101話 忠誠
「二人とも、寝てる奴らを起こして!」
抹消盾を全体に張れば防ぐ事は可能なはず……。
カチカチカチカチッ
クリック音が少しづつ大きくなっていくので、俺は抹消盾を発動し始める。
もう全員起こしたか?
最悪の場合、他の皆には逃げてもらって俺が受け止めるしかない。
「……連よ」
「どうした、皆を起こしてくれたか?」
「……それがのぅ、」
「?」
葛葉が神妙な面持ちでこちらに来た。
「何故か皆、起きないんじゃ……。どれだけ叩いても、刺しても起きないんじゃ。」
え……刺したの?
というかそんなことより起きないってどういう事だよ。……まさか、精神攻撃の類い?催眠の可能性もある。どちらにせよやばい状況だ。
「クックックッこれでお前も終わりかねぇ?」
どこからともなく老人の声が響き渡る。
「……お前があいつらを眠らせたのか?」
「そうさ、酒に少し薬を入れた。安心しろ、毒じゃないさ。」
どこにも姿は見えない。どこから聞こえているんだ?
「とりあえず君、死んでくれんか?」
「は?」
「私の合図一つでこの世界を壊す事も可能なんだよ?まさか何の罪もないそこにいる者達を巻き込むつもりかい?」
「……」
俺が死ねばこいつらは助かる。俺が反抗すれば世界もろとも全滅する。
……難しい選択じゃない。
「ふっ、連。わらわ達の事は気にするでないぞ?」
「そうですよ、主様。我々は貴方様に忠誠を誓ったのです。貴方様のために死ねるのなら本望です!」
「……言われなくてもそうするつもりだよ。」
そうだ。俺の目的は復讐。この世界でハーレムを作りたい訳でも無双したい訳でも無い。
俺は復讐を遂行するためなら、世界を一つ消すことも厭わない。
まぁ、それは最終手段だが……。
「そうか……なら、この世界もろとも消し飛ぶがいいさ!」
「放て、神鯨」
カチカチカチカチカチカチ
防ぎきれるか?
「連、ここはわらわに任せてくれんか?」
「え?」
「お主はそこの八咫烏を連れてあの奥にいるでかいのの所に行んじゃ」
「でも、」
「な~に、安心せい。鯨如きに負ける程わらわは弱くないわ!」
「……葛葉、頼んだぞ。烏月、行くぞ!」
「承知しました!」
「さーて、鯨め。どう喰ってやろうかね?」
レベリオ
種族⋮天使、神
レベル⋮第2位階(智天使)
年齢⋮???
属性⋮聖
能力⋮反逆者、ラーニング、森ノ王(木々の怒り、森の宴、花々 の祝福)、仙術(五行術、禁術)、龍技、
スキル⋮聖光・狙貫、連弾、裂爆、巨砲(x)、飛行(x)、聖盾(x)、神眼(IV)、飛行(II)、実態化⋅精神化(V)、水操作(VI)、液体化(VI)、水鉄砲(VII)、糸操術(V)、酸液(II)、暗視(VI)、鋭牙(V)、鋭爪(V)、斬撃(V)、狼走(VII)、突風(V )、障壁(III)、隠密(II)、音探査(II)、迷彩(II)、陽光(III)、羽刃(III)、装甲(IV)、刃物耐性(IV)、狐火(VII)、黒風(V)、心伝(III)




