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新大日本皇国   作者: 茶太郎
14/25

内乱9

先週は風邪によって寝込んでました。

読者の皆様も風邪にも注意してください。

「観艦式に参加していた戦艦の砲撃により来ていた政府要人は死亡。関東のいくつかの陸軍部隊が大統領府、皇国議会、軍統合省などを制圧。各政党本部も同様とのこと。詳しいことはまだ不明」


定時連絡がなかったのはこれが原因だったのか、と艦長は思うと同時に観艦式には天皇皇后両陛下が来られていたはずと思い出す。


「天皇皇后両陛下は無事なのか?」


「近衛部隊が式場から脱出させた後は何も連絡がなくわかりません」


「何て事だ・・・・・」


大統領府や皇国議会などが制圧されたのであれば皇居もその可能性は高い。

そうだとしたら宮家の方々は反乱勢力の手の中にあることになる。


「艦長、呉鎮守府から報告の他に本艦と海神に命令が来ています」


「命令?」


艦長は命令内容が書かれたメモを通信士から受け取り目を通す。

一通り見終わると艦長はマイクを取り乗組員全員に告げた。


「諸君、本艦は呉鎮守府への入港を止め、命令に従い四国南方の海域へ向かう。命令の内容は四国南方で訓練中だった戦艦長門、陸奥が反乱勢力に奪われたためこの奪還。不可能ならば撃沈せよである」


艦内がざわめいた。

長門、陸奥も奪われた動揺した者、奪還が不可能なら撃沈せよとの命令に困惑した者といたが艦長はさらに続けた。


「ただし、本艦より先行して長門と陸奥に駆逐艦二隻が接近して状況を確認する。その時点で長門と陸奥が反乱勢力に奪われてなければ、命令は取り消されるが奪われていれば命令通り行動する。そのことを忘れないでほしい」



第二兵員室(海神間借り中)

この第二兵員室は三段ベッドを4つ並列に並べられただけの部屋でありそこに十名ほどの海神の隊員が待機していた。


「戦艦の奪還ですか、腕がなりますな。剣崎隊長」


ナイフを研いででいた海神隊員が研ぎ清まされた刃を見ながら言う。


「実戦だからな当然だ」


その一言を言った、静かに瞑想をする隊員がいれば


「こっちは訓練帰りだと言うのにな」


と愚痴る隊員もいる。


「命令を忘れるな。我々は最悪の事態に備えての保険だ。そんな事態になればいくら反乱勢力とは言え同じ日本人に銃口を向けて引き金を引かなくてはならないのだからな。それだけは覚悟しておけ」


「「「ハッ!!」」」


剣崎隊長の言葉に隊員全員はその場で敬礼し、最悪の事態に備え始めた。


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