4.5:『縄張り託し』
「ただいまー」
俺とケネスは隠れ家へと戻ってきた。家に入り、周囲を見回す。
「あれ、まだ帰ってきてないのか……」
「そうみたいだな」
「うぃ、ただいまー」
ケネスと2人で玄関に立っていたら、背後からデイブに声をかけられた。その後からルークが買い物袋を持って歩いてくるのが見える。
「おらどいたどいた。てか、荷物運ぶの手伝え」
「おっ、はいはーい」
俺はデイブの荷物を受け取って隠れ家の中へと運ぶ。荷物をテーブルの上に置き、早速整理が始まった。
「……ふぃー……終わったぁ」
「おつかれー」
20分かけてやっとのこと荷物を冷蔵庫に詰め終わった。
「ただいまー」
「お、ショーンおかえりー」
ショーンとマイクも帰ってきた。
その後数時間経って、晩飯時。
「そういえばさ」
デイブが口を開いた。
「タッパーズって縄張り持ってんのか?」
「いやー、今のところは持ってないかな……」
ルークが残念そうに言う。
「そうなのか……。……あ、そうだ」
デイブは何かを思いついたらしい。
「お前らにさ、俺らの縄張りの一つを譲ろうか?」
「えっ」
「この前中華街のチャイニーズマフィアを追っ払って縄張りにしたんだけど、人が居なくてさ。中華街にあるアパートを借りてるんだけど、そこを隠れ家にしていいから、お前らの縄張りとして管理しといて欲しいんだ。もちろん何かあったら連絡くれればすぐ行く」
「……どうする?」
ルークたちはお互いに顔を見合わせている。
「……いいじゃん!喜んで縄張り貰っちまおうぜ!」
「そう……だな!そうしよう!」
「それじゃぁ、是非とも縄張りにさせて貰うぜ」
「ああ。よろしく頼んだぞ」
「おう!」
その後は他愛ない話に戻り、ワイワイ騒ぎながら夕食を済ませ、それぞれ風呂に入るなりして眠りについた。




