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3章16話

行商人(仮)が手をふるふると震わせながら天に伸ばし


「だっ、だっ、誰かっ、みっ、みっ、みっ、水を、くっ、くっ、くっ、下さいぃぃい。」


と行商人(仮)が必死感半端ない言葉を発した。

私もさっきまで三途の川付近から帰還したばかりで余り回復はしてないが祝福で水を出して食器に注ぎ


「スライアさん私はご存じの通り限界が近いですからあの人に飲ましてください。」


と面倒なことをスライアに押し付け適当に横になり心身の回復をするべく目を閉じ瞑想………………嘘です疲れたから眠いだけだ。

うとうとしながらも耳だけは行商人(仮)を気にかけている……………………………………えっ?リアクションはなし?あんなに水を欲しがっていたのに……。

待てど暮らせど助かったーやらありがとうやらの声は聞こえない。

仕方なく起き上がり行商人(仮)を見るとまだ倒れているしさっきまで動いていた手までも動かない思わず


「えっ?死んだ?」


と呟くと


「おい、死んでないから水を飲んでまた寝ただけだから、所でこの乾燥肉ちょっと位貰ってもいいよな。タージャも腹減ったろう。」


とスライアはなんの考えもなく行商人(仮)の持ち物をパクろうとしているのでそれがいかに愚かな事かを言い聞かせなくては


「スライアさんそれはいけません。確かに私もスライアさんも固形の食品が目の前にあったら食べたいのはしょうなないんです、しょうなないんですがこの場合はこの行商人(仮)の性格がもし悪かったら後々面倒になるのは目に見えています。こちらが優位に立つためにはここは食べない選択をする方が正しいはずです。」


とスライアに言うと


「………………解った。タージャがそう言うのなら今日は乾燥肉を貰うのは諦める。どうせこの行商人(仮)は明日の朝まで目が覚めないだろうしからな。夕方になってきたから俺たちも少し早いが寝るか。」


と一応聞き分けてくれたようだ。

何時ものごとくスムージーを飲んで眠るのだが疲れていた成果スムージーを出して飲んで手を洗ったらそこからもう倒れるように眠った。


翌日


「相変わらず暑いわ~。」


と目覚めるとすぐそばで土下座している行商人(仮) がいた。


「はっ?どういうこと?」


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