死に顔
読んで戴いたら、嬉しいです。
聖流は葬儀に出席した。
聖流には信じられなかった。
ちょっと前まで一緒に聖詞の学芸会に行き、海に行って笑い合っていたのだ。
死とはなんだろう?
霊前に立って遺影を見上げた。
いつ頃の写真なのか、貴都李はあの綺麗な顔で輝くように笑っていた。
香を供養し、手を合わせた。
聖流はどうしても貴都李の死に顔が見たかった。
そうしなければ貴都李の死を受け入れられない気がした。
聖流は、貴都李の母親の前に立つと言った。
「貴都李君と生前仲良くさせて貰ってました
最後のお別れをさせて貰ってもいいですか? 」
母親は目頭に、頻りにハンカチを押さえながら言った。
「そうですか
是非、逢ってやって下さい」
母親は棺の小窓を開いて下がった。
聖流は小窓を覗き込んだ。
花に埋もれ、痩せ細って目を閉じた貴都李は、貴都李であって貴都李ではない気がした。
聖流はいけないと思いながら抑えることができず、貴都李の口唇に触れた。
貴都李の口唇は硬く氷のように冷たい。
まるで別の物体になっていた。
聖流は急に大声を上げそうになって口を押さえ、後退りした。
そして、霊前から遠ざかると、急いで靴を履き葬儀場から駆け出していた。
そのまま駆けて家に帰った。
階段を駆け上がり、自分の部屋に飛び込むと閉めたドアに背中を擦りつけて座り込んだ。
頭を腕で抱え込み号泣した。
自分でもどうする事もできない感情に聖流はただ、泣く事しかできなかった。
読んで戴き有り難うございます。
次回で貴都李の章が終わります。
女心と秋の空とは言いますが、最近の天気は信用ならんです。
天気いいからって洗濯物干すと、急に曇り出して雨降るんですよ。
秋だから仕方ないんですけど。
でも腹立ちます。笑
労力返せと天気に言いたいです。笑
最近はめっきり寒くなって、昨日は朝にストーブたきました。
朝に窓見るとガスがかかってたり。
あー、また冬が来るんだと思うと憂鬱です。
真っ白、色彩の無いのはちょっとつまんないです。
でも、冬の食べ物は美味しい物が多くて救われます。




