第85話 赤い炎
……これで、良いんだな?
俺は灰の中に一枚突き刺さっている赤い羽に手を伸ばす。
「…ほうおう?…」
「…鳳凰?鳳凰?…」
後ろから黒い触手が伸びてきて灰に触れ、かき集める。
……まだ消えきっていなかったのか。
「…ああ、ああ、鳳凰………」
表情は読み取れないが、恐らく泣いているのだろう。今もなお、動く度に"闇"の体は崩れている。
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……鳳凰が、、、
……私のせいで
……あの子は分かっていて私を倒そうとした
……何故?
……自分も消えるのに?
……何故?何のために?
……分からない
……人間のため?
……違うだろう
……私は結局、何も分からなかった
……あの子と一番長くいたはずなのに、、、
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あの赤い羽に触れようと"闇"が触手を伸ばした瞬間、"闇"の体が半分に裂ける。
「…ああ、ああ、…」
俺は赤い羽を灰から抜き取り、"闇"の触手の上に置く。
"闇"は少し驚いたようにビクッとなると羽を握る。
ボウッ
羽に火が灯る。羽の先端から広がり、炎はやがて"闇"の触手を燃やし始める。
「…綺麗だ…」
闇の心からの呟きに応える。
「ああ、そうだな……」
俺は不死霊山を立ち去ろうと翼を広げる。その間も赤い炎は"闇"を……黒を燃やし続けていた。
いつの間にか固まっていた溶岩を眺めながら俺は葛葉の待つ所へ飛んで向かう。
「確か最後に葛葉と会ったのはこの辺りだったような……」
空を飛んで辺りを見渡してもそれらしき姿は見当たらない。ここら辺に人間の里は無かった。野宿するしかないと思うが……もう少し探してみるか。
俺はずっと飛んでいるのも疲れるので、取り敢えず下に降りる事にした。
ドカアァンッ
何故だろう?葛葉を探す時は何かと爆発音が聞こえてくる気がする。取り敢えず今は行くしかないな……。
「雷行術・来雷招落」
聞き覚えのある声が聞こえたかと思えば眩い光の筋が地に落ちる。
「おい、葛葉?」
「む?なんじゃ、生きておったのか連。」
「失礼だな」
「これでも心配しておったのじゃぞ」
周りには雷に打たれ、黒焦げになった獣や妖の死骸がちらほら見当たる。
「それで……鳳凰は見当たらんが?どこじゃ?」
「その事なんだが……」
俺は鳳凰の事、宝刀の事、白虎の事、"闇"の事。その全てを葛葉に話した。
「ふむ~、まさかそんなことが起きておったとはな。」
「ああ、」
葛葉が顎に手を当てながら考え込み、いきなり言う。
「鳳凰からの協力が得られないどころか消滅してしまったとは……ここまでの苦労が水の泡じゃな。」
「……確かに」
レベリオ
種族⋮天使
レベル⋮第2位階(智天使)
年齢⋮???
属性⋮聖
能力⋮反逆者
スキル⋮聖光・狙貫、連弾、裂爆、巨砲(x)、飛行(x)、聖盾(x)、




