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異世界でもそれなりに  作者: shokundaz
第二章 不穏な動き
14/30

第14話 ピンキューバトル




いきなりだけど僕の名前はジロウ。ホウマ村の出身さ。んで横に座ってるのが兄貴のタロウ。


ここはホウマ村から1番近くの街。

レイトタウンの宿屋オサカ。


1階の踊り場で休憩してたらサクラらしき声が聞こえたんだ。思わず懐かしい気持ちになって振り返ってみると、見ず知らずの男と楽しそうにピンキューを始めようとしてる。これは事情聞かねば。



「サクラ!久しぶり!」


「ん?誰だ。カズトとの大事な戦いに水をさすのは………。あー!タロウジロウじゃん!久しぶり!1年ぶりくらいかな?」


「ところでサクラ、横の彼は?」


「紹介するね!名前はカズト。ホウマ村を救ってくれた命の恩人だよ!」


「ホウマ村を救った……?」


「実はこの前、ホウマ村にドラゴンが来たの。でもそれをカズトが追い返してくれたんだ。」


「なっ!?ドラゴンを!?」


「そだよー。こんな感じだけどめっちゃ強いよカズト」


「はははっ。やめてくれサクラ。僕は森で迷ってる時に助けてくれたサクラに恩返しがしたかっただけさ。お初にお目にかかります。カズトと申します。以後、お見知り置きを」



こいつぜってーこんなキャラじゃないだろ。だが悪そうなやつにも見えないな。よし!


「そーいや、2人でピンキューやるんだろ?盛り上げてやるよ!な?兄貴?」


「そうだな。いっちょやるか」








「さぁ!やってまいりました!伝統の一戦!私実況のジロウです。いや〜胸が熱くなりますね〜。おっと、紹介が遅れました。解説のタロウさん。今日はよろしくお願いします」


「よろしくお願いします」


「どうですか〜タロウさん。この一戦」


「そうですね〜。サクラ選手は情緒が不安定な部分がありますから、それが吉と出るか凶とでるか。対するカズト選手はウォーミングアップのラリーを見る限りではセンス抜群に感じますね〜」


「さぁ!そろそろ試合が始まる模様です!11点1セットマッチ!負けられない戦いがここにはある!」




「あの2人気合い入ってんなー。サーブはサクラに譲ってやるよ」


「ふんっ。負けた時の言い訳にするがいい」


(まーた変なモード入ってんなー。笑)


「チェストォォォォォ!」


「ぐっっ……!!」




「おぉっとぉぉぉ!一発目から怒涛のラリーです!お互いに一歩も引きません!………ん?な、なんとサクラ選手!谷間を強調しているぅぅ!早速仕掛けきましたねータロウさん!」


「完全にお色気作戦ですね。オーソドックスなんですが、男にはこれが一番効きますからね〜。現にカズト選手もう谷間が気になって仕方がなさそうです。笑」




「ひ、卑怯だぞサクラ!」


「勝負の世界はいつだってこういうものだよカズトくん」


「ならこれでどうだ!」




「カズト選手!打った後すぐに筋肉を強調しています!!!逆お色気作戦とでも言いましょうか。これはサクラ選手に効くんでしょうか!?……おぉっと全く効いていないwwタロウさんどういう事でしょうか?」


「単純にサクラ選手は筋肉に興味がないのでしょう。確か声フェチと記憶に残っております。」



バシンッ!!



「サクラ選手のスマッシュが決まりました!!最初の1点をもぎ取ったのはサクラ選手!今日初めてピンキューを知ったとは思えないほどの実力です!」




「サクラ!罰ゲームを決めておこうぜ」


「罰ゲーム?」


「そそ。罰ゲーム。負けた方は勝った方の言う事を1つ聞くこと!これでどうだ?」


「いいよ!やろう!」


「決まりだな。燃えてきた」




「さぁ、サーブはサクラ選手から……玉を高く上げ今、放ちました!おおっと!今回はカットのラリーだぁ!レベルが高い試合ですね!」


「カットのラリーは球速は劣るものの、技術が大変重要になってきますからね〜。これはカズト選手の方が有利かもしれません」





「サクラ。お前は俺を怒らせた」


「なっ………//////」





「これはカズト選手すごい!自分が打った玉がサクラ選手のコートに入る瞬間にサクラ選手の横まで高速移動し、耳元で「愛してる」と良い声で呟いているぅぅ!しかもサクラ選手が打ち返す頃には自分のコートに戻り、玉を打ち返すを繰り返しています!これはすごいですねタロウさん!!!」


「いや〜人間離れしてますね。笑

先ほどの私たちの会話から声フェチの情報を引き出して即、実践しています。サクラ選手みるみる顔が赤くなっていってます。効果抜群ですね〜」




バシンッ!




「カズト選手のスマッシュが決まった!!!これで同点です。両者譲りませんね〜!」


「そうですね〜。実力は互角といったところでしょう。あとは、どれだけミスを減らすか。どれだけ相手を動揺させるかが点数獲得のカギとなってくるでしょう。」





「やるなサクラ!」


「貴様こそやるではないかカズト」


「ぜってー負けねぇ!」


「望むところだ」



ーーーーーー


ーーーー


ーー







「長いっ!かれこれ1時間は試合をしています!ラリーが長すぎます!ただいま9対10でサクラ選手のマッチポイントだ!」


「いや〜2人とも集中力の限界がきてますからね〜。そろそろ決まると思いますよ」


「カズト選手のサーブだ。おっと玉を今日1番高く上げたぁぁ!そして渾身のサーブを……放てず!?どうしたんだーカズト選手!!…………ん?あーっと!サクラ選手全裸です!笑

玉が滞空している間に全て脱いでます!タロウさーん!すごい決着ですね!」


「いや〜目にも止まらぬ早業でした。これは裏の裏かきましたねサクラ選手。お色気に始まり、お色気で終わる。素晴らしい試合でした」





「全裸とかせこすぎるだろwwwサーブ打ってらんないよwww」


「勝てば良いのだよカズトくん」


「ったく。参りましたよサクラさん。何なりとおひとつ願いを」


「そだねー。うーん………お酒飲もっか」


「ふっ。ははははっ!面白いなーサクラは。喜んで!」

この回が1番文字数多そう。

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