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3章29話

ヒルコスに怒られる前にさっさと中に入ると


「ですから先程申した通り私はご主人様が亡くなって………………って、ご、ご、ごぉ、ご主人様ぁーーー?」


ヒルコスに再度お断りしている途中だったラトランがキテオンの姿を見るなり一瞬言葉を失いそして叫ぶようにご主人様と酷く驚いていた。

ヒルコスが


「ラトランお前は死んだと言ったよなキテオンが、だがどういったわけかキテオンはこの通りぴんぴんして帰ってきたんだがこれは一体どういうことだ。」


とラトランに問うと


「そ、そんなはずはないです。ご、ご主人様は、ご主人様は………………」


と語尾が消えラトランはキテオンをじっと見つめると


「この偽者めご主人様の名を語るとはどういうことですか。ヒルコスさんこの人は偽者です。」


とキテオン偽者に仕立てあげて乗りきるつもりらしいが


「偽者ねぇ、まあ茶番はこの辺にするか俺達はさっきお前が自慢気に効かない魔物避けの香でキテオンを魔物に襲わせたと言ったのを俺達はドア越しに聞いてたんだよ。バレてない悪事をべらべら喋ってんだ自白も同然だろ。さあ観念して捕まれや。」


と言うが


「待って下さい。あなた方が私を嵌めて犯罪者に仕立てるつもりですか。私がそんなことを言うはずないじゃないですか。」


とラトランは否定し続けて


「大体何なんですか偽者まで連れてきて何がしたいんですか。」


と言葉遣いは丁寧だが声は大きくイラついている感じだ。

ヒルコスは


「まあ偽者と思いたいのは山々だろうが大体こんなにそっくりな人がどこにいるんだよ。こんなにそっくりなら町で噂になるだろう。残念だが本物のキテオンだぜ。ほらキテオン何か言ってやったらどうだ。お前しか知らんラトランのこともあろうし。」


と言いキテオンは


「……ラトラン、私は知っているよ腕の奴隷印章だけじゃないのを……君の背中には重犯罪を犯した者が付けられる印章も背負っていたのをね。」


と告げるとヒルコスが


「見せろよ。」


と言うがラトランは


「何で見せなきゃならないんですか。そんなものあるわけないです。」


頑なに拒否する。

それを予期していたヒルコスがスライアにアイコンタクトを送るとスライアが素早くラトランに近づき羽交い締めにする。


「おい、離せよ。」


化けの皮が剥がれて乱暴な言い方をするラトランを無視しヒルコスがラトランの背中の洋服をたくしあげる。

そこには醜い醜い犯罪者の証の焼き印の後がくっきりと付いていた。


「確かに罪人の証が付いているな。町のやつはお前が元は奴隷であることは知っていたが犯罪者とはキテオン以外は知らねぇことだな。もう偽者とは言わせねえ。」


と宣言するが


「嘘だー、嘘だー。あんな傷で助かるはずないんだーー。」


と往生際が悪く叫びつい本当を言うとヒルコスが


「あー傷?何か通りすがりの親切な人が治したらしいぜ。」


と適当なことを言い


「後言いたいことは屯所で聞こうか。香包屋のメイヤお前にも聞きたいことがあるから来い。」


とヒルコスはメイヤに告げる。

メイヤはキテオンに素早く近付くと短刀を何処からともなく取りだしキテオンの首を切りつけ


「あなたが生きて帰ってくるのがいるのが悪いのよ。そうすればラトランは捕まらなかったのにね。」


と逆恨みしたメイヤに切りつけられたキテオンの首から大量の血が噴き出している。

あの女何てことをしてくれてんだ。

また治さないといけないじゃないか疲れているのにもお(怒)

こうして修羅場は血に染まる結果になってしまったな。


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