表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生して未来を変えろ  作者: ゲンタ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

85/96

14歳の8月が近づく

2012年6月――


小学校を卒業し、俺は中学生になっている。

特別研究体験プログラムは、未だに継続中だ。


大学の単位はかなり取得している。高校卒業認定資格を取得して飛び級入学をしても、取得しないといけない単位は少ししかない。


とはいうものの、もう自分の会社もあるし、学歴自体に意味があるのかな。

よく分からなくなっている。


いろんなことがあったけど、今はサンタクララの自宅で過ごしている。

久しぶりに自宅でバーベキューパーティを開催しようということで、ご近所さんたちに声をかけ、父さんたちにもアメリカに来てもらっている。


年末の旅行で、父さんたちもアメリカ好きになったみたいだ。

父さんたちもバーベキューパーティに慣れたみたいで、それぞれコミュニケーションを楽しんでいる。


ソフィアちゃんの家族も参加してくれている。

改良されたアイ・アシストシステムを付けているみたいだ。


ソフィアちゃんがどんどん使いこなしてくれれば、アイ・アシストシステムのAIがどんどん進化していく。先が楽しみだ。

ソフィアちゃんの両親からは、改めてお礼を言われる。


ファンさんもパーティに参加してくれているし、仲良くなったS大の教授たちも来てくれている。

量子コンピューターの開発チームの人たちや、KSセキュリティの開発部隊の人たちも参加してくれている。


この人生では、人との繋がりがすごく増えた。こういうのを豊かな人生というのかな……

とにかく前世よりも、ずっと幸せなのは確かだ。


しかし、前前世と前世でも死ぬことになった、因縁の14歳の8月が近づいている。

こんな幸せな人生を送れているのに、死ぬのは絶対に嫌だ。


宮原康之に依頼された殺し屋を撃退し、田沼秀次に依頼された裏社会部隊も撃退した。

宮原も、田沼も刑務所にいる。


この人生では、もう14歳イベントは起こらないような気がする。

いや、絶対に起こってほしくない。


しかし万が一、前世のような爆殺イベントが起これば、ここに集まってくれている人たちや、優子や彩乃ちゃんと、その家族まで巻き込んでしまう。


念のため、7月の誕生日の前には帰国することにしよう。

そして、何も起こらなくても9月になるまでは、秋葉原ビルに籠もることにしよう。

それが良い……


***


パーティが終わった翌日――


「日本で用事があるので、6月末に日本に帰ります」と、皆に告げる。

優子は俺の考えが分かっているだろう。

付き合いが長いからな。


「それなら、父さんたちと一緒に戻るか?」


「そうするよ」


「匠が日本に戻るなら、母さんも帰るわよ。日本の友達にも会いたいし」


(ダメだよ……母さん……そんなことを言ったら……)

結局3家族全員と、美月さんも帰国することになる。


***


2013年6月下旬――


皆で、帰国の飛行機に乗って日本に移動だ。

無事に空港に到着する。


前世が爆殺なので、移動中もずっと飛行機が爆発するかもしれないと、心臓がドキドキしていた。

優子も同じ気持ちだったろうな。


田沼が逮捕されてから、怪しい奴はウロウロしなくなっているそうだが、念のために空港から秋葉原ビルまでは、SS警備の車で移動する。


俺たち家族は、秋葉原ビルで車を降りた。

引き続いて、2家族を自宅までSS警備が送って行った。


(さあ、秋葉原ビルに帰ってきたぞ……とりあえず、ここは安心だろう……)

心臓のドキドキも治まってきた。

とにかく、ここから外に出なければいい。


ここに籠もっている限り、安全は確保されるのだ。

(本当に、作って良かった秋葉原ビル要塞……!)


ずっと籠もっていても、俺はインドア派だから気にもならないし、仕事も特に問題なし。

念のために7月末には何か理由を作って、俺と坂下さん以外の3家族にはアメリカに戻ってもらおう。


とにかく、誰かが殺しに来たとしても、前回同様に全部撃退する!

来るなら来い……いや、来ないでいい。


***


2013年7月上旬――


村岡家の玄関のカメラ付きインターホンが、何回も鳴る。

訪問販売か何かと思い、裕太さんがカメラの映像を覗き込むと、なんと弟夫婦が立っているではないか。


服も顔も汚れているし、今までどこでどんな生活をしてきたのだろうか?


裕太さんは、呼び出しには応じずに、そのまま調査部に連絡する。

「行方不明になっていた弟夫婦が、玄関前に来ています。どうすればいいですか? また火を付けられるかもしれません。急いで来ていただけないでしょうか?」


優子からも、俺に電話がかかってきた。

嫌な展開になってきた……優子もそう思っているだろう。

わかるのは、俺たちだけだ。


心拍数が上がってくるのが分かる。

思い出すのは、前世の爆死の記憶だ。


優子も心の中で「なぜだ……」と叫んでいるだろう。

これから何が起こるのか……もういい加減にしてほしい。


ここまで、お読みいただきありがとうございます。


励みになりますので

ぜひブックマークや評価などをお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