Review24 全部
午後十時四十一分。
三人のグループチャットに。
真壁から一枚の写真が送られた。
高瀬は。
ベッドの上で。
その画像を拡大していた。
『真壁には――』
『全部を――』
『話すな。』
「……」
もう一度。
読む。
変わらない。
その上には。
今日。
三人で確認した文字。
『藤原を信用しろ。』
「……何なんだよ」
高瀬は。
小さく呟いた。
一年前の自分。
藤原は信用しろ。
真壁には。
全部を話すな。
「……」
通知。
藤原。
『今、電話できますか?』
高瀬が返す前に。
真壁。
『できます』
「早」
高瀬も。
『俺も』
数秒後。
三人の通話が始まった。
◇
『……見ました?』
真壁の声。
「ああ」
高瀬。
「見ました」
藤原。
そこで。
会話が止まった。
普段なら。
誰かがすぐ口を開く。
高瀬が余計なことを言って。
真壁が突っ込んで。
藤原が笑う。
でも。
今日は。
誰も。
その役をやらなかった。
「真壁」
『何』
「大丈夫?」
一瞬。
沈黙。
『何が』
「これ」
『……』
「自分の名前で」
「全部話すなって」
『……』
「嫌だろ」
真壁は。
すぐには答えなかった。
『まあ』
「まあ?」
『ちょっと』
「ちょっと?」
『高瀬先生』
「何」
『今、掘らないで』
「……分かった」
高瀬は。
それ以上聞かなかった。
少し前なら。
絶対に聞いていた。
何が嫌なのか。
怖いのか。
傷付いたのか。
でも。
今は。
待つ。
真壁が。
自分で言うまで。
「じゃあ」
藤原が。
静かに口を開いた。
「まず」
「事実だけ整理します」
『はい』
真壁。
「ああ」
高瀬。
「一年前の高瀬先生が」
「同じ紙に」
「二つの文章を残している」
「一つ」
『藤原を信用しろ』
「もう一つ」
『真壁には全部を話すな』
「はい」
真壁の声が。
少しだけ低くなる。
「でも」
藤原。
「これ」
「『真壁を信用するな』ではないです」
高瀬が。
少し顔を上げる。
「……確かに」
『……』
真壁は。
まだ黙っている。
「全部を話すな」
藤原が続ける。
「ということは」
「一部は話していい」
「……」
「むしろ」
高瀬。
「真壁と関わるな」
「ではない」
「はい」
『屁理屈じゃない?』
真壁。
「そうかもしれません」
藤原は。
すぐ認めた。
「でも」
「今は」
「悪い方に決めつけるより」
「文章通りに読むべきだと思います」
『……』
「真壁先生」
『何ですか』
「私」
一度。
息を吸う。
「あなたを疑ってません」
『……』
「少なくとも」
「今の真壁先生を」
『今の』
「はい」
「一年前に何があったか」
「私も分かりません」
「でも」
「今」
「高瀬先生が倒れた時」
「病院にいてくれた」
「記録方法を考えた」
「紙が消えた時」
「一緒に怖がった」
「今日」
「この文章も」
「ちゃんと送ってくれた」
『……』
「だから」
「今のあなたを」
藤原は。
少しだけ。
言葉を選んだ。
「信じる材料は」
「私にはあります」
数秒。
真壁は。
何も言わなかった。
「真壁?」
高瀬。
『……やめて』
「何を」
『二人して』
「何」
『いいこと言うの』
「え?」
『返しに困る』
高瀬が。
少し笑った。
「お前」
「照れてる?」
『切りますよ』
「ごめん!」
藤原も。
小さく笑う。
ほんの少しだけ。
重かった空気が。
動いた。
◇
『でも』
真壁が。
今度は。
自分から口を開いた。
『俺』
「うん」
『一個』
「何」
『正直に言っていい?』
「もちろん」
藤原。
高瀬も。
黙って待つ。
『……嫌でした』
声が。
小さい。
『これ』
「うん」
『全部話すなって』
「……」
『別に』
『信用されてないって』
『決まったわけじゃない』
『分かってる』
「うん」
『でも』
真壁は。
一度。
言葉を止めた。
『何か』
『俺だけ』
『外に置かれた感じがした』
「……」
『藤原先生は』
『信用しろ』
『俺は』
『全部話すな』
「……」
『何で俺だけ』
声。
いつもの真壁より。
少しだけ。
幼く聞こえた。
『って』
『思った』
高瀬は。
すぐに何か言おうとして。
止めた。
慰める?
