序章〜プロローグ3〜
終わりのないと思われたしりとりは先生の話の始まりにより、終わりを迎えた。
内容としては、高校生の自覚を持って行動云々。集団行動云々。時間厳守などの、朝の全校集会で言われたような内容だった。
そのあとは、出発までの時間があるので、空港で時間をつぶす時間になった。
その時間を使って勉強する者もいれば、班で行き先の確認をしている者もいた。
蓮の班もそのひとつだった。
「じゃあ予定通り、明後日の自主研修は行くとこ行って彩華ラーメンたべよう!」
「六道さん違う、一番強調するのそこじゃない」
蓮は素早くツッコミを入れ、それに、佐藤君と後藤さんが爆笑した。
「あぁ、ごめんごめん、大事なのはお土産だったね」
「違う、そうじゃない。自主研修の醍醐味は未知の道を歩き回ることでしょうが! みちだけに」
『寒い!』
「えぇ!」
蓮は今のギャグはかなり上手くいったと思ったのだが、彼女達には響かなかったようだ。
――楽しい。
蓮は純粋にそう思った。
このあと蓮たちは飛行機に乗るのだが、幸い、しりとり大会はもう開催されなかった。
飛行機を乗り、広島空港に着いた、我らが一行は、空港で今後の予定を先生から説明を受け、バスに乗り、平和教育として原爆ドームに向かった。
「うぅ、気持ち悪い」
「大丈夫か? 佐藤君、顔色悪いぞ」
「いやさ、俺結構乗り物酔いするタイプなんだよね。だから、……うぇぇぇ」
「ここ結構、前の席だけど、それでもか?」
「さっき飛行機乗ったから、それもあるんだよね。今後から飛行機も酔い止め、うっ、飲も」
どうやら佐藤君は飛行機が人生で初めてらしく、まさか飛行機でも酔うとは思っていなかったそうだ。
「頑張って! あともう少しだから」
前の席から六道さんが佐藤君にエールを送る。
この優しさが、彼女の人気の一つなのだろう。
「あっ、オレもうちょっと頑張れソウダワ」
「うん、カッコつけたい気持ち分かるけど無理すんな」
原爆ドームに着いた一行は、まず被爆者の方のはなしを聞いた。
その間誰も無駄口を叩くことはなかった。
恐らく、皆その話が日本人として重要な事だと知っているからだ。
蓮は、その話を聞いている時ふと思った。
もしも、たった今核爆弾が、なんの脈絡もなく落とされたら、別れも言えずに、一瞬で、夢も、妹を守ることも出来ず、何も成せないまま、
終わってしまうのではないかと。
平和教育が終わり、一行はホテルへ向かった。
バスの中では、疲れた、めんどくさい、心が複雑、などの声がひしめき合い、それからホテルの話で持ちきりになった。
一行はホテルに着き、ご飯を食べ、風呂に入り、自由時間となり、それぞれにホテルの生活を満喫していた。
「はぁー、こういうのって、女子部屋行って、ラッキースケベ拝めるって言う、話じゃないの?」
「二次元と三次元の区別つけろ。そう言う奴がいるから、世間が許してくれやせん事件が起こるんだよ」
蓮と同じ部屋には、同じオタクと知って、最近友達になった、鈴原浩太がいる。
因みにさっき犯罪的なことを言ったのは、浩太の方だ。
蓮は、やることがあるので部屋を出る準備をする。
「じゃ、俺行ってくる」
「女子部屋⁉︎」
「ちげぇよ、思春期男子が。妹のお土産買いに行くの」
「えっ、お前シスコンなの?」
「ブン殴るぞ、お前」
「冗談だって、ごめんって」
「はぁ……、家族の頼みだから、忘れない内に行くだけだ」
「そっか……。悪かった、気をつけてなー」
「おう」
お土産屋さんに到着した蓮は、手頃な値段のお土産を選んでいた。
「さて、あの子になに買っていこっかなー」
そのとき、蓮の視界にあるものが入った。
「魔除けの砂?」
蓮は一週間前に琴音と話したことを思い出していた。
勢いで始めたから、ネタが思いつかない。
ノリで次回予告やってみるか。
自主研修に出発した六道班一行、その前に謎の男が現れる!
六道さんはこの男のことを何か知ってそう?
えぇ! 男が狙っているのは蓮の持っている砂⁉︎
これは売店で売ってる程度の魔除けの砂。
普通に売店行けよ‼︎
次回、白沙死す。
デュ○ルスタンバイ!
これ著作権大丈夫かな?




