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ヤンデレ蛇獣人さまに執着されて  作者: 幽夜舞


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4/8

三 思いと想い

 ミコトはタクミと別れた後、家に帰るまで、何も考えられず、頭が空っぽになっていた。それだけ、衝撃が大きかった。


 ただ初詣に行っただけなのに、蛇の獣人に番になって欲しいと求婚された、なんて誰が信じるだろうか?いや、それは実際に起こった。現実逃避をしようとしても、答えを出さなければならない。


(番って、子供を産むんだよね…?人間じゃない人と?それに、全く知らない神界(?)っていうところで……そこに行ったら、帰れなくなるの?イヤだよ…私はここに家族も友達もいるんだから……そうだ断ろう!うん、それがいい。「私は、あなたと一緒にはなれません」これでいいよね?)


 ミコトは、断ろうと決めた。知らない場所の知らない人(獣人)に嫁ぐなんて、イヤだということから出した結論だった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 一方で、タクミはというと──────────


「はあ……告白しちゃった。あの子は驚いている顔も可愛かったな……」


 と感傷に浸っていた。


「2日待って欲しいって言ってたけど、それってきっと恥ずかしくなっちゃっただけだよね?こんなに僕が愛してるんだから、拒むはずないよね?愛されて嬉しくない人なんていないよね?」


 と自己中心的で自意識過剰な考えをしていた。


「それに、もし拒まれたとしても、絶対に逃がしたりしない……もしそうなったら、洗脳をしてでも、神界に連れて帰って、無理やりにでも番にしてあげる……そうすれば、僕の愛を分かってくれるはずだよね……?」


 蛇獣人は執着心が強い。その中でもタクミは、特に執着心が強かった。


 また、蛇獣人はたまに洗脳能力を持っている人もいる。そして、彼は、その洗脳能力を持っていた。相手の目を見て念じることで相手の意志を奪うという、とても強力で危険な……


 タクミは、もしミコトに拒まれでもしたら、洗脳能力を使ってでも彼女を手に入れたいという、異常なまでに強い独占欲と執着心を持っていた……

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