六 目覚め
結局、ミコトが目を覚ましたのは夜だった。彼女の身は清められ、毛布を掛けられていた。
「あっ…やっと起きた…ちょっとやりすぎちゃったかな?」
ミコトは行為中に何度も愛をささやかれたその声に反応してしまった。
「番契約は無事に終わったよ。立てる?ご飯食べる?」
ミコトは、お腹がとても空いていた。彼女がベットから立ち上がろうとしたその時だった。何かが体内からドロッと垂れてくる感覚がした。彼女は、恥ずかしさで顔が真っ赤になった。
「あれ、まだ残ってたんだ…全部掻き出したと思ったんだけどな…?」
タクミが不敵な笑みを浮かべて言った。
ミコトは体中の痛みで動けなかった。
「う、動けない…」
「やっぱり激しすぎた?大丈夫?水飲む?」
「うん…」
ミコトのカラダはすっかり堕ちて、タクミに抗う気力なんて残っていなかった。タクミの言葉に彼女は大人しく従っていた。
「ふふっ…素直に従ってくれて嬉しいよ……いっぱい愛した甲斐があったね…」
タクミは従順なミコトの態度に満足していた。
「お腹空いた…」
その言葉を聞いた彼は、動けないミコトのために「あーん」をして、食べさせてあげた。
「可愛い…僕の手料理をこんなに美味しく食べてくれるなんて…」
タクミは嬉しそうにしていた。
食事が終わった後─────────
「番契約って何なの?私はどうなったの?」
「番契約は、獣人と番である人間との魂を結ぶ契約なんだよ。番契約を結ぶと、人間は獣人の方が死ぬ時に同時に死ぬんだ。運命共同体ってやつ?そして、番契約を結んでいれば、その人間が他の獣人にとられることは絶対にない…まあ、これで一生一緒ってことだね」
タクミは嬉しそうに説明した。
「そう、なんだ…」
「嬉しくなさそうだね?もっと(カラダに)教えて欲しいの?」
「いやっちがっ…嬉しいよ……」
「そっか、そうだよね。愛してるよ、ミコト…」
タクミはそう言ってミコトを抱きしめた。




