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3-3 いざ内部探索へ1

「何だこの壊れた大きな穴は?これなら大人もすんなり入れるぜ?」

「・・ああ 思うに当時は入り口の大半が埋まっていたのだな、、わずかな隙間から私が侵入した と言うのが正解かな?」


師匠は懐かしそうにその入り口を見つめていた。


「それに間違いはなさそうです。推定本体の1/3が埋まっている状態ですからね、、」

「おい 異世界人、すると問題はこの中には嘗ての人族かなんかの知らない者達の連中が今だに存在していると言う事か?」


 ・・いや 流石にそれは無いだろう、、進んだ文明を持っていたとしても例えばコールドスリープ装置にて生存するには余りにも時間が過ぎ去ってしまったからな。


「この中にいたと思われるのは他の惑星からこの地球に何かの目的で来た、、と言う通称宇宙人と呼ばれる人たちだと考えられています」

「「他の星から来た宇宙人?!」」


余りのタローからの説明に二人は何も話せなくなり、頭の中は混乱の極みに襲われているらしい。


「・・でも もしかして未来人かも、、そうなると私達の子孫たちという仮説もありますが、まぁ中を探索して運が良ければ亡骸等が発見できれば結論も出るかも、、、」


彼の頭の中では未来人達がタイムトラベル中に何か問題が発生してそのまま取り残された可能性も考えたのだ。


「おい 異星人、すると俺達の子孫?か他の宇宙人?に会える可能性が?」

「はい、、但し時間経過が余りにも過ぎ去っていますので全て塵芥の状態かも、、、」


二人は情報過多の状態に陥りただぼーっと現状を見つめているだけだった。


 ・・申し訳ない 私の知識でも持て余し気味なので、お二人には、、、


「さて ここでじっとしても始まりません、中へ入ってみましょうか?」


その言葉に二人はようやく始動が開始状態となっていく。


「そうだな、、当時は良く理解できなかったが今はお前がいるから少しは理解できるかも、、」

「な 何が何だか、、まぁ 中に入ろうぜ!」

「一応何があってもすぐ対応ができる心づもりでお願いします」


長く穏やかな円形の通路が続いて行くのを3名は注意しながら進んでいく。


「こう見るとかなり大きな建造物だが、宇宙船とはこんなに大きい物なのか?」

「・・それに関しては姿 形等はかなり種類があると目撃談があります。 この円盤型や葉巻型 円筒型等あるようです。そして大きさはピンキリで、恐らくは無人型で直径は1メートルもない物から推定数キロに及ぶ母船タイプとかなり多種にわたる可能性があります。この円盤型は直径百メートル程ですが、星から星へ移動するのなら小型タイプかもしれません」


「・・お前の説明を聞いて確実にお前が異世界人だと納得したよ、、、」

「ははは 確かに 私達では作り話でもここまでは浮かんでこないな」

「なぁ この中は意外と明るくないか?あの金属の塊りなら内部はかなり暗いと思っていたが、、」

「はい、、その点は私にもなんとも、、この周辺を覆う金属が外部の光を僅かに吸収しているのかもしれません。ほら 天上部に定期的に少し窪んでいるのが何個もありますが、そこから採光?が集められたのが放出されているかも?」


