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第78話 日喰



「負の……感情」


「ああ、復讐心なんかも負の感情に含まれる」



……最近何故か不意に昔の事を思い出したり、感情が抑えられなくなってきている。



「それで、なんで俺をここに呼んだんだ?」


「最初に言ったが君をここに呼んだ理由は"闇"ひいては禍神・禍津日喰神(マガツヒバミノカミ)の存在が関係している。」


「ここで少し昔話をしよう」


『そもそも鳳凰も元は里を燃やし人を喰らう妖だった。それこそ妖としては最高位、それほど強かったのだ。そんな鳳凰がいつもの様に人間の里を探して放浪しているとあの霊山を見つけたのだ。』


「それが不死霊山か……。」


『そうだ。そして、この不死霊山には元々はとある僧がいたのだよ。その僧の名前はもう忘れてしまったが……。とにかく、鳳凰はその僧に影響されて共に穢れを落とす修行を始めたのだ。』



ん?鳳凰の話だと確か不死霊山にある建物には神が住んでいたという話じゃなかったか?そんな疑問が浮かんだが、俺は素直に白虎の話を聞くことにした。



『共に修行をしていく内に二人の仲はより親密なものになっていった。だが、僧もどれだけ穢れを落としたとしても人間だ。僧は鳳凰を残してあの霊山で死んだ。』


『鳳凰は死を恐れた。我々も妖と言ってもいつかは死ぬ。だから鳳凰は己の中の穢れ・禍を全て落とす事で神格化し、永遠の命を手に入れようとした。』



確かに神は神である限りは死ぬことはないが……。



『その時既に神となりつつあった鳳凰が最後に落とした穢れが"闇"ひいては禍津日喰神(マガツヒバミノカミ)となった訳だ。』


「話はこれで終わりだ。何しろ私も鳳凰から少し聞いたというだけだからな。あまり詳しくないし鳳凰もあまり話そうとしない。」



妖の穢れから生まれた神……禍津日喰神(マガツヒバミノカミ)か。



「それで、結局何が言いたいんだ?」



先程から白虎は結論を先延ばしにしている気がする。そんなに言いたくないのか?



「これを言うために君を呼んだというのに……。私はまだ友を失う覚悟ができていないのかもしれないな」



友を失う???……友ってもしかして、



禍津日喰神(マガツヒバミノカミ)を滅すれば鳳凰も消滅する。」


「なんで……。鳳凰はその事を知っているのか?」



白虎は先程からずっと悲しそうな顔をしている。



「ああ、鳳凰は知っていて"闇"を滅するつもりだ。」


「ど、どうしてだ!鳳凰は死を恐れて穢れを落としたんじゃないのか?なんで自ら……。」



         レベリオ


種族⋮天使


レベル⋮第2位階(智天使)


年齢⋮???


属性⋮聖


能力⋮反逆者(フォールン・ノーレッジ)


スキル⋮聖光・狙貫、連弾、裂爆、巨砲(x)、飛行(x)、聖盾(x)、

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