002話 新婚生活の始まり。
この作品を選んで、お読み頂きありがとう御座います。
この物語はフェイクションです。
物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。
ティアスは嫁のレティリアと初夜を過ごし、朝を迎え初夜で疲れ熟睡している嫁の寝顔を暫らく眺め起さないよう静かに起き上がり、服を着てダイニングルームへと向かう。
ダイニングルームへ行くと、義父と義母が居たので挨拶を交わし、義母の席の反対側のレティリアの席の隣に座る。
「ティアス様、レティリアはまだ起きて来ないの」
リビアンス夫人がディアスに娘のレティリアが一緒でなかったので尋ねる。
「嫁はまだ寝てます。暫らく寝かせてください。昨晩は婿の務めを果たしたのですが、つい求め過ぎたかもしれません」
「まぁ、それなら仕方がないわね、ふふふ、孫の顔も早く見れそうね」
リビアンス夫人はティアスから昨晩の初夜の事を聞いて微笑み、メイドに目配せをし朝食の料理を運ぶ様に指示をする。
「えぇ、期待に添えられる様に頑張ります」
暫くしてティアスの前にクリームパスタとハンバーグとサラダの盛り合わせとコンソメスープが運ばれて、義父母と3人で朝食を頂いた。
「どうかな、ティアス様の口に合いますかな」
「うん、とても美味しいです。このパスタとハンバーグと言うのも嫁が考案した料理なのですか」
「えぇ、そうよ今ではこの領内の定番料理ですわ、ティアス様もし足りなければ他にお出ししますけど、遠慮なさらず申し付けて下さいね」
「いいえ、朝は軽く済ませる方なので、これだけでも十分です。しかし本当に美味いな、これなら毎日でも食べられます」
「ところでティアス様、ぜひ一度カティス殿と一緒に私とレティリアと4人で魔境のエルリダ大森林へ行って魔物狩りを致しましょう」
「魔物狩りですか好いですね、機会が合ったらお誘い下さい」
ティアスは朝食を食べている間にも義父母と雑談をしながら親交を深める努力をしたが、当主である義父のロビンス公爵はともかく義母のリビアンス夫人には機嫌を損なわない様に注意しなければならないと感じた。
ティアスは朝食を済ませると嫁と兼用の執務室へ行くと、既に新たに置かれたカティスの席に座り領地の資料を読んでいた。
「カティス、お早う、もう来ていたのか」
「お早う御座います。えぇ、実に興味深いですね、昨夜はどうでしたか」
「あぁ、中々興味深い嫁だよ、クソ親父に感謝したいくらいだ。左胸の乳房の下に女性が祈る様な刻印があったよ、嫁に聞いたら乙女の祈りの刻印とか言ってたがな」
「えっ、そんな刻印は聞いた事がないですね、女性専用の刻印ですかね」
「それはどうかな、それでも聞いた事がないぞ、どんな能力があるのか皆目見当がつかんが戦闘力もありそうだな、魔物狩りするくらいだからな」
「そうですか、しかし海がないのに塩を生産販売しているのは面白いですね、何でも塩湖の水と塩の塊から塩を精製している様ですけど」
「塩か、公爵領から塩が格安で販売されてたお陰で、高値でイワンナ王国から輸入する必要がなくなったからな、これだけでも国益に繋がってるな」
ティアスはカティスと共に公爵領の過去10年間の領地収入に関する資料に目を通し、ここ最近でもかなり増収増益になっている事が謎めいていて理解に苦しむ。
「お嬢様、大丈夫ですか、そろそろお昼になりますわよ」
「うっんん、お昼って、えっ、もうそんな時間なの、もうあのお婿さんは飛んだ鬼畜野郎だわ、初めてなのに何回もするのよ信じられない。お陰で腰もアソコも痛いわよ」
「お嬢様、何ならアレ用の軟膏でもお塗りになりますか」
「うっ、軟膏を頂だい、自分で塗るから」
「ソフィア、軽い食事の用意をしてくれる。ところで旦那様は今は何をしているか分かる」
「先程お嬢様の執務室へ行かれてましたけど」
「あっそう、トイレに行くからシーツの交換をお願いね」
レティリアはベッドから起き上がり、腰痛もあり足元がふら付きながら軟膏入りの小瓶を受取る。
「うふふ、しっかり処女の証が付いてますね」
「もう、ソフィアったら、恥ずかしいからそんな事は言わないでよ」
レティリアは血が付いたシーツをソフィアに見られ恥ずかしくなり、軟膏入りの小瓶を持って腰に右手を当てて押さえてトイレの個室に向う。
