013話 ラテラ王国の2人の姫君。
この作品を選んで、お読み頂きありがとう御座います。
この物語はフェイクションです。
物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。
王都の屋敷に帰ってくねと、レティリアはリティアとソフィアにラテラ王国の二人の姫君リスティアとユリティアを交えてお茶会をする。
「リスティア姫とユリティア姫は急に留学と言われて大変不安になったでしょう」
レティリアは急に決められて二人の姫君が困惑しているのではと心配する。
「私は王宮から出られて嬉しいですよ、それにもっと知りたい事がいっぱいあるからお勉強できるのでしょう、リティアお義姉様を見てそう思いました」
リスティアは笑顔でそんなことは無いと否定し、むしろ楽しみだと思っていた。
「私も同じです。どうしても女には学問はいらないとか、そういう風習が残念ながら我が王家でも色濃くて、それに違う世界が見れるのが楽しみです」
ユリティアも勉強が出来ると思うとワクワクしているし、これから行く公爵領での生活にも期待を寄せる。
「そうね、リスティア姫もユリティア姫も完全な箱入りでしたから、見ていて気の毒にも思えたの、お母様のその当たりは気にしていたけど、姫君を学ばせる場がなくて悩んでいたのよ」
リティアも王宮で一緒に暮らし手から数日で、何もする事なくただ曖昧に過ごしている二人の姫君に本を貸したり、お喋りしたりして過ごしていた。
「まぁ、リスティア姫とユリティア姫の二人は公爵邸の城で私と一緒に住んでもらうわ、それで色々ある学校に体験入学して貰い、その中で何が学びたいか選べばいいと思うわ」
レティリアがこうしてリティリア達とお茶会をしている間にも公爵領では、レティリアの指示の下でエドモンド領の地質調査と測量と民達の暮らしぶり、そして潜んでいる間者達の一掃が進んでいた。
それから王宮の魔改装に必要な部材も製造されており、ラテラ商会本店にも商品などが次々と搬入する為に魔導トラックに積んで輸送が始めまっていた。
ラテラ王国から王都の屋敷に帰った翌日には帰国するラディス王子夫妻を見送り、その後に王城にて行われた王国遊撃騎士団の発足団結式の式典にレティリアとソフィアは団長と副団長の夫人として観覧席でその式典を見届けた。
その翌日にはレティリアはソフィアと姫様二人と魔導車に乗り公爵領に途中で1泊して帰り、帰った翌日は休息日として1日ゆっくり休んで次の日から執務を仕事を始めた。
二人の姫君には二人ずつ専属のメイドをつけて身の周りの世話をして貰い、学校見学のスケジュルを組んで体験入学をして貰い、学びたい学校を選んで貰う様にした。
二人の姫君が最初に選んだのが商業学校であり、そこでは複式簿記・商業法規・接客マナーに貴族の基本的な礼儀作法等を学びたいとのことだった。
その他にダンスの練習もしたいとの事だったので、ダンスの講師を城に招いてレッスンを週に2回程させて上げる様にした。
レティリアとしては二人の姫君のいずれかがエドワード殿下の妃に成ってくれたら良いなという思いもあり、二人の姫君は初心で心優しく素敵な美少女なのでエドワード殿下もきっと気に入ると思っている。
ラテラ王国の嫁いだリティアは王都の屋敷から帰ってきてから、1週間の間に搬入して来た部材が揃って来てので、派遣されて来た職人達に指示を出して宮廷の魔改装工事が始まった。
その間にキリシタン王国内にラテラ王国の国境から近い街に支店の店舗を確保して、王都の手前までに3店舗と倉庫を2件を確保し、キリアス商会王都支店に発注をして店舗に並べる商品の品揃いをして次々と開業し営業を始めた。
王妃かティアはリティアに全面協力をしてくれたので、ラテラ商会の業績が順調にスタートできたので、次には昆布の佃煮と魚介類の缶詰製造工場の建設の準備も始めて行く。
なお、ラテラ王国から公爵領に総額1億ルキアのお金が一括で支払われ、公爵領では最近にないほどの高額な収入を得る事ができた。
レティリアは旦那様の要望で2週間に1度2泊3日でソフィアと共に王都の屋敷に行くようになり、旦那様の『婿の務め』に応じる様にしている。
エドモンド領の子爵邸の建築も領地を供与されてから3週間後に漸く始まり、地質調査と測量が終った地域から順番に開墾が始まりだした。
