表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生公爵令嬢のキリアス公爵領運営戦略記  作者: ロザンド


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

6/15

006話 ティアスが公爵家の家督を継ぐ。

この作品を選んで、お読み頂きありがとう御座います。

この物語はフェイクションです。

物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。

 キリシタリア王国の周辺が騒がしくなり、キリアス公爵家当主であるロビンスは外商の出先で不穏の計画を耳にし悩む事になる。


「エドワード殿下を王太子にするのはダメだ。早くティアス殿下を復権させよ、そうでなければこの国のはダメになる」


「そのためにはティアス殿下の夫人をどうにかすれば良いだろう」


ロビンスが商談の為に訪問した際に屋敷の玄関フロアの階段の下側の片隅で、ケルロイ伯爵家の当主とどこかの貴族の子息らしい若い男が話しているのを聞いてしまった。


 ロビンスは先の西の大国の戦で大敗した影響により、ティアス殿下の王家の復権の声が自然と大きくなっているのを王都の支店に行った時でも平民達ですら、その話題で持ち切りとなっていた。


公爵邸にの城に帰ってから息子夫婦は次にルズヘルト王国から宣戦布告されるという話で真剣に対応策を話し合っているのを聞き、このまま戦争に突入されたらと思うと背筋が寒くなった。


このままでは娘が婿殿と離縁されてしまい、傷物にされた上に今では娘は婿殿との幸せな生活を壊されてしまうとの思いで、家督を婿殿に譲ることを決断する。


 ロビンスは執務室で家督譲渡申請書を執務机の上にサインをした後に娘夫婦を執務室に呼び、入室してきた時に婿のティアスに告げた。


「婿殿、王都で今一番の話題は何か知っているかね」


「いいや、流石に分かりかねる」


「なら教える。先の西の大国と大敗で婿殿の王家へ復帰すべきだとの話で盛り上がってるが一部の貴族達にもだ」


「お父様、それは本当ですか・・・」

レティリアは何となくそうなるのではないかと分かっていたが、あまりにも旦那様の復権の声が上がるのが早いと感じた。


「このままでは大事な娘が強制的に離縁されてしまい不幸になってしまう。寄ってティアス殿に公爵家の家督を譲る事した。サインをして欲しい」

ロビンスは自筆のサイン済みの家督譲渡申請書をティアスの前に差し出す。


「義父殿、ありがたく家督を継がせて貰う」

ティアスは義父の覚悟を無にしない為もあり、今さら嫁と別れる心算もないので素直に公爵家の家督を継ぐことにした。


 ロビンスの行動は素早く行い直ぐに家督譲渡申請書を王城内に在る貴族院に提出されて審議に入りさせて受理を認めさせた。


「何と言う事だ。あのクズ公爵め先手を打たれてしまったな」

国王ユグリスはロビンスは優柔不断でティアスに直ぐに家督を譲る事はしないと見込んでいたが見事に外れてしまった。


「まさか、あの公爵が貴族院の貴族達に直ぐに家督譲渡申請書を受理しないと塩の販売を止めると脅したようです」


「はぁ~、ティアスからも妨害すれば今後王家から命を全て拒否すると書状を送って来たからな、どうやら王家に戻る気は無いようだ。まさか公爵家の娘に本気で惚れたのか」

国王ユグリスはティアスを一旦王家から廃嫡し、頃合いを見て王家に復権する計画が本人の意思で潰されるとは考えてもおらず大きくタメ息を吐く。


 ロビンスは隠居してキリアス商会の会長して商会の運営に専念する事にして、妻のリビアンスと共に公爵邸の城から別邸に引っ越しをした。


正式にティアスが公爵家当主になった2日後に東の大国のルズヘルト王国から宣戦布告が為され、ティアスとカティスは直ぐに東の砦に防衛軍の2師団を引き連れ応援に向かった。


「これはティアス殿下、よくぞ応援に来てくれた」

東の砦の領主ナティナス伯爵が感激しながらティアス公爵を迎えた。


「ナティナス伯爵、俺は殿下ではないぞ、つい先日に公爵家当主になったんだがな」


「何んとそうでしたか、それでは閣下とお呼びしましょう、これで鬼に金棒ですな、しかし、閣下が乗って来たのは何ですか見た事のない乗り物ですが」


「あぁ、これか魔導車だな、いずれ魔導車も世に出回る事になるだろうな」


「そうですか、公爵家は最近はかなり発展してると聞きましたが、こんな物まで作っていたのですか」


「あぁ、そうだな、とにかく開戦に間に合って良かった。すまんが馬を貸してくれんか、カティスの分の馬も頼む」


「はい、喜んで用意させて頂きます。それに見た事のない兵器まで作っていたとは恐ろしいですね」


「あぁ、そうだ。それも全て嫁の発明品だ。だから俺は嫁を手放す訳にはいかないだ」


「何んと閣下が仰るのでしたら誠でしょう。私も一度閣下の奥方に会ってみたくなりました。先ずは砦の中へどうぞ、これから作戦会議を致します」


 ティアスとカティスの二人は砦の中に入り作戦会議に参加し、その後にティアス閣下とティアス師団長の歓迎会が行われ、また共に戦えることが出来ると近隣から参加した貴族当主の時期当主の子息達と酒を酌み交わした。


