魔王とサラマンダー
どうも、最近小説にできそうなほど不運な感じの出来事が多いにーとです。
一応、前回の投稿時言っていた分をつなげて投稿することにしました。
...外に出て作業をする用事があったので日焼けしました。やけどですもうこれ。
塗り薬もらってきます(´・ω・`)
肌が弱い人は分かると思いますが、めっちゃ痛いです。以上、作者の愚痴でした。
魔王が馬車でまどろんでいたその時、
御者のおっさんが突然、大声を上げた。
「兄ちゃん!サラマンダーの群れだ!撃退を手伝ってくれ!」
「ふあぁ…サラマンダーだと?…経験値の足しにするか。」
サラマンダーはワイバーンのように空は飛ばないが、個体によってはワイバーンのよりもレベルが高く、大体がワイバーンよりも高温かつ消えにくい炎を吐いてくる。
体も常に高温なので水系統の魔法がよく効くらしい。
討伐依頼ならば普通Bランクだが、群れだとAランク指定になることもある。
つまり、普通ならこの状況は上手く撃退できれば幸運といった状況だ。
…魔王に普通は当てはまらないだろうが。
魔王は停止した馬車から飛び出し、サラマンダーの群れの方を向いた。
なるほど、サラマンダーが七体か。
レベルは…143〜167だな。
手始めに氷の槍を数本放つ。
氷の槍はサラマンダーに向かってそんじょそこらの弓使いが放つ矢よりも速く飛んでいき、その鱗を砕いて軽く刺さった。
鱗を砕いたのはいいが、そこで威力が大幅に減衰されてあまり深く刺さらなかったようだ。
刺さった氷もかなり溶けにくいはずだが、サラマンダーの体温によってすでに三割は溶けている。
思ったよりは厄介だが、数を増やせば問題ないな。
仲間が負傷したことによってこちらに突っ込んでくる、おっさんと戦っているサラマンダー以外のサラマンダー達に、今度は数本ずつ氷の槍を飛ばした。
もちろん鱗は砕け、深く刺さったものもあり、弱ったり動かなくなったりしている。
「おお!すげぇな兄ちゃん!俺は一体しか相手にできないのによ。」
と、その時、重症なサラマンダーの一体が光り始めた。
「ああっ!そいつはきけn」
おっさんが何かを叫んだ瞬間、それを遮るように視界が白く塗りつぶされ、爆音が響いた。
・・・・・・・・・
舞い上がった粉塵が風魔法で吹き飛ばされた。
「この世界のサラマンダーは瀕死になると自爆するんだな…」
魔王は少し吹き飛ばされたものの、特に怪我をすることはなかった。
「うおりゃぁ!」
声のした方を見る。
どうやらおっさんと、おっさんと戦っていたサラマンダーは吹っ飛ばされた先でまた戦っているようだ。
「おらぁ!」
サラマンダーがおっさんの戦鎚の一撃で頭を潰され倒れた。
よく考えたらBランク相当の魔物と戦える御者とはいったいなんなんだろうか。それに自衛どころか倒しているんだが。
「ふう、兄ちゃんも無事だったか。馬車も離れたところに置いといたから無事だ。さっさと出発しよう。」
この世界のおっさんはみんな強いのだろうか。
・・・・・・・・・
サラマンダーの後も何度か魔物と出くわして戦闘になったが、おっさんも戦闘に加わったのでなかなか楽だった。
そういえば見た目が怖いせいで客があまり来ないと言っていたが、客が来ないときの稼ぎは...
本当になぜ御者をしているんだろうな?
というか、馬も魔物と出くわしても怯えることもなく平然としている。
実はこの馬たちも高レベルだったりするのだろうか。
まあそんなことはいい。
ここまで魔物に出会うことはめったにないはずなので異変が起こっているかもしれないようだ。
レベルも150近い魔物ばかりだった。
俺としては経験値を得られて全く問題ないが、普通の人間ならば危険すぎるとのことだ。
何が起こっているのかはわからないが、巻き込まれそうな、いやな予感がする。
この予感が当たらなければいいが...
・・・・・・・・・
「そろそろ夜だな。ここらで馬車を止めて野宿することになるがいいか?」
「ああ。問題ない。」
フラムレまで意外と遠いんだな。もう少し近いと思っていたんだが、まあそんなものか。
「一応火を起こしとくが、火を恐れる魔物もいれば、火にあえて近づく頭のいい魔物もいるから気を付けてくれよ。」
おっさんが起こした火でストレージから出した肉を焼く。
事前に持っておいた肉だ。ストレ-ジがあれば腐る心配もないから便利なものだ。
食った後は適当に布を出して寝転ぶ。
起きている時より寝てる時のほうが気配に対して敏感だと言われたほどだから魔物が来ても大丈夫だ。
火が揺れながら立てるぱちぱちという音を聞いているうちに眠りへと落ちた。
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