生まれ変わり
読んで戴けたら嬉しいです。
麗畏が飲ませた缶のスクリュードライバーのせいで、聖詞が連れて来た少年が倒れてしまった。
聖詞が瑞基と呼んでいたので、少年の名前が瑞基と知った。
大の男五人が酒を飲み、騒ぎ捲っている中、瑞基は死んだように眠っている。
聖詞は心配なのだろう、時々眠る瑞基の様子を見ていた。
散々飲んで騒いで魁威と麗畏、樹良は朝方に帰って行った。
聖流はソファーに座り、その背凭れに聖詞が脚を交差させて座って、二人でオンザロックを飲んでいた。
聖詞が言った。
「あの央って少年、随分手を焼いているみたいだけど
珍しいね、厄介そうな相手にはいつも完全無視を決め込むのに
彼は特別なの? 」
「オレが中学の頃、白血病で死んだクラスメイトが居たのを憶えているか」
「ああ、憶えているよ
随分、ショックを受けてたみたいだった
葬儀から帰ってから一週間くらい、ろくに食事も摂らないで部屋に閉じ籠ってたね」
「そうだったかも知れない
想い出すんだ、央を見てると」
「似てる? 」
『どうして央が貴都李に見える?
性格も容姿も、似てもいないのに』
聖流は力無く言った。
「生まれ変わりは、あると思うか」
「随分、宗教的な質問だね
聖流らしくない」
聖流は笑った。
『確かにオレらしく無い......か................』
読んで下さり、有り難うございます。
昔、コクトーツインズと云うバンドがイギリスに居まして、今も居るのか情報無くて解らないのですが、とにかく大好きでした。
当時まだ十代の私は、ファーストアルバム聴いた時から虜になってしまったんですよ。
美しくて、ちょっと狂気的でとつきづらくて、ほんとに理想の音楽でした。
コクトーツインズというバンド名は、フランスの詩人、小説家、映画監督、どれに当てはまるが解らないですが、有り余る芸術の才能にあふれたジャン・コクトーから取った様です。
余談ですが、コクトーは大分前に後書きで書いた、ジムノペディの作曲者エリック・サティやピカソ、当時有名なコレクターだった、ガードルード・スタインとも交流があったそうです。
コクトーの双子と云う名前でも解るように、凄く繊細な世界観を持ったバンドでした。
エリザベスと云う女性がヴォーカルなのですが、そのヴォーカルスタイルもめちゃくちゃ独特で、絶対真似ができませんでした。笑
彼らが出した三枚目のアルバム「プレジャー」(邦題は神々が愛した女たち)はもう二十世紀最大の名盤だと思ってます。
もう、レコード擦りきれるくらい聴きました。
いや、レコード擦りきれたら困るからテープにダビングして聴いてましたが。笑
コクトーツインズの音楽の様な小説書けたら倖せです。
ん❔
ジャン・コクトーの真似をすればいいのか❔
それ、絶対無理だからあ。(TT)




