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転生公爵令嬢のキリアス公爵領運営戦略記  作者: ロザンド


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004話 まるで異世界だった公爵領に理解不能の旦那様。

この作品を選んで、お読み頂きありがとう御座います。

この物語はフェイクションです。

物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。

 ハーイ、レティリアですが旦那様とカティスを連れて領内に在る産業を一通りに周るのに5日程掛かりましたが、どうも工場施設を巡る度に眉間に皺を寄せて理解できないといった感じです。


特に火力発電所には驚いていましたが、公爵家には魔物対策の為の騎士団と領地を守護する防衛軍があるのですが、最後に防衛軍の訓練を見て衝撃を覚えた様です。


防衛軍の訓練施設に行く際に電車に乗って行ったのですが、電車の乗り心地は旦那様とカティス様が偉く気に入った様でして、レティリアも二人が気に入ってくれ嬉しく思った。


「オイ嫁これは乗り心地が良いな、魔導車よりもかなり快適だな」


「えぇ、こんな巨大な乗り物がある事じたい驚きですが快適ですね」


最初に見せたマシンガンの射撃訓練を見た時に顔面が真っ青になったけど、それ程は驚いていなかったけど、ロケット弾の発射訓練と波動砲の発射訓練を見た時の反応が凄かった。


「おい嫁何ってもん造ってんだ。いいかこれは絶対使用禁止だぞ!こんな物が有ると知れたら大変な事になる」


「えぇ、奥方様こんな物が使われたら戦争の犠牲者が幾ら出るか計り知れません、確かに戦争が早く終るかもしれませんが、物事には限度があります」


「えっ、なに魔導砲の事かしら、それともロケット弾の事かしら」


「両方だ。絶対門外不出にしろ。絶対に使用するのは禁止だ」


「まぁ、流石に領地が危険な状態にならない限り使用しません。あくまでも防衛のためです」

レティレアはこのくらいの兵器で旦那様が血相を変えるとは意外だなと思った。


まだ他にも防衛軍の倉庫には戦車とあるしロケット弾発射用の車両もあるし、それに開発中の戦闘機もあるけど見せるのは止めることにした。


 こうして領内の主だった工場施設や軍の施設を周り終えて、途中の街のホテルに1泊したのですが、街並みを見ても他の領地の街並みとだいぶ違っていた様で、ここは異世界かと言われる始末でした。


レティリアにとってはまだまだ十分とは思っておらず、外観はだいぶ近代化したとは思うけど、まだ娯楽と言ったところでは十分ではないと考えている。


帰りの途中で領営の学校を視察して貰い、7歳から小学部6年制に通い、卒業後には各種技術専門学校2年制と4年制を運営し、人材の育成をしている事も説明した。


 こうして旦那様とカティスに領内の視察7日間が終り、公爵邸の城に帰って来てからは溜まった書類の山を処理するのにカティスに手伝って貰い、旦那様と二人で必死に書類仕事の決裁を三日間で片付けた。


 旦那様には領内の殆んどを視察してもらったけど、もう一つ我が公爵領の古くから抱え持つ問題の西側に広がる魔境エルリダ大森林に棲まう魔物の存在である。


魔境エルリダ大森林はレティリアに寄って多少は開拓したけど、流石にこれ以上開拓を進めると大気中の魔素が減少し、自然破壊による環境悪化に繋がり兼ねないとの懸念から保護区域に定めた。


「本日は旦那様とカティス様と一緒に魔境の森へ魔物の間引きに行きます。騎士団の皆さんも宜しくお願いします。それではいざ出陣です」

レティリアの挨拶で魔境の森へ旦那様とカティスとお母様も参加し騎士団10人を引き連れて魔境の森の中へ向かった。


魔境の森の中に棲まう魔物はゴブリンに一角ラビットや魔狼に魔羊や魔牛やオーク等が棲まうが、昔はドラゴンや地竜など棲息していたらしいけど近年では見なくなった。


捕獲対象としては魔蜘蛛や魔カイロは生け捕りし、飼育場へ移送してシルク糸を出してもらいシルク生地の生産の為に飼って飼育している。


それ以外に魔牛や魔羊などの幼体も捕獲対象としており、捕獲後は牧場へ移送して飼育し家畜として繁殖したりお乳を搾ったりして羊毛を剃ったりして製品化している。


 レティリアとお母様は魔剣を使い魔物を討伐していますが、偶に大型なビッグボアやオークキング等の魔物が現れた時には魔法も使い討伐したりする。


ただ旦那様とカティス様の戦いには流石だなと思わず見入ってしまう程の剣技であり、剣筋が見えませんでした本当に素晴らしいと感心しました。


「嫁が使っているのは魔剣か好いな、俺にも魔剣を作ってくれないか」


「魔剣ですか、別に好いですけど戦で魔剣が通用しますかね、途中で折れる危険性もありますわ、通常の剣よりも脆くなりますから、あっ、ミスリルで造れば好いですね、確か在庫があった気がします」


