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3-4 いざ内部探索へ2

「・・忘れてた こいつは馬鹿力だけはあるんだ、、、」


師匠が彼を蔑む目で呟いていた。

ゲルンのお陰で合計3つの銃?関係と思われる物も手に入れる事が出来た。


何処か更に内部へと入れる場所は無いかと探しては見るがこの場所からは不可能と判断する、ならば他の場所を探して見るかとまた通路に出て歩き出すが結果的には一周グルリと廻ってこの場所へと帰って来るだけであった。


「・・やはり無理かな、、そもそもあんな状態で扉が開きかかっていたことが奇跡ですね、、」

「ふむ 術は無いのかな、、、」

「なぁ お前等はこの後どうするんだ?俺はそろそろ村へと帰らねばならんな、、」


「師匠どうしますか?」

「うーむ もう直ぐ夕方だし、下手に森の中で野営するよりここの方が安全だとは思わないか?」

「あっ 実は私もそう思っていました、何も危害になる様子はなさそうですし、、ここで一晩過ごしますか?もしかして内部へ入る方法が見つかる、、、それは無理そうですね」

「・・ならば一旦俺は帰るぞ 明日再び此処に来てもいいか?」

「ああ お前が来るまではここで内部探索を続ける予定だ、、、」


いったんゲルンは村へと帰るために外へと走り出していく。


「・・あいつは迂闊な時がある、村の仲間に下手なことを話さねばいいが、、、」

「基本 禁足地に近い場所ですので、本人もそこは理解しているものと、、、」


この部屋内であれば念の為に師匠の結界だけで済みそうだ、まずは食事の準備にかかるタローであった。


「うーん 気が張っていたのか腹が減っていたのも忘れていたな、、、」

「はい こんな経験も貴重ですね、、、」


二人はまずは腹を膨らますことに集中していく。


「はぁぁー 美味かった、、これで一安心だな。だが 感心するほどお前の知識は豊富だな、、」


食後のお茶をすすりながら改めて内部を見渡すが、用意していたランプの光にこの部屋の内部がほんのり明るく照らし出していた。


「・・いえ 前世の記憶だのみですから、、」

「そうすると、、お前や勇者が住んでいた世界はかなりの発達した世界なんだな?」

「そうですね、、実際には勇者と会って話をしなければ互いの住んでいた年代がはっきりしませんが、、」


そうは言っても スマホの話も出たし、意外と住んでいた年代はそう違いはないのかも知れない。


「そうだ、色々と聞きたい話はあるが、その前にスマホとやらは回収した機材で作成できるのか?」


でしたね、、それが半分目的でここで来たようなものだった。


「後はのんびり寝るだけですし、その前に作成して見ましょうか?ここならまだ電気部材が潤沢にありますからね、、」


部材が足りなければ申し訳ないが、また回収すればいいだけだ。問題は見た事もない部品が多い事だ、、上手く再現できるのかな?


「おう それは、、是非とも頼む」


師匠が軽く頭を下げる、、その様子からかなりスマホに対しての想いが強く感じられる。もしかして勇者ケンタロウ氏との想いを叶える事に、、、、


「うん どうした?また何か手が止まっておるぞ、、」


 あっと 失礼、少し考え事を、、、


ふと 師匠とその勇者との関係を考え込んでしまった、、何となく互いに想い人だったのではないかと、、そう言えば前にあのゲルンが其れらしき言葉を発した事があったと、、、

おいおい それがどうした?俺に関係のない、、、しかし 少し胸が痛むのは何故だ?


