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3章12話

明けない夜はない暑くない砂漠はない。


「暑い、暑すぎ、干からびそう。」


そんな言葉を吐き出しながら起床して隣をみるとスライアがいない。

何処だとその辺を見ると少し離れた場所でスライアが真剣な顔で砂に置いた何かを見ている。

私としては喉も渇くしお腹も空いているので


「スライアさん、おはようございます。何を見ているか知りませんがとりあえず食事にしませんか?」


と話し掛けスライアと食事がわりのスムージーを取る。

スムージーを飲み終わりいい加減固形物が食べたいなと思っていると


「タージャが起きるまでの間に魔物から取り出した短剣二本と指輪一つをじっくりと観察していんだ。錆びてない短剣は真新しいのでもしかしたら俺達に会う前に人を襲ったばかりだったのかもしれないということが分かったが後の錆びてる短剣と指輪は村か町にたどり着いたときに研磨してもらわないとわからないな。まあ生きてたどり着ければの話だがな。」


とスライアが分析した結果を報告したので


「スライアさんそんな絶望的なことを言わないで下さいよ。きっと大丈夫ですよ。頑張って歩きましょう。」


と励ます


「そうだなタージャも頑張ってんだもんな。行くか。」


こうして砂に足を取られながら歩いては休む歩いては休むと昨日と同じようにスライアが先頭に立って進む。


数時間経っただろうか歩きながふとえーと人間って水だけで何日持つんだっけと一生懸命思い出そうとするが度忘れしている。

確か数日だったきがするがスムージーを飲んでいるからえーとどうなるんだっけと考えて歩いていると


「タージャ止まれそしてこっちを見ていいというまで後ろを向いていてくれ。頼む。」


とスライアが突然後方にいた私に言ってきた。

言われた通り後ろを向く、想像するに前方に子供である私が見てはいけないものがあるらしい。

恐らく生死不明の人が倒れているのであろう。

私がそう考えている後方で


「おい、おい、生きてるか。」


というスライアの呼び掛けとぺちっ、ぺちっという音が聞こえる。


「しっかりしろ、水が要るのか?あの魔物にやられたのかクソッ、この怪我じゃあ助からないか。」


とスライアの声で判断するにどうやら怪我などで瀕死の状態の人が倒れていたようだ。

……どうしよう私なら助けれるかもしれない………………果たしてそのカードを切るべきかどうかだね。

スライアに瀕死の人の服装等を教えてもらうべく


「スライアさん、もしかして誰か倒れているんですか?それと生きているんですか?」


と大声で尋ねると


「確かに倒れているがとても子供のタージャが見るには酷い怪我で今にも生き絶えそうになったいるからこっちを見るなよ。」


とスライアに言われ私に見せられないくらい酷い怪我なのは分かったが


「スライアさんその人の職業はわかりますか?それと何か周りに転がっていますか?」


と重要ポイントを聞く


「えっ……職業?クソッ、こんなときに何を聞くんだ。」


と怒られたが構わず


「スライアさん、これは重要なことなのです。お願いします。」


と重ねてスライアに尋ねる。


「何が重要なのかは知らんがそこまで言うならあくまでも俺の主観だが……頭に布を巻いていて服は普通の服だな多分体型は小太りでとてもじゃないが戦えないだろう。それと周りには色々転がっているぞ。ろうそくやら木材やらがん?やけに多いな。」


と恐らく表現力が乏しいだろうスライアが答えた情報から答えを出すと…………商人だな多分……うんこれは助けないといけないよね。

助けるというカードを切ることに決めた。

さてどうなることやら。


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