第4話「ソウマトウ」
第4話です!よろしくお願いします!
見先は涙目になりながら心の中で叫び続けている
見先(なんだよ果穂のやつ〜!)
見先(1人にするなんて酷いじゃんかよ!)
見先 (まじこわい…どうしよ………)
タタタ…
見先の背後から何かが走っているような音が聞こえる
見先「うわあ!!」
見先は驚き音が聞こえた方向に懐中電灯を照らす。だがそこには何もいない
見先(こわいこわいこわいこわいこわい!!)
見先(なんで骨折してんだよ俺!!ふざけんなよ!!)
見先(うぜえ!俺うぜえ!走りてえ〜!)
ウィルスター『キキキキ…』
何かが不気味に笑う
見先「ひっ………」
見先が恐る恐るゆっくりと背後を照らすと、そこには蜘蛛のような形をしたウィルスターがいた。
見先「うわあああああ!!!!」
ウィルスター『キキキキ…ニンゲン…侵シタイ………』
見先「なんでっ!なんでだよお!」
見先「どっか行けよ!マジで!!」
見先は腰が抜け動けずにいるが、ウィルスターはゆっくりと見先に近づく
果穂は隠れながら見先の様子をじっと見つめている。彼女は板橋に頼まれ襲われる恐怖を体験させ諦めさせるよう言われたのだ。
果穂「………」
果穂(ダメだ……まだ動くな私…………)
果穂(あいつに恐怖を植え付けなけねば…)
今すぐにでも見先を助けてしまいそうな体を必死に押さえつけながら見つめている
見先はその時走馬灯を見ていた。16年前の記憶だ
果穂「みさきくん!はいこれ!」
見先「なにこれ?」
果穂「おすなのケーキ!」
見先「おいしそう!おれもつくるね!」
果穂「なにつくるの?」
見先「すなのゆびわ!」
果穂「ゆびわ?」
見先「うん!おとなはね、けっこんするときゆびわをするんだって」
果穂「けっこん!いいね!」
見先は砂で指輪を作ろうとするが上手く形にならずすぐに崩してしまう。それを何回も繰り返す
見先「あれっ…できない……」
果穂「……」
果穂「出来るわけないだろう」
どうやらこれはただの記憶ではないようだ。大人になった現在の果穂も出てきた。
見先「かほ……?」
見先「果穂………!!」
果穂「お前は何をやっている」
見先「砂の…指輪………」
果穂「それは永遠に形を作れない……」
果穂「存在しない物だ」
見先「…………」
果穂「現実を見ろ」
果穂「過去に生きるままで終わるのか」
見先「…………………………」
果穂「全てを受け入れろ」
見先「…いいや……俺は過去に生きてんじゃない………」
見先「過去を"持っている"!!」
見先「俺の過去は!!お前との過去は!!宝物だ!!!」
見先「お前が俺を1人にしないでくれた!!お前が俺を連れ出してくれた!!」
見先「だから俺は!!!」
見先「お前のために歩きたい!!」
現実に戻り、ウィルスターは見先を襲おうと飛びかかろうとしていた
果穂は刀を握りすかさず飛び出そうとしたその瞬間、ウィルスターの尖った鋭利な足が見先の腹に刺さってしまう
果穂は一手遅れた自分を悔やみながらも変わらず進み続ける。
見先「お前は……」
見先の腹に刺さっている足はどんどん深くへ進む
見先「俺の過去にはいらないんだよ』
見先は顔を上げた。するとその白目は赤く染まっており、突き刺さっている腹から出ていた血液は凝固しそのままウィルスターの足をへし折る
ウィルスター『ギィィィィイイイイイイイ!!!!!!!!!!』
ウィルスターはその痛みに苦しみ距離を取る。辺りには緑色の血が散らばる
果穂「!?」
見先はゆっくりと立ち上がった。折れていた足はすっかり元に戻っているようだ。
そして見先は凝固させていた血液をウィルスターに一直線に放つ。その血液はウィルスターの頭へと突き刺さり血を流して死んでしまう。
果穂「お前………それはなんだ………」
果穂は見先の異様な力に困惑する。
見先「ハァァァァァ…………』
最後までありがとうございました!次回もよろしくお願いします!




