3章24話
おそらくスライア上げた大声に反応したのだろう門番らしき兵士が何事かと町の方から駆け寄って
「おいお前か大声を出したのは、ん?何だその鎧はこの辺じゃあみない型だな。それに幼子を連れているとこを見ると貴様人拐いだな。さあこい徹底的に尋問してやる。覚悟しろ。」
と門番(仮)がスライアの腕を掴んで何処かに連れて行こうとしている。
「俺は怪しくない。はーなーせー。」
とスライアがジタバタする。
怪しいのはしょうがないとしてとりあえずヤバい人拐いの件は私が止めないとと門番(仮)に話かけようとしたらキテオンが
「ヒルコスさん、待ってください。この人は怪しい人ではないんです。ちょっと話を聞いてもらえませんか?」
と門番(仮)を呼び止め嘆願する。
門番(仮)はヒルコスっていうんかいと私が思っているとヒルコスはキテオンをまじまじと見つめる…………心なしかキテオンを見ているヒルコスの顔が段々青ざめてきている気がする。
「で、で、で、出たー。」
と突然ヒルコスが叫び
「お、お、お、おば、おば、お化けー。」
とヒルコスがキテオンを指差しながらその場で腰を抜かしてしまった。
え?どういうこと?と呆気にとられていると
「ラトラ、ラトラ、ラトランがキテオ、キテオンがな、な、なく、亡くなったって、しら、しら、知らせにき、き、来た、ば、ば、化けて出たー。」
と気絶した。
え?なにこれ?と3人ともフリーズしてしまった。
フリーズすること1.2分キテオンがいち早く頭が再起動し
「えー、話を纏めるとヒルコスさんは私をお化けと思っていて理由は私が死んだとラトランが知らせたと………………え?え?ラトランは生きているのでしょうか?え?どういうことなんでしょう。」
と要約しながらパニックに陥るキテオン。
死んだと思っていた従者がいち早く町にキテオンが死んだと知らせたことに驚いているようだ。
とりあえず
「キテオンさん、このヒルコスさん?の意識を回復させてちゃんと聞いたらいかがですか?」
と提案してスライアには
「スライアさん今のうちに鎧を隠してください。証拠品がなければどうにでもなるはずです。」
と指示をだすと
「お、おう。」
と返事をし鎧をはずし布をキテオンに貰うと鎧を包み適当な砂のなかに埋めるのだった。
こうして3人でヒルコスの気が付くのを待つことになったのだがさてさてどういうことなのかな。
何か引っ掛かるんですけどね。




