第116話 人生
全てが変わってしまい、かつての仲間をもこの手にかけ……俺は結局何がしたかったんだ?
…ズッ、ズズ……
ぐっ、ぁ……っ、頭が……っ!頭が痛いっ
ノイズが頭に響き渡る。目の前の景色は止まっているように感じる程ゆっくりに見える。
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「おい、%^♪*¥。俺はお前をここで討ち、平和を取り戻す!」
…ズッ、ズズ……
「¥₩€<&、安心しろ!お前には俺が付いてる!」
…ズッ、ズズ……
「ねぇ、#※※\¥。私と一緒にこんなとこ、抜け出そ?」
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…ズッ、ズズ……
頭の中に記憶がどんどん流れてくる。知っているようで知らない記憶。覚えてないようで覚えている記憶。不鮮明ながらも鮮明に、俺の記憶に残っている"誰か達"。
誰か…、達?
これは俺が今まで転生を繰り返し、その仮定で出会ってきた仲間、友、家族……思い出した。忘れるはずがない。忘れて良いはずがない、大切な皆。
優劣を付ける事が出来ない程に、全てが俺の大切な記憶で、人生で……
今なら分かる、この問いも。
「俺が何をしたかったかなんて……そんなの決まってんだろ。記憶を、人生を、愛する人を、守るためだろ……。」
止まっているように感じた景色が急に動き始める。
プスッ
全身の感覚が無いため、はっきりとは分からないが、恐らく左肩を撃ち抜かれた。
ヤバイな、折角思い出せたのに…このままじゃ……
""己が為に力を欲せよ""
あー、さっきからうるさいな!記憶を思い出したり、全身穴だらけにされたりで忙しいのにうるせぇよ!
力でも何でもくれるならさっさと寄越せ!
""真なる神と成るか?""
おい、嘘だろ?まだ何か聞くつもり?流石にキレるぞ?
""……力を与えよう""
「え?」
もうとっくに枯れたと思っていた力が漲ってくる。何が何だか分からないが助かった。これでまた、戦える!
「まだそんなに力が残っていたの?」
右手に握っていた宝刀で自分の左腕を斬り落とす。
左腕がぶら下がっていて鬱陶しかったので斬ってしまった。こちらの方が無駄なく戦えるだろう。
主人公は何度も転生を繰り返しているので、転生した分だけ人生があり、記憶がある。、という事です。毎度毎度分かりにくくて申し訳ありません!




