11 パーティー
読んで戴けたら嬉しいです❗゜+.゜(´▽`人)゜+.゜
智景が言った。
「あそこは妨害電波を放出してるからピアスは刃が立たない」
何故そんなことに詳しいのか気になったが、流華は敢えて訊くのを止めた。
智景は正装した流華の肩を掴み言った。
「どうしても行かなきゃダメなの? 」
智景の表情は心配そのものだった。
流華は眉を下げ首を振る。
「かっつんの言い方は大袈裟だけど、先輩に睨まれたら可哀想だからさ」
スマホが着信を知らせる。
「大丈夫、すぐ帰るから」
流華は通話すると、解ったと言って玄関へと歩く。
智景は長い廊下から出掛けて行く流華を見送った。
指定された場所へ流華は徒歩で向かう。
家まで迎えに来させなかったのは智景の家を知られたくなかったから。
メイン通りに出て23百メートル歩くとタクシーが止まっていて正装した克裕がタクシーの傍に立っていて流華を認めると手を振った。
流華は微笑んで手を振り返す。
車に乗り込むと克裕と仲の良い先輩亮太が奥に乗っていて言った。
「付き合わせて悪いな、まあパーティー楽しもうや」
流華は顔を出したら直ぐに帰る事に決めていたから、愛想笑いでその場をごまかした。
パーティー会場になっているのはレギュラー番組を5つも抱える芸名パーピーの豪邸だった。
通された大広間には人が溢れかえり、それらの人々をよく見るとテレビなどで見掛ける有名な芸能人やらスポーツ選手、プロデューサーやら中には議員なんかも混じっていた。
流華は物怖じして言った。
「こんな処、僕なんか場違いなんじゃ.......」
「だいじょぶ、だいじょぶう」
亮太は豪快に笑った。
「ちょっと来て」
流華は亮太に手首を掴まれずんずんと大広間の奥へと連れられた。
更に奥へと繋がるドアの前に立つと、亮太はおかしなリズムでノックした。
流華は嫌な予感がするが手首を掴まれていたので、ごまかしてその場を離れ逃走することもできなかった。
ドアが開くと長い廊下がありその両端には幾つかのドアが見えた。
スーツの上からでもがっしりした体格だと解る黒いグラサンを掛けた男がドアの陰から姿を現した。
そのグラサンの男と亮太は23言言葉を交わすと、奥へと入って行く。
手首を掴まれた流華も必然的に連れられるのだが流華はどうやってここを抜け出そうか、そればかり考えていた。
最初に見えたドアの前に立つと亮太はまたおかしなリズムのノックをして中へ入る。
そこは消毒液臭く、ベッドが幾つも置いてある。
棚やワゴンには薬やガーゼ、注射器なんかの医療器具が並んでいて、車椅子まであった。
恐らくパーティーで具合が悪くなった人が運ばれる場所なのが解った。
『何故、こんな処に僕を? 』
と振り返って亮太に訊こうとしたが、ドアが閉まり亮太の姿は無く、急に看護婦らしい女性3人に腕や脚を掴まれて、ベッドに運ばれ、問答無用で何かの液が入った注射器を射たれそうになる。
「僕は具合なんか悪く無い!! 」
必死に逃げようともがくが女性と言っても3人もの力で押さえ込まれ、流華の力では逃げるのは絶望的だった。
いつの間にか袖を捲られ、注射器の針を皮膚に押し込まれた。
流華は恐怖のあまり目を硬く閉じる事しかできなかった。
読んで戴き有り難うございます。<(_ _*)>
小説書いてる者にとって言葉が浮かばないのは致命傷ですね。(TДT)
この作品も例外無く言葉が浮かばなくて苦労しました。
スランプだったのてしょうかね。
とにかく書くのが辛かったです。
2、3回書き直したりしている回があったり。
なんとか書き上がって本当に良かったです。( ´;゜;∀;゜;)




