表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/5

その2

そんな中、日本兵が部下の少年兵を残忍にも切り殺すというシーンを撮影していました。その場所だけは天窓があり、自然光が役者たちをキレイにライティングしていましたが、そのシーンは目を覆いたくなるような恐ろしいシーンでした。

我々は光が当たらない薄暗い壁際にカメラを構え、撮影の準備をしていました。私はカメラの横で現場を見ていました。

すると、カメラを構えているすぐ後ろの壁の穴に奇妙なものを目の隅でとらえたのです。

何が見えたかというと、真っ白い顔です。女の人の顔が見えたような気がしました。それはまるで、壁を挟んだ向こうの廊下から、体を乗りだし、穴から顔を現場の方に突きだしているように見えたのです。

え?

っと疑問に思った私は反射的にそちらを見直しました。

そこには何もありませんでした。コンクリートの壁に穴が空いているだけです。

そう。何もなかったんです。見直した先には、それに見間違えるような白い物は何もなかったのです。

スタッフの誰かかとも思いませんでした。何故なら、その顔は生きた人間の顔の白さではなかったからです。一瞬の出来事だったのではっきりと顔を見たわけではなかったのですが、その白い肌が非常に印象的でした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