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第63話 私を消して

こんばんは。

今週も時間ができましたので、

統合失調症エッセイを書きに来ました。


今週は月曜日までの連休です。

このエッセイは土曜日の夜に書いているのですが、

土曜日、平日の疲れがどっと出まして、

一日中ぐったりと寝ていました。

私の書いているものを追っている人はあまりいないと思いますが、

実験的短編集や、怪談物語など、

毎日書いているものが、

今週の平日、少し途切れたなどと言うこともありました。

お休みのお知らせなども書いたりもしました。

このところ会社が早出になって、

毎日激務でぐったりしています。

早寝早起きに身体は慣れつつあるのですが、

会社が終わるころには、疲れでぐったりです。

疲れ対策としまして、

水をよく飲むこと、ツボを押すことなどをしています。

水を飲んでおくと、身体が楽になります。

ペットボトルのお茶でもいいです。

とにかく、身体が水分不足ですと、疲れが増してしまいます。

気が付いたら水分取った方が、疲れには効果があるようです。

あと、ツボですが、

細かくどこのツボなどと言い出しますと、

このエッセイでは足りません。

比較的効いたのが、腕を揉むことと、顔を揉むこと、頭を揉むことです。

疲れたときに、これらを揉んでおきますと、

一時的ではありますが、疲れが違います。

疲れてめまいまで覚えるときは、

腕、顔、頭を解しますと、楽になります。

特に驚いたのは顔でして、

何の気なしに、おでこを揉んでみたところ、

痛みを覚えるほど凝っていたんです。

そこから顔をあちこち揉んでみたところ、

結構何かが澱んでいるようで、

解して楽になったことがありました。

顔を揉みますと、劇的に楽になるのが目です。

どんよりしていた視野がはっきりします。

頭を揉む際には、首と耳と顎の間あたりも揉みますと、

肩こりまで楽になります。

また、コルセットをつけてから、

姿勢がよくなったと見えて、

車の運転の際、頭がヘッドレストにつくようになりました。

今までは頭が前に出ていたらしく、

頭がヘッドレストにつかないままでした。

姿勢が悪いまま、車を運転していて、

長時間の運転は相当疲れました。

コルセットを続けていて、気が付いたら、ヘッドレストに頭がついて、

楽な姿勢で運転できるようになったので、

コルセットすごいなと思います。


今夜のおともは、

オリオンビールの、おそらくクラフトビール、

島星シトラスエール。

それから、翠ジンソーダの柚子搾り。

最後に、キリン本搾りライムです。

おつまみは、ローソンのサラダチキンスティックの、

オリーブ&チーズ味と、バジル味です。

お酒は今週末限りのラインナップですが、

アルコール度数がちょっと下がっているので、

昨日飲んだ限りでは、悪酔いはしなかったように思います。

お酒は週末の楽しみ。

ほどよく気持ちよくが一番です。


さて、今回は、

私を消して、です。


少し前まで、私の意見は言わない方がいいものだと思っていました。

私というものは徹底的に消して、

みんなの言う通りにしないといけないと思っていました。

私の個性は消えなければいけない。

私はみんなが存在していいと言っているから、

存在を許してもらえているからここにいる。

それ以上を望んではいけないと思っていました。

みんなが私を拒絶したら、

私はそれこそ消えないといけないと思っていました。

みんなに許してもらえるように、

みんなの言うことを全部聞き入れないといけない。

私はそうしないと許してもらえない。

その頃の私は、生きていることも、よくないものと思っていたように思います。

統合失調症もそうですが、

劣っている私が生きていくためには、

みんなという漠然としたものに、

許してもらわないと生きていけないと思っていた節がありました。


うーんと。みんなって誰だとか言われるかもしれませんが、

私以外のすべてとしか、その頃の私は感じていないと思うんです。

私か、私以外のすべてか。

そのくらい世界が狭かったんです。

そして、私以外のすべてに許されないと、

私は存在してはいけない。

私は個性を持ってはいけない。

私は意見を持ってはいけない。

私は逆らってはいけない。

私は徹底して私の気配を消していかないと、

どこから攻撃を受けるかわからない、

あるいは、存在を許されなくなるかわからない。

