表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生公爵令嬢のキリアス公爵領運営戦略記  作者: ロザンド


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

14/15

014話 王国遊撃騎士団。

この作品を選んで、お読み頂きありがとう御座います。

この物語はフェイクションです。

物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。

 発足結団式が行われてから1週間が経ち、団長のティアスと副団長のカティスは団員30人の騎士達の訓練を見つめてたが、その中に王妃派の騎士が3人悪目立ちしていた。


「相変わらず口だけは達者だな」


「そうですね、あれでも優秀な部類だと言ってましたが、剣技よりも口業の方が達者の様です」


「おい、アルティス、口だけじゃ実戦では勝てんぞ、俺が鍛え直してやる来い」

ティアスはベンチから立ちあがりふざけて打ち合うアルティスに稽古をつける。


「うふふ、俺は元は近衛の副団長ですよ、舐めないで頂きたい」

アルティスはティアスが赤き閃光と二つ名を持ち、敵軍から恐れられていたのを知らなかった。


「良いぞ、お前から攻めて来い」


「ふっん、舐めやがって、エッイ」

アルティスは勢いをつけてティアスに突進して木剣を振り落とす。


カッキーンー。


「ウッ、イッツ」

アルティスの木剣が手から離れて宙に吹飛び、剣を握っていた両手に強烈な痺れを感じていた。


「何だ。その程度か実力があるんだろう元近衛副騎士団さん、直ぐに剣を拾え」

ティアスは冷たい視線でアルティスを睨みつける。


 アルティスはこんなはずじゃ、廃嫡された元王子の分際でと蔑みティアスを睨みつけ、何度もティアスに挑むも毎回一振りで剣を弾き飛ばされ、まったく歯が立たなかった。


「アルティス、所詮貴様も王妃派の貴族のコネで近衛副団長になったにすぎん思い上がるのもいい加減にしろ。罰として腕立て伏せ100回5セット終わるまで上がるなよ」

ティアスはアルティスに対し、一から徹底的に鍛え直すことを決めた。


「クッ・・・。こんな筈じゃ・・」

アルティスは舐めて掛かっていたティアスに全く持って歯が立たなかったことに愕然とし、言われた通りに腕立て伏せを始めた。


「カティス、ケイディとオディンに稽古をつけてやれ、徹底的に鍛え直せ」

ティアスは訓練を真面目にやらないケイディとオディンも同様に鍛え直すことにした。


「はい、分かりました。さぁ、二人纏めて掛かって来なさい」

カティスはティアスの命により、ケイディとオディンに騎士の矜持というものを叩き込むと気合いを入れる。


 カティスはケイディとオディンの二人に対し徹底的に打合い、気を失って倒れるまで続けるが、それでも水をぶっかけて無理矢理立たせて打ちのめす。


「貴方達二人の実力はその程度なのですか、それなら今直ぐにでも騎士を辞めなさい。もう明日から来なくて結構です」

カティスは真面目に訓練をしないケイディとオディンに対し最終宣告を下し騎士を辞める様に申し渡す。


 アルティスは腕立て伏せをしながら取り巻きの二人が舐めて掛かっていたカティスにも全く歯が立たずコテンパンにやられ、騎士を辞める様に最終宣告まで受ける様を見て自分の考えの甘さを思い知らされた。


ただアルティスはエドワード殿下を必ずお守りすると約束した手前、エドワード殿下に対しての想いもあり簡単には騎士を辞める訳にはいかないと、強い想いを持ち歯を食いしばり腕立て伏せを続けていた。


「カティスご苦労だったな、王妃の貴族のコネの中で唯一残ったのはアルティスだけか、まぁ、鍛えがいがありそうだな」


「キリアス団長、人員の補充はいかがします」

カティスは二人辞めるので人員の補充をどうするのか気になり確認する。


「う~ん、暫らくは良いだろう。とりあえず嫁にでも相談するか」


「それでは公爵家の領防衛隊の方から人員を補充する心算ですか」


「あぁ、それも有りかと思ってな」

ティアスは領防衛隊にも優秀な人材がいるなと考え嫁に相談する事にした。


 訓練が終った後で団員寄宿舎の食堂で冷たいビーアーを団員達と一杯飲んでからティアスとカティスは馬車に乗り屋敷へ帰っていたが、それが後に他の騎士団と一騒動になるとは夢にも思ってなかった。


  ◆◆◆◆イワンナ王国王城◆◆◆◆


 イワンナ王国では主な塩の売上が年々下降傾向にあり、その原因がキリシタン王国との取引が無くなったのが原因と確定づけて、第1王女ルサンドラとエドワード殿下との婚約の打診をするも断れてばかりいた。