「おい 手が止まっているぞ?」


その言葉に慌てて作業を再開した。


 ・・・えーと 製作コメントに スマートホーン と書き込んで、、、

 必要部材は と、、、えーと 回収した機材から必要な部品を外しても良いですか おっ、丁寧なコメント有難う はい と押せば、、、、、


製作作業が開始されたと案内が出て何やら動き始める。


「師匠 何やら動き始めましたよ!」

「そうか!上手くいけばいいな、、、」


やがて案内板は機器の完成を伝えてくれる。


「・・完成か?なになに バッテリー部品が不足していますので、必要なら今後追加してください か」


言われてみればバッテリー関係は回収していなかったな、、後で探して見るか。


「どうなんだ 出来たのか?」

「はい こちらです、、確認してください、、」


新虚空庫から取り出して待ち侘びている彼女へと手渡しをする。


「・・こ これがスマホか?不思議な形をしておるな、、この黒い画面は何なんだ?どう使うものか」

「済みません バッテリーは部品を回収してなくて、、何処かにないか後で探してみますね、、」


例え見つかっても肝心の通信関係がこの世界では発達していない、つまりただの箱 状態でしかない。


「ふーん するとせっさく作ってもこの世界では使えぬと?」

「その通りです、、恐らく勇者としては前の世界で日常的に手で使用しており、常に離さなかった品なので愛着があったものと、、」

「・・成る程 ではこの動かぬ物でも彼にとっては、、」

「贈答すればまず嬉しがる品だと思いますが、、」

「そうか!ならばいい 有難う!」


おう 師匠の顔が乙女の様に一瞬輝いたぞ、、、、、


どれ寝るには早いし もう一度この部屋を探索して見るか、、、

師匠は渡したスマホをそれを大切そうに微笑みながら触っていた。


 うーん この機器の内部に何か代用品は使えないのか、、、


彼はゴソゴソと設置してある機器の内部に顔を突っ込んで探していく。


 うーん ないな、、恐らくは俺達の時代とは違うバッテリーが組み込まれているとは思うのだが、、


問題はそれが使えるものかと言う事になる、なんせどの位年数が経過しているのか、、


 うーん 代用品でも、、待てよ案内板の項目に代用品の項目が無かったか?


ふと 彼は思い付き目の前に案内板を浮かべると項目の検索をしてみる。


 おう!魔石が利用できるのか?! 種類にもよるが可能かも、、、


「師匠 そのスマホを動かしますので、一旦貸して下さい、、」


タローの勢いに師匠は驚きながらも頷いてスマホを差し出した。

まぁ 上手く動いたとしてもたんなる箱だけの機能である事は仕方ないのだが、、


「あっと、ついでにメモリーカードも作れないのかな?」


機能追加項目にて打ち込むと何とかなりそうな様子、、頼むぞ!



師匠の念願のスマホはほぼ外見だけは完成となる。

彼女に機器の使い方、、主に電源の入れ方になるが を教え込むと、目を輝かせてスマホに夢中になり始める。


 やれやれ この世界でのスマホ依存症の第一号に間違いなくなりそうだ。


さて 師匠がスマホに夢中の間、再び探索開始しますか、、、


この円盤内の安全に関しては問題なさそうなので、一旦部屋から出て廻り廊下をゆっくり歩きながらどこかに見落としが無いか念入りに調べることにした。


かなりの時間を費やしてしっかりと調べてみたが、結局内部への侵入はあの一箇所しか見当たらない。

気落ちしながら部屋に戻ると待っていたのは師匠の質問攻めであった、無論スマホの他の使い方をだ、、。


 そうは言っても、、あっ カメラ機能はどうなんだろう?


彼女から借りると作動させるのに成功する、これでまずは彼女の顔写真を、、、保存できた画面を師匠に見せると最初は仲間がこの機械の中に住んでいるのかと 可愛い質問が出る。


続いてタローの自撮りを写して見せると また大騒ぎの連続の彼女をようやく納得させたのには少し時間が必要だった。

師匠が落ち着いてからカメラ機能の使い方と保存や消去法を教え込むと、再び師匠のゴールデンタイム?

となり辺りを撮りまくりそれを復元させて一人で遊んでいる次第だ。


手持ちぶたさの彼はぼんやりと寝ころびながら室内を眺めていた。


この部屋の隅から隅までそれこそ何十回も注意深く見ていたが、流石に飽きが来たのだ。それでも眼だけはぼんやりと室内を眺めていたのだが、ふと 何かが気になりその一点に向く。


 あれ?あれはもしかしたら通気口?


天井の一箇所に何やら設置されている場所がある。 だとしたら、、、、

彼は突然起き上がるとデスクらしきものを動かして通気口の真下へと位置をずらした。


「・・お前 何をしているんだ?」


スマホに夢中な師匠も流石に彼の動作に気が付いたらしく目線が彼を追う。


「・・少し待ってください もしかして別の部屋に行けるかも、、くそう 固いな 何か道具が、、」


「おい お前は何を騒いでいるんだ?」


突然の野太い声に二人が反応して反撃体制になろうとした時に、、、


「「ゲルン?! 何故に此処に居る? 明日来るのではなかったのか?」」

「ははは そのつもりだったが、この面白そうな場所に早く来たくて、夜の闇に紛れて村から出てきた」


得意そうに胸を張りさも当然と大笑いを続ける。


「「・・お前な、、、、」」


昼間でも危険なこの場所に夜間歩き回るとは大した度胸だと半分感心する。


「で 何をしている?楽しそうなら俺も混ぜろ!」


溜息が出るがある意味これは幸運だ、こいつの馬鹿力なら、、、、


「うん?このおかしな物を壊せばいいのか?」

「そうだ おそらく中に通路があると思われる」


遠慮いらん と言うタローの声に彼はにやりと笑い両手に力を込め始める。


「ぐぐぐぐ こいつは少し骨があるが、、、うおぉぉぉぉぉぉぉーー」


両腕のの筋肉が筋を走らせて一気に膨れ上がった。 バキバキ・・・

物が破壊される音が部屋中に響き渡った。


「「やった 凄いぞ ゲルン!!」」


見事通気口の蓋は彼により悲鳴を上げて破壊されていく。


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