当時は、みんなと言う曖昧なものは、

いつ私を否定してくるかわからない、恐ろしいものでした。


この話を書いたか忘れたのですが、

私と旦那の間には子どもがいません。

不妊治療を数年したことがありました。

人工授精を34回しました。

さんよんかいではありません。

さんじゅうよんかいです。

旦那は子どもが欲しいようでした。

私は私の意見を消して、

旦那が気の済むまで不妊治療を続けました。

朝に旦那の精液を持って、

会社を断って抜け出して人工授精に産婦人科に行きます。

そのまま会社に戻って仕事をして、

人工受精後、ホルモン注射を一日置きに何回も受けます。

今度こそ子どもが授かるという期待を持ち、それが折れるのを、

34回繰り返しました。

会社では冷たい視線を浴びました。

ホルモン注射は、200回を越えたと思います。

それでも私の意見は消しました。

身体は正直がたがたでしんどかったですが、

私が不妊治療をやめたいと言っても、

旦那は生理が止まるまでやろうと言ったものでした。

正直限界でした。

ある時、体外受精をしようと旦那が言いました。


軽く説明を入れますと、人工授精は、

持ち込まれた精液を、受精しやすいように調整して、

それを女性の体内に入れる技術です。

自然の性行為よりは、精液が調整されていますので、

妊娠がしやすくなります。

体外受精と言うのは、

女性の卵巣から卵を取り出して、

調整した精液をかけて、女性の体外で受精させる技術です。

受精してある程度卵の細胞分裂が進みましたら、

女性の身体に戻して着床させるというものです。

さらに、顕微授精というものもあり、

女性の身体から卵を取り出して、

男性の精液の中から、活発に動く精子をチョイスして、

顕微鏡で受精させる技術です。

これも、ある程度細胞分裂が進みましたら、

女性の身体に戻して着床させます。


さて、体外受精を選んだ私たちでした。

ここにも私の意見はありませんでしたが、

旦那は、体外受精を一度だけしてみて、

それでもダメならば諦めようとのことでした。

私は、もう何でもいいという気分でした。

どれだけ何をやっても認められない。

どれだけ心が折れてきたのかわからない。

私はこの家にいるために何も意見を言わないでいましたが、

結婚を続けてこの家にいていいと認められるには、

どれほどのものを犠牲にすればいいのかと思いました。


体外受精のために卵を取り出し、

精子を使って受精させた後、

卵を体内に戻す前に、受精卵の細胞分裂が上手く行かず、

体内に戻すに至らないということになりました。

ああ、終わったんだと思いました。

旦那を納得させる形で終わったんだと。

私が終わらせたかったのと、旦那の納得と、

両方そろってようやく終わったんだと。


それから、旦那とはゆっくり距離を近づけていきました。

こうしてほしいことなどを、

お互いに少しずつ話していきました。

最近の会社の疲れなどの時は、

旦那が晩御飯を作ってくれることもありました。

旦那も家事のいろいろなことをして、

生活はかなり楽になりました。


私が消えればと思っていましたが、

私が消えてしまっては、夫婦でないと思うのです。

世界から私が消えたところで、

小さな一個人が消えることですが、

この家から私が消えたら、

この家の大部分を占めていた私が無くなります。

私はもっと、私でないといけないのです。

世界中から否定されようとも、

私が生きたいと望めば、それが私の正義なのです。

私がいる理由を外に求めてはいけないのだと思います。

私をどれだけ消して、尽くそうとしても、

私以外の存在が、そこにどれほど感謝をするでしょうか。

私はこうしたい。

私の望みはここにある。

私の世界の中心は私です。

みんなと言う曖昧なものが中心にあるのでなく、

私の世界は、私が中心です。

どれほど消そうとしても、

私の感じることで、私の世界は色を持って行きます。

私の世界から、私を消すことはできません。

不妊治療などを経て、

遠回りですが、私は私を取り戻しました。

つらい経験ではありましたが、

こうして全部書きだして、

子どもを持てなかった私が昇華されます。

執筆は、私の世界を描き出すもの。

つらい記憶も、私の世界の一部です。

これもまた、私の物語です。


また、時間がありましたら、

統合失調症エッセイを書きに来ます。


ではまたいずれ。

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