろう、それでだ今回の武勲でキリアス公爵公には王都に屋敷を使わす。それとカティスには子爵位を与える同時に直轄地のディスモント領を与える。好いな」
国王ユグリスはティアスに王都の屋敷を与え住まわせ、カティスには公爵領の隣の公爵家を監視する為に有していた直轄地を供与した。
「はっ、有難く受け取らせて頂きます」
ティアスは形式的に冷静を装うったが『してやられた』と内心で国王ユグリスを疎ましく思った。
「ハッ。有難く受け取らせて貰います」
カティスは思わず動揺してしまい、言葉を間違えてしまった。
「それでだ。キリアス公爵公とティアス子爵には新たに増設した王国遊撃騎士団の団長と副団長を命じる。以上で謁見を終わる。4人には王家の応接間まで来るようによいな」
国王ユグリスは新たな騎士団の造設を発表し、強引に謁見を終わらせた。
レティリアは旦那様とカティス夫妻と共に最上階の王家のフロアに在る応接室まで案内されソファーにレティリアとティアスが座り、後方にカティスとソフィアが立って待機し国王ユグリスが来るのを待った。
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