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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

虎獣人から番になってと迫られて、怖がりの僕は今にも失神しそうです(した)

 文学部の大学生、紺野静樹は突然異世界に飛ばされた。
 森の中で怯えながら寝て次に起きた時、家の中に移動しており、二足歩行で歩く虎顔の獣人と出会う。

「と、虎⁉︎ 牙が怖すぎるっ、食べられる……! あ、意識が……」
「わーい! やっと起きたね人間さん! ……あれ、また寝ちゃったの?」

 どうやら見た目は恐ろしいが親切な白虎の獣人、タオに保護されたらしい。
 幼い頃に猫に噛まれたせいで獣の牙が大の苦手である静樹は、彼の一挙一動にびくびくと怯えてしまう。
 そんな中、タオは静樹を番にしたいと迫ってきて……?

「シズキってかわいくっていい匂いだね、大好きだよ! 番になってほしいなあ」
「嫌です無理です、死んじゃいます……っ!」

 無邪気な虎獣人と、臆病な異世界人のドタバタラブストーリー。
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