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なにやぶ。それは青春に馴染めなかった人たちが集まる部活です。  作者: 早瀬 渚
球技大会

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アンケート

 緑の植物や建物の壁が雨をはじく音が睡魔を誘う。

 窓の外に見える風景の中には雨が溶け込んでおり、それを目と耳で感じでいると段々と心地よくなってきていた。

 僕の席は前から4番目の窓側の席なのだが、暇なときはこうして外の風景を見ている。

 5月には青々しく元気に生えていた木々たちが、梅雨に入った今は少ししおらしい感じがする。

 ただ、元気がないというよりは水分とともに一時の休息期間を与えられ、合法的に休んでいるように思える。

 いつも元気では疲れるだろうし、休む期間は必要だろう。


 現在、黒板前では現在担任の先生が帰りのホームルームをしている。

 特に必須事項もなさそうなので、先生の言葉を右から左へと流しながら、ボーっと外を見ていたというわけだ。

 特に何もないなら、無理矢理話さなくても良いだろうに。時間が浪費するだけだ。


 ちなみに僕の学校では、この帰りのホームルームのあとに10分ほどの休み時間が与えられ、その後最後の授業である7時間目、で放課となる。

 なので、この時間が長いと休み時間が削られるというわけだ。ちょっと寝たいので早く終わらせてほしいところだ。



「……じゃあ最後に、もうちょっとで球技大会があります。」


 一呼吸おいて、先生はそんなことを言い始める。

 重要な連絡事項があるのなら、早めに言えよ。もういつもだったらHRが終わっている時間だぞ。


 ……まあ、それにしても、球技大会か。もちろんこの4月に入学してきたので、高校では初めてとなる。

 ただ一応、中学のときもその行事はあったので、経験自体はある。恐らくそんなに変わらないのだろう。まあ、あまり良い思い出はないが。


「今からアンケート用紙を配るから、やりたい球技を番号で書いて。もし、紙に書いてある球技以外をしたい場合はその他の欄に。」


 配られた用紙を見ると、サッカーやソフトボール、バスケットボール、バレーボールなどの記載があった。


 はぁ……。別にどれでもいい。どうせ、活躍できないだろうし、僕の活躍なんて誰も期待してない。

 ……どれでもいいという欄はないのだろうか。ああ、その場合は空白で投票すれば大丈夫か。


 僕が無気力になっていると、クラスの中心人物であるやつらが大声でどれにする?なんて言いながらがやがや言い始めた。

 名前は清川やら瀬谷やらいっただろうか。他にも何人かいるみたいだ。現在、男子と女子が入り乱れた仲良しグループの席が固まっており、こういう話し合ってもぎり怒られないときはこんな風にうるさくなる。


 まあ、別にいいけど、もっと声のボリュームはどうにかならないのだろうか。調整機能ぶっ壊れてるんじゃないの?


 あまりにうるさかったので、先生がいよいよ注意し始める。その線背にの声も声でうるさいので、どっちもどっちだなと思いながら、僕は適当に書き殴った。

 まあ、僕の一票同行で変わらないだろう。民主主義に則ってこのアンケートは行われるだろうし。僕の一票でやる球技変わるなんてことはないはずだ。


「はーい。書けたか?そろそろ回収するぞ。」


 先生が教室を見回しながらそう声をかける。

 普通に考えればもう記入が終わっていて当然の時間だ。

 それなのに、待ってよ、先生!なんて言うやつがいた。さっきまで騒いでたグループの中のやつだである


 配り終わってからもうすでに2、3分ほど経ったいる。

 もっと計画性をもって日々生きろよ。一昨日くらいに先生が球技大会のアンケートがあるから考えとけよって言ってたのに。

 何も聞いていなかったのだろうか。理解に苦しむ。


 ……まあ、どうでも良いんだけど。僕に危害を加えなければそれで良い。

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