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第8話「ビョウキ」

第8話です!よろしくお願いします!


見先【2週間経って、ここでの生活は少し慣れた】

見先【でも慣れないことが一つある】

見先【週に2回、血を摂取し脳に電気信号を送り精神状態を維持する訓練】

見先【これはWBC戦闘員になるために必要なことだ】


見先は本日の訓練を終え、上屋と隔離室のガラス越しに会話していた


上屋「慣れたか?」

見先「いや…全然……」

上屋「あれきついよなー」

上屋「俺も全然慣れなかったよ」

見先「………」

上屋「でも戦闘員になるには必要なことだ」

上屋「じゃなきゃ俺らは人を殺す」

上屋「自分自身を守ることでもあるが、人を守ることでもある」

上屋「正に"病気"だよな」

見先「……」

見先「…病気………」

見先「そっか…俺は病気なのか………」



同日、WBCの検査室だ

戦闘員である果穂も定期的に検査を受けなければならない。これは戦闘員の状態を調べ、危険がないかを把握するために必要なことだ


板橋「うん、明らかに数値が上がってる」

果穂「………」

板橋「去年より…いや、井村くんが現れてからかな」

板橋「WBCが…いや日本が有する戦闘員全員の"血中細菌数値"が上がってる」


血中細菌数値(けっちゅうさいきんすうち)。

それはウィルスターの細菌を体内に摂取し保持している戦闘員が持つ特別なものだ。今までは数値が上がっても0.2〜0.6というほどだったが、見先が覚醒してからというものその影響を受けているかのように1.0を超える数値を叩き出した。


果穂「…やはりあいつは……私たちと何か違うんでしょうか………」

板橋「現状は何もわからない」

板橋「でも警戒しながらも、彼を管理する必要がある」

果穂「……」

果穂「…ありがとうございました」

果穂「戻ります」

板橋「うん、お疲れ様」


果穂は検査室を後にする。すると板橋の背後から1人の女性と1人の男性が近づく


島根「板橋さん、お疲れ様です」

渡河「おつかれ〜」


【島根春(しまねはる)(34) 女性】

【渡河秀治(とかしゅうじ)(43)】


板橋「お疲れ様」

渡河「しっかしねぇ〜……」

渡河「見先くんは謎だらけだな」

島根「手術を受けた戦闘員5人の半端者…6人目………」

島根「彼はデータに存在しないのに…能力者として存在してる………」

渡河「こらこら春ちゃん、言い方…」

島根「あっ…ごめんなさい!」

板橋「……」

渡河「どうした清輔?」

板橋「…ううんなんでもない」

板橋「それより2人とも今夜どう?一杯」

渡河「いいねぇ〜!」

島根「呑みます!」

板橋「今日は私が奢る!」

渡河、島根「よっしゃ〜!」



夜、果穂は自室で寝ているが、夢を見ているようだ


果穂「お母さん…どこ……?」

果穂「お父さん…どこ……?」

果穂「目が…開けられない………」

果穂「血が…滲む……」


果穂が目を開けると、車内の中で血を流して死んでいる父、母、弟がいる。

果穂は夜中であるにも関わらずその夢で飛び起きてしまう


果穂「は………………っ!」

果穂「…っ………」

果穂(なぜ…なぜこんな夢を………)

果穂(誰なんだ……あの人たちは………)

果穂(誰なんだ……私は…………………)

最後までありがとうございました!次回もよろしくお願いします!

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