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第79話 満月



「ど、どうしてだ!鳳凰は死を恐れて穢れを落としたんじゃないのか?なんで自ら……。」


「私は妖だ。鳳凰がどういう想いでこの方法に至ったのかはわからん。だからこれは憶測だ。」


「……」


「鳳凰は恐らく自分を信仰してくれた、自分を信じてくれた人間が殺されたことをずっと気にしている。自分が穢れないために助けを求めた者達を見捨てた事を後悔しているのだ。」


「僧は妖である自分でさえ助けてくれたというのに、自分は貢いでくれていた者達を見捨てた事に何かを思ったのだろう。まぁ憶測でしかないがな……。」




分からない。




何故せっかく手に入れた物を手放す。




何のために?




無駄だろう。俺がどれだけ考えたとしても恐らく理解することはできない。



「それで、俺は鳳凰を止めれば良いのか?」


「いや、ただ。この話を聞いて欲しかっただけだ。人間の事を好きになった愚かな友の話を私の心の内に留めるだけにするのは勿体無く思ってね」


「……なら、俺はどうすれば良い?」


「さあな、根っからの妖である私には分からない。」



さっきから妖、妖と言っているが……



「あんたの方が俺よかよっぽど人間味がある」



白虎は初めて悲しそうな表情ではなく驚いた顔をした。


そして、優しく微笑む。



「そろそろ時間だ……。この宝刀は好きに使ってくれ。」


「ああ、」




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━




俺の視界はぼやけ始め、やがて目が覚めると始めに見えたのは天井……ではなく、心配そうにこちらを見つめる鳳凰。



「……起……」(起きた)



ただ短くそう言う鳳凰の言葉も今は切なく思える。意識した訳ではないのに俺の右手は鳳凰の頭を撫でていた。



「……何…故……?」(どうした?)



俺は笑みを浮かべる。



「いや、何でもない!」


「……全…一…日…寝……」(丸1日寝ていたから……)



その言葉を聞き俺は起き上がって外へ出る。



……満月。今日だ。


……今日やるのか



俺は鳳凰に何かを尋ねる事はしない。というかそんな時間の猶予が無い訳だが……。



「……封…解……」(封印、解く)



俺の後から出てきた鳳凰がそう言う。



……鳳凰と会ってからまだたったの3日しか経っていない。そんな俺が鳳凰の選択を邪魔してはいけない。


ただ、俺は見届けなければいけない。


明確な理由はない。だけどそんな気がする。


         レベリオ


種族⋮天使


レベル⋮第2位階(智天使)


年齢⋮???


属性⋮聖


能力⋮反逆者(フォールン・ノーレッジ)


スキル⋮聖光・狙貫、連弾、裂爆、巨砲(x)、飛行(x)、聖盾(x)、

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