6-3 新材料を求めて
投稿が遅れています(;'∀') 体調はイマイチですが今後は週に一度は投稿できるように頑張ってまいります。
「あらあら もう二人共仲良くお話中かな?そろそろ仕事を始めますね、ローズは昨日までの仕事の成果を教えてくれるかな?ブライトはまずこの工房の仕事の流れを覚えて頂戴、慣れてきたら自分の仕事を合間にしてもらっても構わないわ」
この様な工房での仕事は彼としても初めての体験であった、新鮮な気持ちで二人が仕事をする手順を楽しげに見つめる彼の姿があった。
ほう・・実際に金型を作り部品を集め組み立てる作業はかなり気を遣う行程なんだな、、頭では理解しても彼は便利な虚空庫にての自動モードに慣れきっていた、彼女等と同じように手を動かしての作業などまるで素人同然でもあったのだからだ、、、。
でもこれって作る物の明確さと部材があればこんなに手の込んだ工程をせずとも虚空庫の中で大量生産が可能だよな、、、
つい慣れた方式で考えてしまう、彼は必死に頭を振り続ける。そうじゃない、、俺は作る行程を楽しみたいのだから余計なことは考えまい、、、そう何度も自分に言い聞かせていた。
「どうでしたか?行程はある程度理解できましたか?」
バルベラさんの問いかけが急に耳に響いて来た、慌てて頷く彼であった。
「・・ひとつ質問ですが、この作業で日にどれだけの品が作成可能なのでしょうか?」
「それは作る製品にもよりますが、今私達が作っている物ならば、、そうですね 日に5個出来れば上出来でしょうか?」
成る程、、そのぐらいしか生産は無理なのか、、ならば、、
「もうひとつ 納期は?そしてその完成予定個数を教えて下さい」
「納期と個数ですか? うーん 正直納期は決定的ではありません、最終個数は150個が目標です」
納期はつまり、、出来たら納める方式か?個数だけは決定だと、、、
「今現在はローズさんの頑張りで45個は完成しています、残が105個ですね」
日に5個なら最低20日程度かかると、、
「もしもですが今より早く作業が終われば、次の仕事が?」
「はい、、仕事は正直 断るほどに入ってきてますが、なかなか希望通りには進みません、、」
「もうひとつ、材料は残りの個数は全てあるのですね?」
「ええ、、それが何か?」
「はい、、もし仕事が早く終われば皆さんの研究時間も増やすことができますよね?」
「それは無論です ローズも私も新しくやりたい事が山積みなんですよ、、」
目の前の製造に追われて本来したい研究になかなか手が出ない状態と言う事だな。
「では 皆さんの代わりに、この魔道具の製作は私に任せて下さい、皆さんは好きな研究に時間を割いて頂ければと 思います、、」
「・・可能ならそうしたいのですが、、かなり作りあげるのに時間がかかりますよ?ブライトさん一人だと目がまわる忙しさになりますけれど?」
いや 正直この程度ならば、一晩あれば100個は製造可能だと彼は計算していた。
「試しに私が何個か作ってみたいと思います、材料を10個分用意して下さい、あっ 申し訳ないですがスキルを使いますので少しこの場から離れて、出来る時間で隣の研究室にて皆さんのやりたい事をしていて下さればと、、、」
「「?」」
何となく納得しない顔で、まず彼の好きな様にさせてみるかと二人はきりのいい所で仕事を終わらせて隣室へと移動して行く。
済みません、、無理を言って。でもあまりスキルを見られたくなくて、、、。
作業台に残った10個分のパーツと完成品を一つ虚空庫へと移動して行く。
えーと、、これだ、、この完成品を作りたいと登録して、、、よし 問題なく稼働しそうだぞ!
喜び勇んで彼は開始のボタンを押し込む、、、、、、
よしよし、、作製を始めたぞ、、えーと、1分間に1個完成予定だと!
つまり10分で全て10個分作ってしまう、、これは余りにも早くない?困ったな、、、
どうしたものかと考えるが、最初はもう少し時間が必要として、、どうだ 5分で1個作製モードに変更できるか?よし 問題ない、、、後は時間まで俺も好きな事を出来るぞ!