否定する?
違う。
今は。
真壁が。
話している。
『それに』
真壁。
『俺』
「うん」
『★★★★★固定』
「うん」
『No.004』
「うん」
『何か』
『自分だけ』
『ずっと』
『違うんですよ』
「……」
『二人は』
『Reviewの評価も変わる』
『自己選択とか』
『記憶とか』
『色々ある』
「……」
『俺だけ』
『何しても★★★★★』
「……」
『で』
『今度は』
『全部話すな』
真壁が。
小さく息を吐く。
『正直』
『ちょっと』
『怖い』
「……」
高瀬は。
その一言を。
黙って受け取った。
「そっか」
『……』
「怖いんだな」
『はい』
「じゃあ」
『何』
「今日は」
「それだけでいいんじゃない?」
『……』
「理由」
「まだ分からん」
「一年前のお前が」
「何だったのかも分からん」
「SYSTEMが」
「何をNo.004って呼んでるかも」
「分からん」
「でも」
高瀬は。
少しだけ笑う。
「今のお前が怖いって」
「それは」
「分かった」
『……』
「一個増えたじゃん」
『何が』
「分かったこと」
『……』
真壁が。
小さく笑った。
『本当に雑』
「役に立った?」
『少し』
「ならいい」
◇
「私も」
藤原。
「一個言っていいですか」
「何」
高瀬。
『どうぞ』
真壁。
「私」
「この文章」
「怖いです」
「藤原を信用しろ?」
「はい」
「何で」
「だって」
一度。
止まる。
「信用しろって」
「わざわざ」
「誰かに言われないと」
「信用してもらえない状況だった」
「ってことでしょ」
「……」
高瀬も。
真壁も。
黙る。
「一年前」
「高瀬先生」
「私を疑った」
「かもしれない」
「はい」
「何で?」
「分からない」
「……」
「私」
「何かした?」
「……」
「覚えてない」
藤原が。
少しだけ笑う。
でも。
その笑顔は。
明るくなかった。
「怖いです」
「自分が」
「何をしたか」
「覚えてないって」
「……」
高瀬の胸が。
少し痛む。
「藤原」
「はい」
「今」
一度。
息を吸う。
「俺は」
「藤原を信用してる」
藤原が。
少しだけ。
目を見開く。
「昔の俺が」
「何で疑ったか」
「知らん」
「でも」
「今の俺は」
「藤原がいなかったら」
「多分」
少し笑う。
「もっと何回か死にかけてる」
「それ笑えないです」
「だよな」
「……」
「だから」
「今は」
「それでいい」
藤原は。
すぐには返さなかった。
「……はい」
小さく。
答える。
『高瀬先生』
真壁。
「何」
『今』
「うん」
『俺にも』
「何」
『同じこと言って』
「え?」
『……』
「真壁?」
『冗談』
「いや待て」
『何』
「今の」
「絶対本音混じってた」
『ない』
「ある!」
藤原が。
思わず笑う。
「真壁先生」
『何ですか』
「分かりやすい」
『二人とも嫌い』
「傷付く!」
『高瀬先生はいいです』
「俺だけ!?」
少し。
笑い。
でも。
高瀬は。
そのあと。
ちゃんと言った。
「真壁」
『……何』
「俺は」
「お前も信用してる」
『……』
「今の真壁透を」
『……』
「それでいい?」
数秒。
『……はい』
「よし」
『何がよしなんですか』
「分からん」
『またそれ』
三人。
少しだけ。
笑った。
◇
「じゃあ」
真壁。
声が。
少しだけ。
いつもの調子へ戻る。
『次』
「調べる?」
『はい』
「何を」
『この文章』
「全部話すな」
『何を』
「……?」
