第124話 天界守護団
この四人を連れて行っても正直心許ない。今確認できてる上位階の天使はケルビムとエリュシエル。ケルビムは恐らく倒しきれていないだろう。
さらに何体智天使がいるかも分からないし座天使がいた場合も結構危ない。俺がエリュシエル相手にどれだけやれるかも分からないし……
はぁ、しんど
「主力は恐らく国の中心にいるはずじゃ。」
「相手の数にもよるが、基本は一人一体敵と戦う事になる。異論は無いな?」
「ウム、ソレデ良カロウ」
「儂も良いぞ」
「わらわもそれで良いんじゃが、悠長に話してる間に向こうから来たようじゃぞ?」
上空から二体、天使が舞い降りてくる。
「やぁ!この金色の貴公子こと僕が来たからには、君達に好き勝手はさせないさ!ハハッ!……」
「要注意人物全員発見、攻撃用意」
降りてきたのは貴公子の様な格好をしている金髪天使と全身白の鎧を着た天使。
「ノビリスとエクエスか……」
「そうさ、久しぶりだなレベリオ!元気そうで何よりだ!うんうん!ハハッ!」
「任務早期遂行、攻撃開始」
二人とも相変わらずだな……
「エリュシエル殿にできるだけ数を減らして来いと言われた訳だが……まず誰からやるかい?僕は誰でも大丈夫さ!ハハッ!」
大龍が前に出る。
「なんだかイラつく奴だな。儂がやろう。」
「ああ、任せた」
「良いのか?あの金髪相当強そうじゃが……」
「大丈夫、とは言えないが……任せるしかない。」
金髪の天使・ノビリスが司るのは光。俺や烏月の使う聖光や陽光の天敵だ。
「私、誰戦闘?」
「我ガ行コウ!」
牙王が大龍の隣に出る。
「牙王、大龍ここは頼んだぞ!」
俺は葛葉と烏月と共に足早にその場を離れて国の中心へと向かう。皆が持つか分からない以上、速めに敵将を討たないといけない。
「いたぞ!」
「例の奴らだ!」
「撃ち落とせ!」
上空を巡回中の天使に見つかる。全員剣や槍、盾等を持っている。胸の鎧には三つの槍が交差した紋章が刻まれている。
あの紋章は天界守護団の物。守護団が来ているとなると少々厄介……守護団は遠距離や術よりは近距離や武器による戦闘を好む。
距離を詰められた場合、近距離戦闘が得意な奴が今居ない俺達だと少々キツい。負けるまでは行かなくとも深傷を負う可能性は十分ある。
「二人とも近距離戦闘は?」
「仙獣化すれば多少は可能じゃ」
「私はあまり得意では無いですね……」
俺とて宝刀以外の手段は無いし、それほど得意な訳でもない。