「まったく何なのよ、私の様な美女が婚約して上げると言っているのに毎度毎度断ってくるとはどう言う了見なのよ」


「ルサンドラ、そうは言ってもエドワード殿下は流石に無理があるのでは3つも年下だろう。兄の方ならともかくな」

国王ディスベルは婚姻先が決まらず焦る可愛い王女ルサンドラを宥める。


「兄の方は廃嫡された挙句公爵家に婿入りさせられたじゃない、廃嫡前でも断られたけど、今じゃ公爵家の当主になっているって話じゃないの」


「はぁ~、その公爵家に送った間者に裏切りられたとは、まぁ、律義に契約金を返還して来たけどな」


「だいだい流れの間者なんかに頼むからよ、しかし送った間者が誰一人戻ってこないって、どうなっているのかしら」


「それに関しては全くの謎です。よっぽど強固に罠が張り巡らされているのでしょう、王城に送った間者からはちゃんと報告が上がって来てます。近いうちにエドワード殿下が立太子するという情報がありますからな」

宰相リズラルドが今入手した情報を国王達に伝える。


「それにしてもな、塩の収益が減る一方だ。何とかせねばな」


「それなんですが、ラテラ王国でも塩の販売を始めた様です」

宰相リズラルドはラテラ王国でも塩の販売を始めた事を追加で報告する。


「なに、それは本当かそれは不味い、これ以上売り上げが下がると税収が減り国庫が足らんようになる」


「そんな、私の嫁ぎ先はどうなるのよ、このまま行き遅れになったらどうするのよ」


「戦の準備でも致しますかな、相手はキリシタン王国でどうでしょうか」


「しかし、大丈夫なのか何でも新兵器を用いて、あのルズヘルト王国軍をあっという間に降伏させたと聞いたぞ」


「それではラテラ王国と致しますかな」


「しかし、ラテラ王国には龍の刻印持ちが3人居るのだぞ、勝てる見込みなんぞないではないか」

国王ディスベルは負け戦だけは避けたいと保身に走る。


「しかし、このままではジリ貧ですぞ、どこかで撃って出ないとこの国の未来はないですぞ」

宰相リズラルドは勝算なき戦争を仕掛ける様に国王ディスベルを煽ぐように告げる。


 宰相リズラルドは国王にも黙って、秘かに戦争の準備を進め何時でも戦争が仕掛けられる様に準備を整える様にして奇襲戦法で勝機を得ようと画策する。


  ◆◆◆◆ラテラ王国王宮◆◆◆◆


 リティアは大型の鉄性の船を造る造船所の場所を選ぶために王妃カティアと共に魔導車に乗って海岸線を視察して周っていた。


「う~ん、中々良い立地が見付からないわね、お母様岩場の海岸はないのですか」


「岩場か、ある事はあるけど遠いのよね、一番大きな造船所ではダメなのかい」


「そうですね、まぁ、大型船は断念しましょうか、中型船なら試作で造船したのがまだ倉庫に在るはずですから、取り寄せましょうか」


「あら、それは興味深いわね、取り寄せてくれる」


「はい、それならレティに連絡して見ます」

リティアは直ぐにラテラ商会本店に戻りレティリアに通信して見ることにした。


「レティ、あのね3年前に試作で鉄製の造船したのはまだあるわよね」


「あぁ、それなら分解して保管して有るけど欲しいのかしら」


「うん、それならこっちの造船所で組み立てないの送ってくれる」


「良いわよ、ただ発電機と溶接機は買ってもらうわよ、それで良いなら送るわよ」


「え~、いくらなのよ」


「うん、特別サービスで50万ルキアでどうかしら、船の部品の代金はサービスするわよ」


「あぁ、それならオッケよ、送ってくれる」


「うん、明後日には発送するわ」


「了解したわ」

リティリアは発電機と溶接機で50万ルキアなら破格の値段だと納得したので、その事を義母のカティアに報告する。


 鉄製の中型の船のキット部品が1週間後に到着して、造船所へ輸送して貰い、クレーンを使いキット部品をドッグに下ろした。


それから王宮の改築で来ていた職人に頼み溶接して貰い、鉄製の船が1週間でキット部品の溶接と補強して貰い組み立てが終り、後は塗装するだけとなった。

お読み頂き、ありがとう御座います。

もし面白いと思い頂けたなら、ブックマーク、いいね、リアクションの評価をして頂きますと励みになりますので、宜しくお願い致します。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