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転生して未来を変えろ  作者: ゲンタ


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突入、そして救出

「了解。5分も待ってもらえれば、ネット空間を動き回っているシャークシステムを捕まえて、改造できるわよ」


鈴森会長は、孫の陽一と付き合っている彩乃さんが、宇宙人に見えてきた。

これは陽一に「彩乃さんの手綱をしっかり握っておけ」と、しつこく言っておかないとダメだな。


この子は、ちゃんとコントロールすればK社にとって幸運の女神になるが、一つ間違えるとK社が潰れてしまうぞ。

鈴森会長がそんなことを考えている間に――


「できたわよ〜。では、ゴー!」


「シャークシステムが探し出した画像が、時系列で送られてきているわ。いろんなIPアドレスを経由しているから、誰がやっているかは絶対に分からないから、安心してね」


パソコン画面には、蓮君の画像が時系列で表示されていく。

しかも、画像の下には場所の情報も表示されていた。


小学校の通学路を歩いている画像。

車が横付けされ、車に連れ込まれようとしている画像……。

地下駐車場に停車した車から子供が出てくる画像……。

マンションの3Fを歩いて部屋に入る画像が出てきて、その後の画像は出てこない。


表示されている住所を見ると、都内のマンションのようだ。

「鈴森会長、この部屋ですね」


「わかった。この後はもういい。君たちとその家族は、しばらくSS警備に護衛してもらった方がいい。そうだな、SS警備に私と家族、そして捜査を担当している調査部の護衛もお願いしてくれないか」


「この画像は、このUSBに保存しました。会長にお預けします。ここにSS警備の坂下社長に来てもらいますね。彩乃、シャークシステムの画面は消しておいてくれ」


「わかった。お父さんに知られたら怒られるから、すぐに消すわね。鈴森会長、監禁部屋から蓮君を救出したら、部屋にあるパソコンやスマートフォンを、データが消されないように確保してください。きっと、田沼宛のメールが出てくると思うわ」


坂下さんが研究室にやって来る。

もちろん、シャークシステムの存在は秘密だ。


会長は坂下さんに、誘拐の件について説明し、警護の依頼をする。


「会長、警護の件、承りました。ご家族の居場所をお聞きしたら、すぐに警備の者を向かわせます。警護対象者への事前連絡はお願いします」


「今は3家族とも秋葉原要塞ビルにいるから安心だ。3家族が外出する時には、警護をつけよう」


鈴森会長が坂下さんの方を向き、頭を下げる。

「坂下社長、少し荒事になるかもしれませんが、調査部に猛者を10人お願いします」


「わかりました。誘拐された子供が見つかったら、犯人を取り押さえるのですね」


護衛の件で坂下社長と数分話した後、会長は急いでK社に戻っていった。


***


K社では、調査部の北山が張り切っていた。

鈴森会長から、匿名の情報という形で、蓮君の監禁場所を知らされたからだ。


これからどうするか――警察に連絡するか、調査部とSS警備で取り返しに行くか――だが、警察に説明している時間が惜しい。


警察には連絡を入れるが、それとは別に、今から調査部とSS警備で行動を開始することにした。

北山は元刑事なので、警察が駆けつけても連携はうまくいくだろう。


***


19:00――


蓮君が監禁されているマンションに、北山をリーダーとする調査部3人と、SS警備10人が到着する。

連絡を受けた野口も、自宅から大急ぎでマンションに向かっていた。


管理人に事情を説明し、警察もこちらに向かっていることを伝えると、すぐにマンションの中に入れてくれた。


北山の指揮で、SS警備が要所に配置される。

部屋に突入するのは、北山とSS警備5人だ。


北山が管理人にお願いし、ドアの前まで来てもらう。

「管理人です。来週行う補修工事の説明に来ました」


ドアが開いた――そのまま6人で部屋に突入する。

部屋の中には、ハッカー社員の山口がいるだけだった。

山口は何が起こったのか分からず、部屋の中で立ち尽くしている。


SS警備が、さらに部屋の奥へ入っていく。

北山は、山口が動けないように拘束する。


「奥の部屋に蓮君を見つけました!」

蓮君は、手足を縛られて転がされていた。


「蓮君だよね。助けに来たよ」

蓮君が頷く。涙ぐんでいる。


警察もやってきた。


「連絡をした北山です。……署長とは、4課の時にお世話になりました。よろしくお伝えください。こいつが誘拐犯です」


駆けつけた警官が、北山に敬礼している。

北山は、警察にかなり顔が利くようだ。


「俺は誘拐犯じゃない。この子が迷子だったから預かっていただけだ」

山口が自分のパソコンの方に行こうとする。

北山は、データを消そうとしていると察し、山口の腕をつかんで離さなかった。


ここまで、お読みいただきありがとうございます。


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