第109話 代償
……俺は何を考えてんだよ
「死ぬ前提で考えてどうすんだよ……」
俺はそう呟き、もう動くかも分からない自分の右手に最後の指令を与える。
「こんな所で死ねるかよ!」
右手を頭上に掲げ、技を発動させる。
「反逆者」
今他の天使が来たりしたら……だとか、殺れるのか?……だとか色々な事を思考したが、考えるのは止めた。今を生き延びれなければ意味はない。
技の発動と同時に俺の姿は天使だった頃により近づく。この能力を使う度に何かが消えて何かを思い出している気がする……。
「私は、神象の存在に反逆する!」
反逆する存在や事象が大きかったり強い程、多く失われている……気がする。存在への反逆、それは世界への反逆を意味する。
技の発動と同時に振りかざされた神象の足は見えなくなり、神象は消える。
「危な……かっ、た……。」
そこで私の……俺の意識は闇に落ちた。
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「ねぇ、※#₩?話聞いてる?」
……誰だ?
何が何だか分かってもいないのに、俺の首は勝手に頷く。……そもそもこれは俺なのか?
「聞いてるなら良いのよ。それで、明日の式で※#₩が着るタキシードなんだけど……」
目の前の女性は話をそのまま続ける。
……これは記憶?だとして何時の?誰の?
そして、恐らく名前と思わしき部分が聞き取れない……
「ねぇ、※#₩?これからも二人で頑張ろうね。」
そこで再び俺の視界は黒く染まる。
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「む?連、起きたんじゃな!」
目が覚めると真っ先に耳に飛び込んできたのはいつも通り葛葉の声。
「俺は……。」
「あのデカブツを倒した後地面で寝ておった所をわらわ達が見つけてここまで運んだんじゃよ。あー、安心せい!あの天使はしっかり縄で縛ってあるからのぅ!」
「……そうか、俺達、勝ったんだな。」
「うむ、そうじゃな……。」
「主様~~!起きられたのですね!!!」
烏月が叫びながら飛び込んでくる。
「俺はどのくらい寝てたんだ?」
「数十分だけですよ。でも、心配しました!だって主様、最初見つけた時に泣きながら寝てたもんですから……。何があったのかと思いました!」
「俺が……泣いてた?」
さっきの記憶……いや、夢のせいか?
レベリオ
種族⋮天使、神
レベル⋮第2位階(智天使)
年齢⋮???
属性⋮聖
能力⋮反逆者、ラーニング、森ノ王(木々の怒り、森の宴、花々の祝福)、仙術(五行術、禁術)、龍技、抹消、獄ノ守
スキル⋮聖光・狙貫、連弾、裂爆、巨砲(x)、飛行(x)、聖盾(x)、神眼(IV)、実態化⋅精神化(V)、水操作(VI)、液体化(VI)、水鉄砲(VII)、糸操術(V)、酸液(II)、暗視(VI)、鋭牙(V)、鋭爪(V)、斬撃(V)、狼走(VII)、突風(V )、障壁(III)、隠密(II)、音探査(II)、迷彩(II)、陽光(III)、羽刃(III)、装甲(IV)、刃物耐性(IV)、狐火(VII)、黒風(V)、心伝(III)、炎柱(V)、炎風(V)、絶炎(VII)、




