スピード狂
読んで戴いたら、嬉しいです。
十八になった聖詞が車の免許を取るから運転を教えて欲しいと言うので、仕事が終わると聖流はエリザベータに直行した。
エリザベータで軽い食事を済ませた頃、寺月家の夕飯を終えた聖詞が店に出て来た。
「悪いね、聖流」
「いいさ」
聖流は食後のコーヒーを楽しんでいた。
聖詞は昨年就職した美容室を辞めていた。
美容室の女経営者がしつこく聖詞に言い寄って来たので、聖詞は辞めざるを得なかったのだ。
新たに仕事を探すが普通免許を持っている方が条件良いので、聖詞は免許を取る事にした。
そしてそれに聖流は駆り出されたのである。
交通量が少く直線道路が多い街の西方面で練習する事にした。
聖詞は飲み込みが早く説明して何度か実践すると殆ど何も言わなくても運転できるようになった。
しかし、試験には落ちてしまった。
戒めの為に一度は落とされるものなのだと魁威と聖流に宥められて、聖詞はもう一度試験を受けて合格した。
晴れて免許を貰うと運転が楽しくなり聖流がエリザベータに訪れる度、聖詞は車を借りてドライブに出掛けて行った。
その間、仕方なく聖流はエリザベータで魁威と世間話をした。
「新しい職場では上手くやっているようだろうか? 」
「今の処では問題は無さそうです
それより今はアンプに夢中ですね
カタログを見ては、どうゆう音の違いがあるのかって方が気になるみたいです
俺たちバンド組むんですよ」
「バンドを? 」
「隆一朗がギターで俺がドラムス
他にベースとヴォーカル
一応揃ってるんですよ」
「聖詞がバンドか..........」
ドライブに出ていてそれほど時間が経ってもいないのに聖詞が帰って来た。
「どうした、聖詞? 」
聖詞は申し訳無さそうな顔で聖流に近付いた。
「ごめん、聖流
カーブ切り損ねてぶつけちゃった」
「ぶつけた!? 」
魁威が驚いて叫んだ。
聖流は笑い出した。
「やっぱり、やったか」
魁威は更に驚いて聖流を見詰めた。
「どれどれ、何処ぶつけたんだ? 」
聖流は聖詞を連れて外に出た。
魁威も付いて来た。
店の前に車が止めてあった。
見ると後ろの部分がぐっしゃりいっていた。
聖流は思ったよりも酷い有り様に思わず嘆いた。
「聖詞ぃ、これ去年買い換えたばかりなんだけどお」
「わあ、ぐっしゃりいっちゃってるね」
魁威は眉をひそめた。
「ごめーん
ねえ、保険効く? 」
車の壊れ具合を見て聖流は言った。
「聖詞、何キロだした? 」
「百二、三十キロくらい.....かな........」
聖詞は苦笑いした。
「莫迦、そんなに出して事故ったら死ぬぞ」
「隆一朗、そりゃ出し過ぎだ」
「ごめん、気持ち良くてつい.......」
「我が弟がスピード狂だったとはね」
聖流は深くため息をついた。
しかし、聖詞のスピード狂に反省と云う文字は無かったようである。
読んで戴き、有り難うございます。
そういえば、私lynch.の生サイン持ってるんですよ。
昔、まだヴィジュアル系って勢いあったので、ヴィジュアル系専門のCDショップあって(今でもあるのかなあ)、よく東京のヴィジュアル系専門CDショップに通販でCD買ってたんですね。
で、その頃にちょうどlynch.を右上がりで注目していたので、CD揃えようと電話注文したら、ズィールリンクってお店だったのですが、そこのお姉さんが、イベントで書いて貰ってたサイン荷物に同封してくれたんですよ。
凄く嬉しかったです。
ズィールリンクのお姉さん、あの時は有り難ーぉっ❗
そういえば、lynch.は良く名前間違えられる事よくあったらしいのですが、一度lunch.と間違えられたそうで、物騒なバンド名が一文字違いでめっちゃ和やかなバンド名になりました。笑
ランチの皆さんどうぞーぉとか言われながら、出場するメンバーの気持ちは複雑だったでしょうね。
でも、仕方ないですね。
そのサイン見るとyが下の棒短くてuに見えなくも無かったんですよ。笑