「しかし、閣下、結婚されてまだ左程経っていないのに、良く前当主殿は家督を譲りましたな」


「あぁ、その件だが狸親父が俺を嫁と強制的に離婚させ王家へ復権させよう目論んでいるのを知り、娘の幸せを護るために決断した様だ」


「ほぅ、閣下は今の奥方とは上手く行っているのですな」


「あぁ、勿論だ。俺の嫁は見た目も好いが実に多才でな面白い女だぞ、目が離せないくらい惚れているぞ」


「左様ですか、いずれ近いうちに閣下の奥方に会いに訪問させて貰います」


「あぁ、歓迎しよう、先触れをくれれば歓待するぞ」


「分かりました」


歓迎会も開戦が間近なので軽めに酒を酌み交わし、明日開戦するかもしれないとの思いから緊張感の中で早めに休息を取ることにした。


公爵家の防衛軍の兵士達は規定に沿ってロケットランチャー、マシンガン、長距離ライフルなどの武器の手入れを行ってから休息を取った。


 朝を迎えて砦の上に在る見張り台からドラム音が鳴り響き、敵軍が侵攻して来た合図が鳴って直ちに戦闘態勢が執られて砦の門の外に出て、兵士達が隊列を組み反攻態勢を執り待機した。


防衛軍の兵士達は手筈通りに砦の屋上へ行き、それぞれのポジションについて待機して閣下の合図が為された時に迎撃できる体勢で待機した。


 敵軍がドラムの合図で一斉に侵攻を始めたのを見たティアスは十分に敵軍を引き付けてから防衛軍の兵士達に合図を送り一斉射撃が為された。


ドン、ドン、ドン、ヒュー、ヒュー、ドカン、ドカン、ドカン・・・。

ドドドドド、ドドドドド・・・。

パンー、パンー、パンー。・・。

ロケットランチャーとマシンガンとライフルの発射音が周辺に響き渡る。


「ワァー」「ウァー」「ウァー」・・・・。

兵士の悲鳴が次々の空に響き割って行く。


ロケットランチャーの砲弾が敵軍の隊列の命中すると兵士達が吹飛び、長距離ライフルで敵軍の指揮官を撃ち抜く、マシンガンでは前衛の兵士を銃弾で次々と撃ち倒していく。


「何だこれは!不味い撤退しろ、撤退だ!」

敵将が次々味方の軍の兵士が爆音と同時に吹飛ッんで倒れて行く様を見て混乱して慌てて撤退の指示を飛ばす。


 敵軍は僅か数分で千人規模の兵士が倒れ、指揮系統が混乱したために後退のドラムが鳴り響き、それを見たティアスが全軍突進の合図を送り追撃し、僅か2時間足らずでルズヘルト王国側が降伏した。


 指揮を執ったティアスも防衛軍の兵器を初めて戦争で使用し、その破壊力に驚きを隠せず動揺し、嫁の作った物が改めて飛んでもない物だと改めて認識した。


カティスも実戦で見た光景が想像以上であった為に、奥方様は飛んでもない物を世に出したと改めて怖れを生した。


 今回の戦争で勝った側の国も負けた側の国もショックと驚きと脅威が生じ、新たな兵器の誕生が当事国だけでなく、その周辺国にも新兵器の破壊力の脅威が知れわたる結果となった。


「うふふ、さて新兵器に威力を知り、各国の国王達はどう反応するのかしら楽しみだわ、これも小説にネタになるわ」

レティリアは旦那様が初めて新兵器を使用した事で、各国の国王達がどう反応するか予想して楽しんだ。


「奥様、お顔の表情が悪い笑みになってますよ、それは良かったですわ、次回作も期待しております」

ソフィアがレティリアの心中を察し、これから奥様がどう動くかワクワクする。


レティリアは次の小説のネタとしてどう表現しよかと早速ペンの取り 執筆活動を始め原稿用紙に物語を書き記して行く。

お読み頂き、ありがとう御座います。

もし面白いと思い頂けたなら、ブックマーク、いいね、リアクションの評価をして頂きますと励みになりますので、宜しくお願い致します。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