かなり彼としてはのんびりモードでの製作になったが、これでも彼女等とは比べられない程に早い完成品が出来る事になる。喜んでくれるかな?それとも、、、、、
やがて予定の一時間程が経過して、確認すると10個の完成品がある事が判明。
まだこれでも早いかな、、でもこのまま机でする事もないし、、、
覚悟を決めて彼女等を呼びに隣室へと移動して行く。
「ええ?慣れている彼女でも日に5個ですよ?!本当に完成したのですか、、、、」
二人は疑わしい目で作業室に移動すると、そこには作業台に並んでいる10個を発見して呆然とする。
「ほ 本当に完成して動くのですか?ローズ全てを動かしてみて、、、」
彼女はひとつひとつが間違いなく動くのかを全てを確認を終える、、、
「・・信じられません、全て完璧に動きます、、、、、」
えーと 何か異物を見る様な目で俺を見ないで下さい、、、、。
「・・ブライトさんはどうやってこれを、、いえスキルに関する事でしたね、余計な事を言って申し訳ありません、、、」
いえいえ、此方こそ 早くて済みません、、、。
「し 師匠、この調子で製造できるなら、仕事を増やしても いえ好きな研究時間に振っても、、」
「そ そうね、、少しブライトさんと話をして、その後に方針を決定します」
俺は研究室に連れていかれて彼女と話し合い?となった。ローズさんは一人で残りの魔道具製作に励んでいる様だ。
「ブライトさん、、貴方は何者なんですか?常人とはとても思えません、、、スキルに関しては聞きませんが、この調子で作業が進むと私達の何十倍も働いた事になります。嬉しい事なんですが 正直そんなお給料は出す事は不可能だと感じています、、、」
あっ、、そちらの心配か、、確かに経営者としてはその点に関心が向くよな、、
「そうですね、では 今までの効率を10倍以上にしますので、それでノルマを達成したら空き時間で私の好きな様にしてもかまわないと約束して貰えますか?それが可能なら、、給与を倍にして頂ければ満足です」
効率を10倍以上?!その代償で給与は倍で良い?!
余りの低待遇で問題ないのか彼女は頭を抱えて考え込む。
あの、、給与が高かったですか?ならばもう少し下げても、、、
「逆です!余りにも私に都合よすぎる待遇に混乱しています!」
この程度の製造ならば日に200個以上は余裕で完成できるので、そんなに心配しないで、、
日に200個?!を余裕で! またまた彼女を混乱させてしまった様だ。
「ふうーー、、信じられませんが実際に現実が、、、ブライトさん条件は飲みました。当初予定通り空き時間をご自由にお使いください、、、」
給与も倍もらえて好きな事が出来る時間が増える、、天国かも?!
喜んでいる彼とは別に、彼女は虚ろな目で彼が何者か考えていたのだ。
当然その日のうちに在庫分の組み立ては全て完了となり、出入りの業者に追加分の部材を発注と言う彼女の工房としては初めての大量生産が可能になった記念?すべき一日となった。
「あの、、部材が来る数日を好きな事をしていいんですか?」
同僚のローズは当初はどう対応していいのか困惑しながらも別室にて自分の研究に嬉々として没頭していったのであった。
肝心のタローはこの町の散策に出ていた、今後の自分の方向性の糧に成るべく武器屋・鍛冶屋そして薬師の元に足を延ばし特に鍛冶職人に金属板の発注をお願いしていた、金属関係はかなり在庫が減りつつあった、今後も使用する可能性が高い部材であるので出来るだけ集めておきたかったのだ。
当初の使用予定は今のところはないが、錬金術を多用していけば直ぐに底をつくのが見えていたからだ。
アルミは製造出来ないのか?
他の金属関係と比べても、軽く錆びずに加工も楽だ。例の宇宙船から回収した部材の中に正体不明の金属類が少し入っていたが、今のところこれについては活用法が思いつかず、時間のある時にじっくりと調べてみるつもりである。
アルミは確かボーキサイト?が鉱石で製造されている筈だ、武器関係は難があるが一般加工には便利な存在でもある。鍛冶職人にはあんなの利用価値はないと煙たがれたが、それらしい鉱石が埋もれている場所は教えてもらった。どれ程埋まっているのか出かけてみないと判断は出来ない。
バルベラさんに訳を話し一日採石がてら出かけることにした、彼女もアルミの利用法については知らなかった様だ、大量に入手出来れば彼女の仕事にも必ず利用できる筈だからだ。
この荒野の岩山に有るらしいが、、、
聞いた事によるとこの地区はたいした魔物はいないらしい、精々数メートルの砂漠ミミズの類が出てくるか下級魔物がうろつく程度との事だ。
・・あの先に少し岩山地帯があるか、、
岩山地帯に近付いて虚空庫にて採掘を行っていく、ある程度の深さになり成分を確認していくとボーキサイトが微量に検出出来て来る。
もう少し掘るか、、、
検索君によるとこのボーキサイトからアルミナを抽出して電気分解にてアルミへと変化する様だ。まずはアルミナを大量に集めねばならない。
どうだそこそこアルミナを集めだが、これでアルミに変化できるのか?
祈る気持ちで製造モードに取り掛かると、見事アルミらしき板版が出現して来た。
よし、、成功だ。ならばアルミナ迄大量抽出して持ち帰ろう。
その日は現場にて一日作業に没頭していくタローであった。
投稿が遅れています(;'∀') 体調はイマイチですが今後は週に一度は投稿できるように頑張ってまいります。




