蝶カッコいいパリス様VSプレデタートリュフ
菌糸の森
その名通りにキノコ系モンスターが跋扈する森。
そんなところに噂の美女は存在するのか?
パリスは今回は一匹で禁止に森に向かった。
流石に奥さんたちを連れてナンパするつもりは無い。
素人ナンパ紀行、IN菌糸の森 もとい
蝶カッコいいパリス様VSプレデタートリュフ
菌糸の森というだけあって大量のキノコモンスターがそこにはいた。
キララタケやその進化系のキラキラタケなどが蠢いている。
その怪しげな光に引き寄せられたか豚のモンスターが近づいていく。
「まぁ綺麗だから気持ちはわかるぜ。だけどなぁ……」
パリスは第3者の視点でいるからわかる。きっとあの豚はもう長くない。
豚は豚族の高い嗅覚で自身が食べられキノコを見つけ、同じく高い消化能力でキノコを豚のように貪る。
……まぁ豚だし。
フガフガ言ってキララタケを貪る豚は気付かない。
その背後に津波のように地面から伸びあがったプレデタートリュフが今豚を包み込もうとしていることに。
「ほら、周りが見えてないから。」
パリスが言った通りに最後までプレデタートリュフに気付かなかった豚は菌糸の波に飲み込まれた。
呑み込まれた豚の上に先程まで喰われていたキララタケが襲い掛かる。
喰うものと食われるものが逆転した。
キララタケと共生しているプレデタートリュフに気が付けなかった豚が愚かだったのだ。
もっと周囲に気を配っていれば助かっていたのに。そうパリスは思う。
「ん~でもさぁ…」
そういってパリスは後ろを振り向く。
そこには空を飛ぶパリスを地に押し付けるべく高く伸びあがっていたプレデタートリュフがいた。
「オレまであの豚みたいに簡単にやれるだなんて思われるのは心外なわけよ。」
そこんとこわかってる?
そう呟くとパリスはプレデタートリュフの弱点である強烈な光を放射した。
思わずのけぞる体勢になったプレデタートリュフにパリスは糸を吐きかける。
その糸はつい最近手に入れた『可燃付加』の特別性だ。
絡み付いた糸の強度が高いわけではないが、今回はそんなものは関係ない。
縛ること自体が目的ではないからだ。
「本日のランチの――――――」
スキル『発火』によりプレデタートリュフを縛る糸が燃焼していく。当然縛られたその中身ごと、だ。
「炙りトリュフの出来上がりだ。」