「なにミスリルも採掘できるのか」


「えぇ、偶にですけどね、だから希少なんですけど、大切な旦那様ですから特別に造らせましょうか、カティス様も造りましょうね」


「そうね、婿殿に魔剣を造るなら何と言ってもミスリルよね」

リビアンス夫人は愛用のミスリルの魔剣を見てうっとりしながら婿殿に語る。


その日は魔物を100体程討伐し全てをマジッグバッグに亡骸を収納したのを見て、最初は旦那様とカティスが驚いていたけど、今では失われた技術であったけど古い魔術書に作り方の記載があったので再現をした物である。


 とある日にティアスとカティスが執務室で二人切りなった時にカティスが主であるティアスに奥方と公爵領について感想を語った。


「しかし、奥方は何と言いますか不思議な方ですね、それに私はもうこの領地から出られなくなりました。生活するうえで便利すぎますよ」


「あぁ、嫁に関しては俺の同感だ。良い嫁を貰ったな。しかも前世の異世界の記憶持ちときた、最初に聞いた時は半信半疑だったが領内を視察して確信に変わったよ」


「そうですか、かなり文明が進んだ世界に住んでいたのでしょう、本当に別世界ですよこの領地は凄すぎます」


「そうだな、一番良い環境の所に住んでいた俺でもな、王城が不便に感じるくらいだ、今では戻りたいとは全く思わないからな」


「しかし、陛下は何を考えて主をこの公爵家に婿入りさせたのでしょうか」


「まぁ、あの狸親父の事だ。今の公爵だったら何時でも離婚させられるとも思っているだろうな、俺は戻る気はないけどな、あのクソ婆の顔なんぞ見たくもない」


「王妃様ですか龍の刻印持ちと言うだけで、あそこまで実子である主を嫌うとは恐ろしいですね」


「クソ婆はどうでもいいだが、エドワードが心配だな、あのクソ婆に何か無理難題を強いられなければいいだが」


「エドワード殿下は刻印無しなんですよね、努力すればある程度は補えますが、あの方は王になるには素直で優し過ぎる性格ですからお辛と思います」


「まぁ、だから影から支えたいがな、あのクソ婆が居る間は無理だな」


「まさか、エリザベート王妃はエドワード殿下の実績をつくる為に他国へ戦争を仕掛けると言う事はないでしょうね」


「あぁ、それが一番心配しているところだな、あのクソ婆ならやりかねないからな、狸親父はクソ婆に甘いからな止められんかもしれん」


「旦那様大変ですわ、我が国の王家はどうやらラティアン王国に宣戦布告したようですわ」

レティリアは諜報部から開戦の情報を入り、急いで旦那様に知らせに来た。


「なに!それは本当か、これは不味いぞ、しかも西の大国に宣戦布告とは、あのクソ婆は何を考えているんだ」


「しかし、私達が王城を離れる時には戦争する準備等していなかったはずです。いったいこのタイミングで宣戦布告とはどう言う事ですか」


「はぁ、王妃派の西側の領主達が準備していたんだろうな、最近は東側ばかりが武勲を挙げていたからな、愚かにも程があるぞ西側の領主達の領地をごっそりと持って行かれるぞ」


「旦那様はどう動かれるのですか、何かお考えがあるのですか」

レティリアは心配そうに表情で目に涙を溜めて、旦那様の顔を見つめる。


「はぁ、嫁に心配かける訳にもいかんなからな何もしない見守るだけだ。現実問題として今の俺には権限も軍隊も何も持っていないからな」


その後はレティリアは自分の執務机の上を片付けて、西側の両国が載った地図を広げて戦況分析をした結果として戦歴と戦力を分析すると圧倒的に自国が不利と結論付けた。

お読み頂き、ありがとう御座います。

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