『何を』
『俺に』
『話すな』
「……」
高瀬の表情が。
変わる。
「確かに」
藤原。
「全部って」
「何の全部?」
「Review?」
『桐谷』
「No.001」
『SYSTEM』
「昔の高瀬先生」
『……』
三人。
考える。
「一年前」
高瀬。
「真壁」
「俺ら」
「どんな関係だった?」
『……』
真壁が。
少し黙る。
『普通』
「普通?」
『今ほど』
『話してない』
「……」
『同じ学年』
『仕事のやり取り』
『それくらい』
「本当に?」
『多分』
「覚えてる範囲?」
『はい』
「……」
藤原が。
少しだけ。
考える。
「私」
「一年前」
「高瀬先生と真壁先生」
「今より」
「距離あったと思います」
「うん」
「でも」
「十月」
「桐谷先生がいなくなる直前」
「……」
「真壁先生」
「高瀬先生のこと」
「結構」
「見てた気がする」
『俺が?』
「はい」
『何で』
「分かりません」
「でも」
「高瀬先生が職員室出ると」
「真壁先生も」
「少しして出ていく」
「……」
『全然覚えてない』
真壁。
「俺も」
高瀬。
「何か」
藤原。
「気になってたのかも」
『高瀬先生を?』
「それか」
一度。
止まる。
「桐谷先生」
空気が。
少し。
変わった。
「真壁」
高瀬。
「桐谷のこと」
「今」
「どれくらい思い出せる?」
『……ほぼ』
『何も』
「コーヒー」
『嫌な感じ』
「星」
『懐かしい』
「名前」
『怖い』
「……」
高瀬。
少し眉を寄せる。
「感情だけ」
『はい』
「記憶じゃなく」
『感覚だけ』
「……」
藤原。
「それ」
「前から不思議でした」
「高瀬先生は」
「桐谷先生の記憶を」
「断片で思い出す」
「真壁先生は」
「記憶じゃなく」
「感情だけ」
『……』
「違いがある」
「……」
「もしかして」
高瀬。
「真壁には」
「記憶」
「戻しちゃいけない?」
『……』
真壁の声が。
少しだけ。
低くなる。
『だから』
『全部話すな?』
三人。
黙る。
「仮説」
藤原。
「確定しない」
「うん」
高瀬。
『……はい』
真壁。
◇
翌日。
午前十時三十六分。
三人は。
学校の資料室にいた。
目的。
一年前。
真壁の担当記録。
「これ」
真壁。
「十月」
「勤務表」
「うん」
「普通」
高瀬。
「十三日」
藤原。
三人。
止まる。
「真壁先生」
「はい」
「この日」
「年休?」
『……』
勤務表。
十月十三日。
真壁。
『午後休』
「覚えてる?」
「全然」
「十四日」
『出勤』
「十五」
『出勤』
「……」
高瀬。
「俺」
「十三から三日休み」
「桐谷」
「十三から記録消える」
「真壁」
「十三午後休」
「……」
藤原。
「同じ日」
「また」
「何かある」
「午後休の理由」
真壁。
「記録ない」
「年休申請」
「家庭都合」
「……」
高瀬。
「何の?」
「書いてない」
「普通?」
「書かないこともあります」
藤原。
「じゃあ」
「これだけじゃ」
「分からない」
「うん」
真壁が。
勤務表を。
じっと見る。
「……」
「真壁?」
「何」
「どうした」
「いや」
「数字」
「何」
「退勤時刻」
「……」
高瀬。
藤原。
見る。
真壁。
十月十三日。
午後休。
退勤。
『17:52』
「……」
高瀬。
「午後休なのに」
「五時五十二分?」
藤原。
「おかしい」
「午後休なら」
「普通」
「昼頃には」
「退勤してる」
「……」
真壁の顔が。
