蝶カッコいいパリス様VSクララソウ
周りにそれしか生えてないうえに、空腹で、しかも歩いて他の場所まで行くには脚が遅いという状況の中、
彼はクララソウを食べ続けた。
「それにしても夢ならいい加減に醒めろよ。」
そう言う彼に対し否定するものも肯定する者もいない。
数日只管苦い草を食うか、
空腹を我慢するかという生活を続けていた。
そんな時だった。体中にツタが絡み付いてきたのは。
決して絞殺されるほど強力なわけではない。
しかし何かを探すように蠢き口を開けた時に口元を掠めたツタは口の中に入ってきた。
「うわっ、なんだよっ!?」
この植物はモンスター化したクララソウで生き物の口の中などに葉のついたツタを入れ込み、
全身有毒のその身体を無理矢理食わせて殺し養分とする。
しかし彼にはその毒による苦しさではなく、苦みによる苦しさだけを感じていた。
仕方がないのでそのままその植物を食うことにした。よくわからない動く植物を食うのには抵抗はあるが、
勝手に口の中に入ってくれて消化されてくれるのだ。楽な分だけマシか。
そんな思考で彼はクララソウを食って倒した。
クララソウを倒した時、彼はなんとなく自分のステータスがわかることがわかった。
ベーシッククロウラー RANK F 固有名称未設定。 LV5
属性 大地 虫 弱点なし
HP150 SP50 ATK45 DEF30 INT1000│(種 限界値) MAG20 RE20 DEX30 AGI15
種族特性 成長促進
スキル 猛毒耐性 (NEW)毒 (NEW)自己を映す鏡
「ってRPGかよっ。しかもオレ、モンスターじゃんっ!!!」
オレってどう考えても勇者ポジションだろっ。そう突っ込む彼に敢えて言おう。
どっちかっていうとザコモンスターAです。と。
LV5に上がってすぐ自己ステータスを確認した瞬間だった。
彼の体が赤く妖しく輝いた。
グリーンキャタピラー RANK E- 固有名称未設定。 LV5
属性 大地 虫 弱点火
HP150 SP65 ATK45 DEF35 INT1250│(種 限界値) MAG25 RE25 DEX35 AGI15
種族特性 糸を吐く 吸盤 食草
スキル 猛毒耐性 (NEW)毒 (NEW)自己を映す鏡 (NEW)対植物(小)
知ってる人は死っているクララ(グサ)が元ネタ。
殺虫作用が強く肥溜めに投げ込んでウジが発生しないようにできるほど。