エドモンド領は割と湿地帯が多い事から稲作の大型水田を造成する事にして、純米酒の製造工場と精米工場等を建設をする計画を立てる。
エドモンド領は長い間王家の直轄地であったものの何もせずにただ税を取るだけで何も投資されずにいたので、農具の使い古しの物をつかい農民達は貧しい生活を営んでいた。
ただや王家の直轄地であると謂うだけを誇りにして、この地に拘り住み続けていただけにレティリアから見たら哀れにしか思えなかった。
公爵領では今まで王家の直轄地ということでエドモンド領からの民の求人を行わなかったけど、今年からはカティス子爵の領地になったのでキリアス商会の支店を出店し求人募集を始めた。
「ねぇ、ソフィア、エドモンド領は今まで王家の直轄地だったけど、何も投資されてきてなかったのね、これから投資して領民の暮らしぶりを改善して行くわ」
「でも良いですか、そんなに投資して貰っても私達夫婦で返せる見込みがありませんけど」
「ううん、好いのよ、ソフィア夫婦から直接返して貰う心算は無いわ、エドモンド領が発展すれば、いずれは公爵領にもその恩恵が受けられるわ、だから先行投資するのよ」
「そうですか・・・・」
ソフィアは何だか申し訳ない気持でいっぱいになるけど、機嫌の良い奥様を見すると何も言えなくなる。
◆◆◆◆ラテラ王国王宮◆◆◆◆
ラテラ王国の王宮ではご機嫌な国王ルカーナとリティアと結婚し王太子に就任したラディスが酒を飲みながら語り合う。
「うん、上手いな酒も刺身もな」
「あぁ、そうだな、この醤油とわさびが刺身に合うな、こんなものまで公爵領で作っていたとは驚きだよ、だけど1億ルキア一括払いとは随分と気前が良いな」
「うん、まぁ、カティアがな言うからな、リティアちゃんが嫁いでからは一緒に色々と仕事している所為か最近は機嫌が良くてな、毎晩のように相手をしてくれるんだよ」
「ハッ、それじゃ、また弟妹が増えそうだな」
「あぁ、そうかもな、ところでラディス達はどうなのだ。新婚なのだから励んでおるのだろう」
「あぁ、親父達に負けてられないからな、でも相性は心身ともに好いと思っているけどな」
「そうか、しかしな公爵領に留学している娘達も元気そうじゃ、毎日が充実していると手紙に書いてあったな、『留学させてくれて、ありがとう』とも記してあったな」
国王ルカーナは少し淋し気な表情をしながら娘達からの手紙の内容を語る。
「あぁ、そういえば二人とも楽しみだと笑顔で言ってたもんな」
「我が国も女性の活躍できる環境を整えんとダメかもな」
「あぁ、そうだな、ティアスの嫁さんもかなり優秀だし、俺の嫁もやり手で優秀だもんな」
「はぁ~それはさておき、山脈の北側のリステア帝国か、まさかその様な情報まで持っているとは驚きだな、どうやらイワンナ王国ばかり気にしていられない様だ」
「う~ん、リステア帝国?それがどうしたのだ」
「あぁ、かなり文明が進んでおる様じゃ、蒸気船とか言う蒸気を使ったのエンジンで進む船でな、近い将来にだ我が国に侵攻してくる可能性があると言う事だ」
「ハァー、それじゃ、対抗手段を考えなければならないな、どうするんだ」
「あぁ、だからカティアが鉄製の船を造る造船所を建設すると張り切っておったぞ、何でも魔導エンジンで進む鉄製の船と言うか戦艦とか言ってたな」
「ハッ、そんな技術があるのか、それも公爵領の技術なのか、あ~でも魔導車があるくらいだからな、不思議ではないか」
「我もあの魔導車と言うのが、どうやって走るのか未だに理解出来んからな、リティアちゃんは当り前の様に乗っているがな」
「まぁ、我は愛するカティアが最近機嫌が好いからな、それだけでも満足だけどな」
国王ルカーナは愛妻の機嫌が好いのが何より嬉しく思い、カティアの笑顔を思い浮かべてサカヅキの酒を飲み干す。
ラテラ商会本店は開業してから業績は上々で女性客には日焼け止めなどの化粧品が売れ、調味料類も売れているし酒類も人気商品となっている。
ここ最近では民達の生活水準が上がっており、子供向けと大人向けの娯楽商品もあり、今まで無かったの物が手に入るようになり溜め込んでいたお金を使うようになる。
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