レティリアは軟膏を塗って処置を済ませると軽くシャワーを浴びてから、ソフィアに髪の毛を整いお化粧をして貰い、お洋服を着て身形を整えてからダイニングルームへと向かう。
「オッ、起きたか嫁」
「あっ、旦那様、もう貴方は鬼畜ですか、私は昨晩が初めてだったのに何度も繰り返すなんて酷くはないでか!」
「しょうがないだろ、嫁があまりにも魅力的だったんだからな我慢できなかっただけだ。恨むなら魅力的な自分を恨め」
「えっ、旦那様には私が魅力的に見えるのですか、お目眼は大丈夫ですか、そんな事を殿方から初めて言われましたわ」
「はぁ~、それは周りの者が領主の娘だから敢えて口にしなかっただけだろうが、それに第一嫁は今まで他の貴族の舞踏会とかに出席した事があるのか」
「えっ、無いけど、仮に出席してたら殿方から言い寄られたと言う事ですか」
「あぁ、多分大勢の貴族の子息が嫁に群がっていたと思うぞ、カティスもそう思うだろう」
「えぇ、特に貴族子息の次男坊辺りから婚約の申し込みが殺到するでしょう、奥方は自覚を持った方が宜しいかと思いますよ」
「そうかな?まぁ、いいわ、ソフィアはざるうどんとおにぎり2個で良いは、お願いできる」
「嫁、そのざるうどんとおにぎりと言うのはどう言う食べ物なのだ」
「う~ん、口で説明するよりも見て貰った方が良いわね、王族出身の旦那様が食べる様な物ではないもの、庶民の食べ物よ、旦那様は何を食べるの」
「あぁ、カレーライスというものを頼んでみたんだが」
「あぁ、それも人気な料理ね、殿方には好いかもしれませんね」
レティリアが話し終えたタイミングでティアスとカティスの二人にカレーライスとサラダと卵スープが運ばれて来て、二人は目の前に運ばれたカレーライスを見て固まる。
「あら、旦那様食べないですか、スプーンを使ってお食べ下さいな」
「オッ、そうか、それじゃ・・・おっ、辛みが有ってスパイスが効いてて美味いな、カティスはどうだ」
「はい、そうですね、辛みのあるスパイスの味が食欲をそそります。病みつきになりそうです」
「でしょう、ここの領内でしか食べられない食べ物が沢山あるから、これから色々と食べて見ると好いわよ、ただ魚介類の料理が出来ないのが残念だけどね」
「まぁ、確かにこの山奥じゃな流石に無理だな」
ティアスはカレーライスを食べてながら、魚介類の料理は流石に無理だと嫁に同意する。
「う~ん、養殖場でも造ろうかしら、塩湖の傍なら可能かしらね」
レティリアは物思いに耽る様にして呟く。
そんな事を考えているうちにざるうどんとおにぎり2個が乗せられたトレイが置かれて、レティリアはざるうどんをすすり食べてから、おにぎりを一口食べる。
「あっ、旦那様、うどんやラーメン等の麺料理はすすって食べるのがマナーなのですよ、その方が美味しく食べられるの、王侯貴族ではマナー違反になりますけど」
レティリアはディアスとカティスの二人から驚いた表情でガン見されいたので、慌てて麺類の食べ方を説明する。
「そうか、まぁ、料理に寄っては様々な食べ方があるからな」
ティアスは嫁の説明に一応納得する事にした。
3人で昼食を摂った後は執務室へ行き、レティリアからティアスとカティスの二人に領内の産業の事などを説明し、今後の事業計画も説明をする。
「それで嫁、領内の視察をしたいだが何時連れてってくれるんだ」
「それは旦那様しだいです。今晩の夜のお勤めを控えて貰えれば明日にでも視察に連れて行っても好いのですよ」
レティリアは嫌味半分でティアスを睨みつけ、旦那様しだいだと責任転嫁する。
「それは無理だ。まぁ、回数を減らす努力は・・・なるべく善処しよう」
ティアスは嫁の裸を思い出し我慢できないが、何とか回数は減らそうかと思い悩み思わず言葉を濁した。
「はぁ~、お・手・柔・ら・かにお願いします」
レティリアは大きくタメ息を吐き、じ~と目でティアスを見て嫌味ったらしくお願いする。
その晩のティアスはレティリアの様子を見ながら優しく抱いていたが、結局我慢しきれず昨晩と同じ回数だけしてしまい、夜のお勤めが終わると肩で息をしていたレティリアに速攻で文句を言われてしまった。
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