3章31話
屯所まで犯罪者を連れて行ったスライア達を待つ間気を失ったままのキテオンの傍に落ちている被っていた布で流した血をごしごしと拭き取る。
「水があるともっと落ちて助かるんだが………って自分で出せよって話だよね。」
と自分で自分を突っ込みながら祝福で水を出し血を落とす作業をしていると
「うっ、ううん。」
とキテオンが目を覚ました。
「キテオンさんどこか体がおかしい所はありますか?」
と私が尋ねると
「え、あーそういえば切りつけられましたね。今のところは大丈夫です。はい。」
とこんな刃傷沙汰の後でも言葉は丁寧なキテオン、恐るべし
そんなことを思っているとキテオンは辺りを見回して
「スライアさんとヒルコスさんは屯所に………と………を……ですね。」
認めたくなかったのだろラトランとメイヤの名前をはっきりとは言えなかったが連行されたのはわかったようだ。
少し悲しそうな顔をして
「タージャさん、またあなたに助けられましたね。本当にありがとうございます。所でお腹空きませんか?たいしたものではないですが乾パンと確か果物くらいはあったはずですのでちょっと待ってもらえますか。」
と言い残しキテオンは奥の部屋に引っ込んで行った。
まあ確かにお腹は空いてはいるがキテオン的には本当は食欲もないんだろうになと考えているとガチャリと玄関のドアが開き
「屯所は意外と近かったぜ。ヒルコスさんは今日はもう忙しいから来ないんだってよ。明日色々聞きたいそうだからって、あれ?キテオンさんは?」
スライアは帰ってくるなりそう言って私に聞いてくると
「スライアさん、私の従者がご迷惑おかけしましたね。」
と奥からキテオンが現れ
「お疲れでしょうし、お腹もすいてるでしょう。何にもないですがさあ食事にしましょう。さあこちらにどうぞ。」
と奥の部屋に招かれ中央にあるテーブルに乾パンと見知らぬ果物が置かれていて
「席についてさあ食べましょう。」
とキテオンの合図で席へついて食べ始める。
3人とも色々な事がありすぎ疲れていたから終始無言で食べている。
食べ終わるとキテオンが
「もうお疲れでしょうし私も正直参りました。少し早いですが寝ましょう。」
と私とスライアを客室と思われる場所に案内し
「お休みなさいませ。」
と言い残しキテオンは自室にもどっていった。
室内にはベッドが2つ並んでいて
「スライアさんお休みなさい。」
と一方的に告げさっさとベッドに横たわるとあー久しぶりのベッドは快適だーと思ったところから記憶が途切れる。
そこから朝まで一回も起きなかったのはやはり疲れていたらしい。
誰か私に文才を~~orz




