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第七話 今度こそダンジョンを

 結局あの後丸々一日ぐだっていたいたらしい。記憶が・・・・・。


「復活したようじゃな。今日はダンジョンの内部を作っていくぞ。」

「昨日みたいな目はごめんだぞ。」


 あれはひどかった。 やる気がなくなって鬱にもなりかけたほどだ。・・・思い出しただけでも死にたくなるような気分だった。


「“入口”はわらわでも一発では作らないのじゃから当然じゃろう。」

「にしてはみため普通の扉だがな。」


 ちなみに俺が念じたのは和風のふすまだ。イメージ通りに作れているが・・・。


「自分で作っといてなんだが、洋館にふすまって奇妙だな。」

「それは焔のセンスじゃな。発見されやすいのじゃからよいじゃろう。」


 それはそうだが・・・あれ?


「なあニュクス。ダンジョン作っている間に誰か来たらどうするんだ?」

「その心配はしなくてもよいぞ。わらわが結界を張っておるからな。ただ・・。」


 ただ?


「この結界については外の世界で騒がれておるじゃろう。なにせ可視性の障壁がこの廃墟を取り囲んでおるのじゃから当然じゃが。」

「つまり?」

「簡単に言ってみるとじゃな。結界を解いたときが心配なのじゃ。人が入ってくるというのならば歓迎じゃが下手すればいきなり爆撃されるやもしれんからな。」

「まじかよ・・・。」

「まあ大丈夫じゃろう。さっさと作ろうぞよ。」

「先の事を案じても意味はないということか。」

「そういうことじゃ。ではわらわは結界を見張っておるかダンジョンは任せたぞ。」

「最後に一つ聞くが魔力はどうすれば回復する?」

「じっくり休むか、強い意志を持つことじゃな。魔力は何かをなすための力じゃから強い意志があればそれに伴ってくる。それじゃあ頑張るんじゃぞ。」


 --ダンジョン内部--

 

「さて始めるか。」


 まずは作りをどうするかだな。有名な形としては階層型とアリの巣型があるがどっちにしよか・・・。凡用性的に階層型にするか。


「次は構造だな。」


 網目のようにするか大広間を作ってそこを軸にした造りにするかだな。

 普通はこの二つを混ぜて作るんだから分けるのもおかしいな。

 しかしwikiにはそう書かれていたのだからいいか。

 ・・・やりたいことがあるから少し変わった形にしようか?

 いや、階層型なら第二階層の時に使ったほうがインパクトが強いし不意打ちにもなるな。

 第二階層にしておこう。・・・よし第一階層はこうしよう。


「それじゃあ先に一回通路を作ってしまうか。」


 --作成中--


「おし、できた。」


 通路は完成した。次は魔物だな。にしても“入口”作った時に比べたら屁にすらならない。この調子ならばあの状態にはならないまま終われそうだな。


「魔物か~。んースライムとか?」


 ・・・ぶよぶよした塊が出てきた。見た目がすごい気持ち悪い。


『魔物の詳しい説明とかならば【ステータスオープン】と唱えてみよ』


 !?、ニュクスの声がいきなり聞こえてきた。


『ふふん、驚いておるな。まあ無理もないのじゃが。焔の頭の中に直接話しかけておるのじゃからな。』


 まさか今までの俺の考えもすべて――。


『安心せい。これはちょっとためしにやってみただけじゃ。ちなみに焔からもできるはずじゃからこんど試してみい。それじゃあ切るぞ』


 ・・・・・心臓に悪い奴だ。しかしいいことを聞いたな。


「【ステータスオープン】」


 おお!なんかウィンドウがでてきた。

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 “スライム”

 液状の生物で単細胞。主に水分でできているため物理攻撃ダメージを無効化する。モンスターの中で最も種類が豊富な種族。

 このスライムは一番下っ端のスライム。

 モンスターランク☆☆

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 おお!物理攻撃無効か。ドラ○エのせいかスライム=雑魚だと思っていたがそうじゃないんだな、見直した。種類が豊富ってことはいろいろと応用できそうだな。楽しくなってきたぞ・・・・・。


スライム君地味にチートレベルですね。

2/2誤字訂正

6/14改行および脱字の修正

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