内乱8
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石狩型潜水艦。
軍縮条約期間中最後に建造された大型潜水艦である。
未来技術により船体は葉巻型に似ているが船体下部は水上船型に似た形をしており水上航行に適した鯨体型を採用し、艦橋は通常のものより大きい。
この艦橋には魚雷を改造した水中バイクが置かれた格納庫を有しているのでどうしても大型になってしまった。
なぜ水中バイクが入っているのかと言うとこの石狩型は海神や陸戦隊を輸送するのが任務の一つとされているからである。
なお、格納庫にバイクの代わりに噴進弾を二発搭載し、打ち出すカタパルトを後部に備えた改石狩型が一隻のみ建造され試験運用されている。
知多は水中バイクを乗せた前者の同型であり今回太平洋上の島への潜入訓練のため海神を十名ほど乗せていた。
知多発令所。
定期連絡を受け取るため浮上し通信アンテナを伸ばし大本営からの連絡を待っていたがまだ来ない。
艦長は連絡が来ないことが気になり本来ならもうアンテナを収納し潜らなければならないのだがまだ浮上したままでいる。
これは戦場ならとても危険なことだがそれでも連絡を待つために留まっているのだ。
ここが日本近海であるから出来る行為である。
「まだ連絡は来ないのか」
「まだです。一切来ません」
艦長の質問に通信士は首を横に振りながら答える。
定期連絡は何もなくても『定期連絡、問題ナシ』と送られてくることになっていた。しかし、それがない。
アンテナの故障かと思い見てもらったが問題ない。緊急用アンテナも使用してみたがこれでも連絡ナシ。
「一体何が起こってるんだ」
あと数時間で呉に入港する。入港すれば何か分かるかもしれない。
ならばもうアンテナを伸ばしておく必要はないだろう。
「アンテナ収納。潜行用意」
「了解、アンテナ収納しま・・・待って下さい。通信です」
アンテナを収納するスイッチに手が触れようとした瞬間通信が入った。
通信士はすぐに入ってくる通信をメモに書き込む。
「これは、そんなまさか!?」
「どうした」
「呉鎮守府から緊急通報です!」
発令所にいた全員が通信士に向く。
「内容は?」
「関東を中心に軍事クーデターが発生したとのことです!!」
「なんだと!?」
急ぎ書いたので書き直すところがあるかもしれません。




