表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

海に沈んだ手紙だけが、明日の災厄を知っている

作者:もなか
最新エピソード掲載日:2026/04/18
港町ラングーンの沖、誰も入れない霧の海の底には、王国の地図にない施設がある。
その名は、海底郵便局アズール支局。

そこで働く青年ユノは、回収された“沈信”を仕分けるだけの下級局員だった。
沈信とは、海で失われた手紙。届かなかった想い。
普通の局員には宛先と差出人しか読めない。だがユノは違う。封を切った瞬間、その手紙が本来届くはずだった時刻の、未来の断片が見えるのだ。

「三日後、この灯台は燃える」
「この結婚式は祝福では終わらない」
「王都に届くはずの和平書簡は、すでに海の底にある」

誰にも信じてもらえない未来。
届けるたびに、自分の記憶がひとつ消える代償。
それでもユノは、海に沈んだ言葉を拾い上げる。

なぜなら彼自身もまた、
“誰にも届かなかった一通の手紙”から始まった人間だったから。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