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第83話 あの子



「……要するに今の鳳凰、、、あの子が使っている炎の力は分離する前にあった力の燃えかすに過ぎないということです……」


「燃え……かす。」



樹海を全て溶岩に沈める程の力が燃えかすか。"闇"を切り離す前の鳳凰はどんだけ強かったんだ……。



「…このまま時が経つのを待っていてもあの子は"魂の炎"が足りず、私共々消滅してしまいます…」


「鳳凰は不死になったんじゃないのか?」



鳳凰は"闇"を捨てることで不死になる道を選らんだんじゃ……。



「…いいえ、あの子は不死になったどころか寿命を縮めただけです…」


「…騙されたんですよ、あの僧に…」



……もう何が何だか分からないな。皆言ってること違うし、鳳凰は操られちゃうし。



「俺は鳳凰に助けて欲しいって言われたんだよ」


「…いきなり何の話でしょう?…」



……鳳凰はずっと悲しそうな顔をしていた。そして鳳凰は自分も消えてしまうと分かっていて"闇"を滅するという覚悟をした。



禍津日喰神(マガツヒバミノカミ)、俺は約束を守る天使でな……。」


「…そうですか…」


「約束を果たすためにお前には、」



俺は左手を"闇"に向ける。



「倒されて貰うぞ!」


「聖光・連弾(バーストラッシュ)



"闇"に向けて連続で聖光が放たれるが、"闇"は動くことなく全ての聖光を受ける。



「…はぁ、その攻撃が効かないのは先程分かったはずなのですが……。やはりあなたでは私を倒すことはできません…」



聖光が効かない事は当然分かっている。俺の狙いは聖光によって舞い上がった砂ぼこり。


俺は右手の宝刀で空を斬る。


一閃、また一閃、と斬撃を"闇"がいる砂ぼこりに向けていくつも放つ。



ザシュッ



砂ぼこりの中から斬撃が当たる鈍い音がする。



「…なぜです?…」



砂ぼこりが晴れるとそこには右翼を失った"闇"がいた。



「…なぜ、私の邪魔をする。私はただ消えて欲しくないだけなのに…」


「……お前、鳳凰の気持ちを考えた事はあるか?」



俺は地上に降り立ち闇の元へ少しづつ近づく。



「…あの子の気持ち?あなたは何を言っているんですか?私はそもそもあの子の心の闇であり、あの子の真実…」


「じゃあなんで鳳凰はお前を捨てたんだ?」


「…す、捨てたのではない!あの子は僧に騙されて…」



"闇"の体が揺れ動く。



「騙されたんじゃないだろ。鳳凰は僧と共に居たいと自分で決めたんだ。」


「…黙れ…」


「……黙れ黙れ!…」





         レベリオ


種族⋮天使


レベル⋮第2位階(智天使)


年齢⋮???


属性⋮聖


能力⋮反逆者(フォールン・ノーレッジ)


スキル⋮聖光・狙貫、連弾、裂爆、巨砲(x)、飛行(x)、聖盾(x)、

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