少しずつ。
硬くなる。
「俺」
「何で」
「学校いた?」
「……」
高瀬が。
すぐに。
一年前の放送を思い出す。
午後五時四十四分。
『高瀬』
『評価を終了します』
「真壁」
「うん」
「放送」
「五時四十四分」
「……」
「お前」
「五時五十二分まで」
「学校いた」
「……」
真壁の指先が。
少し。
震えた。
「俺」
「……」
「聞いてた?」
「可能性」
藤原。
「高い」
「……」
「でも」
高瀬。
「一年前の証言」
「誰も真壁の話してない」
「……」
「桐谷は」
「俺を追った」
「……」
「真壁」
「お前は」
「何してた?」
「……」
答え。
ない。
記憶。
ない。
でも。
勤務記録だけが。
そこに。
ある。
「……」
真壁が。
少し苦しそうに。
目を閉じた。
「思い出すな」
高瀬。
「……」
「無理に」
「……」
「今は」
「記録だけでいい」
「……」
真壁が。
ゆっくり目を開ける。
「高瀬先生」
「何」
「俺」
「……」
「一年前」
「そこにいたんですね」
「ああ」
「多分」
「……」
「じゃあ」
一度。
息を吸う。
「全部話すなって」
「……」
「俺が」
「何か」
「知ってたから?」
三人。
何も。
言えなかった。
◇
昼休み。
高瀬は。
一人。
教室の後ろに立っていた。
生徒たちは。
昼食。
笑い声。
「先生」
「何」
いつもの女子生徒。
「今日」
「顔」
「また?」
「ちょっと重い」
「何点?」
「四十七」
「下がった」
「昨日より」
「考え事多い」
「……」
「当たり?」
「まあ」
「話す?」
「……」
高瀬は。
少し迷った。
「大人の話」
「便利なやつ?」
「便利なやつ」
「じゃあ聞かない」
「……」
「でも」
「うん」
「先生」
「一人で考えすぎないでくださいね」
「……」
高瀬。
少し笑う。
「最近」
「それ」
「色んな人に言われる」
「じゃあ直してください」
「簡単に言うな」
「だって」
「みんな同じこと言うなら」
一口。
パンを食べる。
「多分」
「先生が間違ってる」
「……」
「高校生に」
「正論で殴られた」
「成長」
「それ禁止!」
女子生徒が。
笑う。
高瀬も。
笑った。
その時。
教室の外。
真壁が。
通り過ぎた。
一瞬。
目が合う。
高瀬は。
軽く手を上げる。
真壁も。
小さく。
上げ返す。
それだけ。
でも。
今は。
それでよかった。
◇
放課後。
三人。
ノート。
『10月13日』
『17:44 校内放送』
『17:52 真壁退勤』
『真壁、午後休申請済』
「……」
藤原が。
ペンを置く。
「おかしいですね」
「うん」
高瀬。
「真壁先生」
「はい」
「午後休なのに」
「学校へ戻った?」
「可能性」
「それか」
真壁。
「帰ってない」
「……」
「午後休だけ」
「申請して」
「職場に残った」
「何で」
「分からない」
「……」
高瀬が。
少しだけ。
真壁を見る。
「お前」
「何」
「昔から」
「仕事好き?」
「好きではない」
「でも残る」
「必要なら」
「……」
「高瀬先生」
「何」
「何で笑うんですか」
「今と変わらんなって」
「……」
「お前」
「昔も」
「何か必要だと思ったら」
「残ったんじゃない?」
「……」
真壁が。
少しだけ。
目を伏せる。
「だったら」
「うん」
「何が」
「必要だったんでしょうね」
「……」
答えは。
まだ。
ない。
◇
その夜。
午後十一時十二分。
