第八話 ダンジョン完成と初めての侵入者
おおむねダンジョンが完成したので一休み。
「・・・焔よ。」
「なんだ?」
「第一階層がちと鬼畜すぎないか?」
いまニュクスは“ダンジョンクリスタル”を通して完成したダンジョンを見ている。やっぱりダンジョンの制御と言ったらクリスタルでしょ!!!
「第一階層にはスライムしかいないはずなのだが。」
しかもあの初期のやつだけだ。
「魔物の事ではない。ダンジョン構成の事じゃ。」
「それには気合を入れて考えたからな。」
「これでは誰も第一階層をクリアできぬではないか。」
それは困る。本当に気合を入れて作ったのは第二階層のほうなのだから。手を打っていないわけではないのだかな。
「だから一階層では外と連絡が取れるようにしてあるだろう。」
時間をかければクリアできるようにきちんと処置はしてある。
「なるほど、なぜ連絡可にしてあるのか不思議であったがそういうことであったのか。」
犠牲は多大だろうがな・・・・・俺の思考がすでに人間のそれでないことに気付く。これも魔王になったせいなのか。
「物思いに耽ってるでない。ほれ侵入者がやってきたぞ。」
ダンジョンクリスタルを覗き込む。するとそこには肝試しに来た男女4人組が映っていた。
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「いやー幽霊屋敷って言っても何もねぇな。」
「いままで沢山人が来てるんだろ?だったらめぼしいものもないんじゃねぇかな。」
「そうだねー。あーあ、あたし仲間にいった証拠みせなきゃなのにさぁ。」
「今からでも帰ろうよ~。なんか出てきそうだよ・・・。」
私、高梨恵は友達の高橋恵子ちゃんに誘われて町はずれにある廃墟に肝試しに来ています。
本当は怖いから来たくはなかったのだけど恵子ちゃんと男子二人(名前は知りませんが、恵子ちゃんとは仲がいいみたいです)にゴリ押しされて来てしまいました。
この廃墟は地元では有名な肝試しスポットで何人もここで見たという人がいます。
「大じょーぶだって恵。いざとなったら蔵馬くんが守ってくれるって。」
「ええ!なんで俺?」
最初に発言していた子は蔵馬くんというそうです。見た目ちょっと怖いので苦手なのですが・・・。
「照れるなって蔵馬よぉ。お前が高梨の事が好きってことはクラス中にばれてるんだからな。」
「え!は!な、なななに言ってるんだし。違うし。俺そんなんじゃないし。」
どういう意味かは知りませんが蔵馬くんは嘘が苦手のようです。
「あっはっはテンパりすぎだよ蔵馬。恵がひいちゃってるよぉ?」
「え!そんなぁぁぁぁ!」
にぎやかなので少し怖くなくなってきました。・・・あれ?
「ね、ねぇ恵子ちゃん。」
「ん?どうかしたの恵。」
「あれって・・・。」
どう見てもふすまです。こんな古ぼけた洋館にふすま?しかも明らかに新しいのです。周りとのあってなさは以上です。
「・・・ふすま、だよな?これ。」
「にしか見えないが。なんでこんなに新しいんだ?」
「おもしろそうじゃん!行ってみようよ。」
「えっ・・・ねえもうやめて帰ろうよ~。何か危ない気がするよ~。」
なぜかふすまは開けないほうがいいという気がするのです。
「大丈夫だって。どれどれ、中はどんな感じかな~。」
「あっ!だめぇぇぇ。」
そのふすまを開けた瞬間私たちを光がつつみました・・・。
6/14 改行しました。