電機システムが作動していればかなり内部は明るいと思われるが、どう見てもこの内部は無音の静寂性に包まれていた。

所々にもしかして開閉の出入り口先と思える箇所があるが、どれほど力を込めても動く事は無かった。


「・・この先だ、あそこに内部に入れる場所があった、、、」


当時を思い出しながら彼女はその場所へと早足で進みだす。


「・・師匠 もう少し用心しながら、、」

「ははは すまん、、どうも気が逸ってな、、、」


幼い頃に体験した記憶を懸命に思い出しながら彼女は今と過去の違いを探すかのように落ち着きなく視線は動いていた。


「ここだ、、こんなに狭い隙間を当時の私は入り込めたのだな、、」


恐らくは自動ドアのタイプであると思われるが、其の開閉ドアは少し開いた状態で動作が終えていた。


「こ これは流石に今の俺達じゃ入り込めないぜ、、、」


皆で協力して力任せにドアを開けようとしてもびくともしなかった。


「・・残念だ この先に話に出た 電気部品?と似た物があったのに、、、」

「・・・・・・・」


タローは隙間から内部を覗き込むと暗い空間しか見えずに内部の様子がいまいちはっきりとはしない。


 ・・落ち着け どう見ても電機系にて制御されているよな、するともしトラブル等が発生したら取りあえず何とか手動に切り替えるのが常識だと思う。・・・まてよ。


突然彼は出来るだけ半身になり片手だけを懸命に伸ばし中の側壁部分を上から順に触りつつ次第に中腰、最後は廊下に接触するほどに身を下げて行く。


「「?? 何をしているのだ」」


その行動に他の二人は呆れた様子で彼を見入っていた。


 「あった!!」


突然に歓喜の声を上げるタローがいた。

彼が触った感触では側壁の材質と明らかに違う薄い小さな材質を触る事が出来たのだ。


「・・こんな時は少し強めに押し込めば、、、」


彼は力任せに薄い手触りの部分を押し込むと、、、

突然に パリンと言う感触で何かが壊れた手触りを感じていた。


「・・やはりだ、、この中にきっと、、、、」


彼は更に手を伸ばし懸命に何かを探そうとしていた。


「こ これだ、、何かノブ状の物が、、、」


必死になってそれが動く方向へと懸命に動かし始めると 突然に ガコンと何かが外れる小さ目な音が皆に聞こえてくる。


「何だ?今 何をしたのだ?何か音が、、、」


彼は満足した顔で立ち上がると自動ドアらしき扉に再び手を添えて力を籠めると、あれだけ頑固に開閉を嫌ったドアが重々しく横に動き出した。


「「ああん!? 何をしたんだ お前は?」」


タローは軽く汗を手の甲で拭いながら笑って答えた。


「非常ノブを探してみたんですよ、あって良かった、、、」


またもや二人は何の事か合点がいかぬと暫し固まってぼんやりしている。


「さぁさぁ 扉が開きました、まずは中へ、、、」


そう言いながら彼が最初に中へと移動していく。


「・・あれだ あそこにある物がお前の言う 電気部品? なのでは、、、」


師匠が何やら指さす方角に得体の知れない機器類が何個も設置されていた。それに注意深く近寄りその物を確認していくタローがいた。


・・これって何だろう、、予想もつかずに制御系パネルが表面に設置されている機器に手で触ってみる。


 この感触はタッチパネルに近い感触だよな、、何かをこれで制御していたのだろうけど、肝心の電気系が動かぬと判断に困るな、、、、


何個も置かれている機器は同じような仕様に見えて、若干の違いを各機器が見せてはいるが判断に困る存在物でもあった。


「・・違うぞタロー、その奥の機器の裏側を見よ!」


師匠の声が更に一段高く部屋中に響く。それに反応して彼は指摘された機器の裏側に回り込んだ。


「・・おっと 扉が開いて内部が見えているぞ!」


 もしかして不具合が発生して誰かが内部を見ようと開けての操作中だったのか?


機器内部へ顔を近寄せてその内容を確認しようにも初めて見るパーツ系に困惑する、彼にとっても確認の仕様がない、見た事のない部品類が納まっていた。


 ・・これはコンデンサー系? こっちは抵抗アレー?かな、、、


精々解る部品類はこの程度で恐らくはLSIの進化型と思われる部品群が中心を占めている。


 どうしよう?何個かユニット上になっているので、ごっそり回収してみればいいかな?


この場所はどう見てもこの円盤の中枢部には思えない、、此処にある部品をある程度回収しても支障はなさそうだ、、、そう勝手に彼は納得すると機器の内部からユニット系を中心に手あたり次第に虚空庫へと収め始める。


 ・・申し訳ないが今後も電機パーツ系は必要になる可能性がある、、


そう自分を納得させると取れるパーツはほぼ全て回収した彼である。


 えーと 後は目ぼしいものは?


棚に並んでおいてある正体不明な品も出来るだけ回収していく彼であった。


「お前 えげつない程に虚空庫に収めていたな、、、」


師匠が半ば呆れて苦笑いをしながら指摘する。


「・・正直 用途不明な部品が大半なんです。後であれが不足していたと気軽に寄れる場所でもないですから、、申し訳ないですが出来る限り集めてみました。後この扉系も外して金属関係も集めてみます」


 ・・おっ おお、、、そうだな。


もはや自分の立ち入る領域ではないと師匠は頷くだけであった。

彼は集める事に一息つくと再度この部屋の内部を見渡す、次の部屋に続くドアが二つあるがどちらも開閉する事は無い。


「・・おい 先程の開けるノブとやらが何処かにあるのでは?」

「・・いえ 見渡しましたがそれらしき物は見当たりません。恐らくは先の部屋の内部に設置されていると思います。内から外へ脱出する為の物だと思いますので、、、」

「・・すると これ以上はこの部屋からでは中に入れぬのか?」

「はい・・電気系が動かねば無理ではないかと、、、」

「・・その電気系とは何だか分からぬが、、これ以上はこの部屋での収穫は無いのだな?」


 ・・残念ながらこれ以上は、、うん?


最後に部屋を注意深く見ていた彼が壁のひとつに違和感を感じる。


 ・・これは何だろう?スライド式になっているような気がして、彼は静かに手を添えて両方を引いてみると。


壁の一部が開閉されると中から何やら見慣れた形の、、、


「うおーー これは銃類なのか?!」


だが姿かたちは彼が知っている類いの物と何か違和感があった。


「・・何なんだこの形は?もしかしてレーザー系の武器?」


手に取って確認して見ようとしたが、安全系の為か固定金具があり、彼の力ではびくともしない。


「何なんだ、、その可笑しなベルト部を外せばいいのか?俺に任せろ!」


ようやく出番が来たとゲルンが力の限りに引き千切ろうと顔を真っ赤にして力を籠めると、、プチンと言う音と共に固定ベルトが外れ去った。


「・・どうだ 俺様が役に立っただろう?」


流れる汗をぬぐいながら、更に残る2つに力を籠め始める。


「・・忘れてた こいつは馬鹿力だけはあるんだ、、、」


師匠が彼を蔑む目で呟いていた。

ゲルトのお陰で合計3つの銃?関係と思われる物も手に入れる事が出来た。


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