高瀬のスマートフォン。
Review。
通知。
開かない。
「……」
最近。
開かないことが。
少しずつ。
普通になってきた。
その代わり。
三人のグループチャット。
開く。
藤原。
『明日の確認事項まとめました』
真壁。
『追加一つ』
画像。
高瀬。
「……?」
開く。
一年前の。
真壁の勤務記録。
17:52。
その下。
真壁が。
新しく見つけた備考欄。
小さな文字。
『17:47 高瀬対応』
「……高瀬対応?」
高瀬が。
すぐ通話を掛ける。
真壁。
出る。
『見ました?』
「見た」
「これ何」
『俺が聞きたい』
「藤原は?」
『今呼びます』
数秒。
三人。
「高瀬対応」
藤原。
「学校の勤務記録で」
「普通」
「そんな書き方します?」
『しない』
真壁。
「誰が書いた?」
『管理職?』
「筆跡」
『入力データだから分からない』
「17時47分」
高瀬。
「放送から」
「三分後」
「……」
三人。
黙る。
「真壁」
「お前」
「俺に」
「何かした?」
『覚えてない』
「……」
『でも』
「何」
『高瀬対応』
「うん」
『俺』
一度。
言葉を止める。
『もしかして』
『一年前』
『高瀬先生を』
『止めた?』
「……」
高瀬の胸が。
強く。
鳴った。
桐谷は。
高瀬を追った。
真壁は。
高瀬対応。
同じ。
三分間。
その後。
高瀬。
三日間消える。
桐谷。
記録から外れる。
真壁。
記憶がない。
「……」
藤原が。
静かに言う。
「真壁先生」
『はい』
「一年前の高瀬先生が」
「あなたに全部話すなって」
「書いた理由」
「……」
「もしかすると」
「あなたが敵だったから」
「じゃなくて」
『……』
「あなたが」
一度。
言葉を止める。
「止める側だったから?」
『……』
真壁は。
何も。
答えなかった。
でも。
その瞬間。
真壁のスマートフォンに。
Review。
━━━━━━━━━━━━
【Review】
★★★★★
━━━━━━━━━━━━
『……また』
「五つ?」
『はい』
次。
━━━━━━━━━━━━
対象行動
過去参照
━━━━━━━━━━━━
「過去?」
高瀬。
さらに。
━━━━━━━━━━━━
対象 真壁透
既定役割との
一致を確認。
━━━━━━━━━━━━
『……既定役割』
真壁の声。
高瀬。
藤原。
顔は見えない。
それでも。
二人とも。
同じように。
表情を強張らせていた。
━━━━━━━━━━━━
役割
制止者
━━━━━━━━━━━━
「……」
真壁が。
息を止める。
『制止者?』
次。
━━━━━━━━━━━━
対象が
高瀬を停止させた回数
1
━━━━━━━━━━━━
そして。
━━━━━━━━━━━━
次回条件
未達成
━━━━━━━━━━━━
「次回……?」
高瀬が呟く。
SYSTEMは。
それ以上。
答えなかった。
真壁は。
画面を見つめたまま。
小さく。
言った。
『俺』
「うん」
『また』
一度。
息を吸う。
『高瀬先生を』
『止めなきゃいけないんですかね』
高瀬は。
すぐには。
答えられなかった。
一年前。
桐谷は。
高瀬を呼んだ。
そして。
真壁は。
高瀬を止めた。
なら。
二回目も。
いつか。
同じ瞬間が。
やってくる。
その時。
高瀬は。
桐谷を選ぶのか。
真壁の言葉を聞くのか。
それとも。
一年前にはなかった。
三つ目の答えを。
選べるのか。
まだ。
誰にも。
分からなかった。




